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専門外来のご案内

透析療法選択外来

透析療法選択外来について

当院ではこれまで腎不全の進行した患者さんに対して、「外来受診時に医師が腎移植や透析療法などの腎代替療法について説明を行う」、「腎看護専門相談で看護師が説明を行う」、「慢性腎臓病(CKD)教育入院中に医師や看護師が説明を行う」、あるいは「年1回腎代替療法に関する市民公開講座(腎臓病教室)にて説明を行う」、などで腎代替療法の情報提供を行ってきました。
しかし、医師から「外来では十分な情報提供を行う時間が確保できない」といった意見や、患者さんから「看護師だけではなく医師の意見も聞きたい」、「入院が難しい」、「予定が合わず市民公開講座に参加できない」、「情報が多すぎて理解が出来ない」、「わかりやすく時間をかけて説明してほしい」などといった要望を頂きました。
そこで2013年5月より医師・看護師が同席して行う「透析療法選択外来」を開始しました。この外来は可能な限り患者さんのご家族にも同席していただき、患者さんに最も適した治療は何なのかを医師・看護師・患者さん・ご家族の皆さんで一緒に考える場としています。

外来日について

外来日は第2・4土曜日の午前中で1日3組(1組あたり1時間程度)までとしております。透析療法選択外来を受診し、腎代替療法を開始した患者さん・ご家族の多くから「自らの意思で治療方法を選択することができた」、「ゆっくりと納得のいく説明を聞くことが出来た」との意見を頂戴しております。また、この外来を受診することで計画的に透析の準備を行い、適切な時期に治療を開始することが可能となります。さらにこの外来では医師、看護師が同席して説明を行うことで身体的、精神的、社会的な疑問にその場で対応でき、患者さんが抱える多くの不安が解消できると考えております。受診を希望される患者さんは遠慮なく、外来担当医師にご相談ください。