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専門外来のご案内

小児気道外来

乳幼児の「ゼーゼーする」「ヒューヒュー鳴る」といった喘鳴や息苦しさは、成長とともに自然軽快するものから、生命に直結する気道狭窄まで様々です。当科の小児気道外来では、喉頭軟化症、声門下狭窄症、気管軟化症、声帯麻痺といった新生児・乳幼児の複雑かつ難治性な気道疾患に対する専門的なアセスメントと最先端の集学的治療を行っています。

当外来の最大の強みは、診療科の枠を超えた強固なチーム医療体制にあります。耳鼻咽喉科医だけでなく、小児外科、小児科、小児麻酔科、PICU(小児集中治療室)の専門スタッフが集結し、24時間体制で重症気道疾患に対応しています。診断においては、全国的にも先駆けとなる新生児DISE(薬物誘発睡眠内視鏡検査)を導入しています。自発呼吸下での詳細な動的気道評価を行うことで、従来は難しかった気道虚脱のメカニズムを可視化し、過不足のない最小限の手術計画を立案することが可能です。

特にNICU(新生児集中治療室)に入院中の重症症例に対しては、将来的な発声や発達への影響を考慮し、可能な限り長期的な気管切開を回避する方針をとっています。その一環として、気管切開を行う前に上喉頭形成術(Supraprglottoplasty)などを積極的に施行し、自然気道の温存と早期抜管・退院を目指します。

また、すでに気管切開を受けているお子様に対しても、定期的な内視鏡評価と段階的アセスメントを行い、必要時には内視鏡的なバルーン拡張、肋軟骨移植術、輪状軟骨気管部分切除術などを実施し、安全な気管切開カニューレの抜去(デカニュレーション)に向けた包括的なサポートを提供しています。気道トラブルを抱えるお子様とご家族を力強く支えてまいります。