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中央器材室

中央器材室

ご挨拶

手術室の器械の洗浄・滅菌を中心に、病棟および外来の滅菌器械管理を長年担ってきた医療器材室は2022年4月より中央器材室となりました。新病院への移行に伴い、医療器械をただ洗浄滅菌管理するだけではなく、様々な業務の整理とシステム化を行っていくためです。手術・侵襲的処置・検査においては術式などにより、症例それぞれに必要とされる機械や器材のセット化準備、また医療材料や必要備品をピッキングした個別カート作成が必要であります。これにより無駄のない確実で安全な周術期管理が行われ、今まで手術室看護師や外科医、麻酔科医、臨床工学士などが、自ら行ってきた業務をアウトソーシングすることで医療従事者の業務負担軽減と効率化、そして働き方改革の一因となることを狙いとしております。また、医事会計・医療費の請求漏れや無駄な出費、医療資材の滅菌期限切れを抑制することで、病院全体の効率的な運営にも役立つものと考えています。
2022年における医療器材室の実績は、院内洗浄受付数:約2000-3000件/月、院外滅菌依頼件数:約9000件/月と大変膨大な業務量であり、外部委託業者ご協力のもと担ってまいりました。2023年新病院移転後、院外滅菌はなくなり、全て院内で洗浄滅菌する体制を取り2023年3月は15,665件/月の高圧蒸気・EOG滅菌を行っております。今後は更なる体制の強化が必要であり、中央器材室は歴代の中央手術部師長、調達部購買・物品管理課、そして診療部との橋渡しを含め手術室・周術期を熟知した私がまとめ役となり、煩雑で特殊な業務を、長年にわたり手術・器材室業務に携わったスペシャリストの皆さまのお力添えのもと、発展させてまいりたいと思います。

坂本三樹(教授)

中央器材室 室長

坂本三樹(教授)

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