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形成外科

形成外科

主病棟 入院棟9階南病棟
外来 病院本館3階
対応疾患 先天異常(口唇・口蓋裂、小耳症、臍ヘルニア、多指症、合指症など) 頭頸部再建、乳房再建、胸壁・腹壁再建 顔面外傷、熱傷、皮膚腫瘍、母斑 難治性潰瘍、瘢痕、ケロイド 眼瞼下垂、腋臭症、陥入爪など

ご挨拶

聖マリアンナ医科大学形成外科学教室は1971年の開設から50年以上の歴史を誇り、多くの手術・研究を行って来ました。

特に日本で初めて成功させた培養表皮移植をはじめとする再生医療技術で日本のトップランナーとして活躍しています。

2013年4月に梶川が第4代教授に就任後は、専門とするマイクロサージャリーの技術を生かし、乳房再建や頭頚部再建などの再建手術に力を入れています。患者さんのQOL(Quality of Life)向上のため、より安全でより美しい結果を求めて多くの新しい手術を開発し、患者さんの高い満足を得ています。私たちは、今後も「自他相愛」の精神で、患者さんの立場に立ち、できるだけきれいに治すことを目標に診療・研究に努力して参ります。 

梶川 明義(主任教授)

診療部長

梶川 明義(主任教授)

診療内容

形成外科では、先天性および後天性の体表のあらゆる部位の病変、変形を治療する科です。患者さんのQOLを向上し、社会適応を容易にすることを目的として、主に手術を中心とした外科的治療による機能および形態の再建を行っています。
手術は外来での局所麻酔下手術や入院しての全身麻酔下手術があります。
この他、当科では外来における内服薬や外用薬、注射による治療、レーザー治療、特殊な再生医療なども行っています。

対象疾患

  • 顔面外傷・骨折、顔面変型(顔面神経麻痺、眼瞼下垂など)
  • 熱傷・瘢痕拘縮
  • 先天異常(口唇口蓋裂、小耳症、乳房変形、臍ヘルニア・臍突出症、多指症・合指症など)
  • 皮膚腫瘍、軟部腫瘍、血管腫、リンパ管腫など
  • 悪性腫瘍切除後の再建(頭頚部再建、乳房再建など)
  • 皮膚難治性潰瘍、褥瘡
  • ケロイド、肥厚性瘢痕
  • 美容・腋臭症、陥入爪など 
初診外来 再診外来 専門外来
午前 ○梶川明義
鍋島諒大
沖野照仁
午後 [外来手術]
午前 △相原正記
宮野竜太朗
遠藤春夏
杉本同
午後 [外来手術]
午前 ○梶川明義
望月靖史
沖野照仁
午後 [外来手術]
[頭髪外来]
午前

△相原正記
鍋島諒大
浅井凜太郎

午後 [外来手術]
午前 友近真世
海野芙美香
午後
午前 交替制
午後

〇=部長、△=副部長、[非]=非常勤

都合により変更になる場合があります。

午後は原則再診のみ(予約制)

( )内の数字は第何週目かを示しています。

休診・代診のご案内

現在「休診・代診のご案内」はありません。

主な手術および検査件数
(2021年度実績)

手術名・検査名 件数
外来手術 514
入院手術 421
合計
(外来手術+入院手術)
935
顔面骨・軟部損傷形成術 201
先天異常形成術 44
腫瘍切除および再建術
(乳房再建など)
588
瘢痕・瘢痕拘縮・
ケロイド形成術
39
難治性潰瘍形成術 6
炎症・変性疾患形成術 11
美容手術 1
その他 22
Extra レーザー治療 23

1985年、日本で最初に自家培養表皮移植に成功し、以降今日までに600例以上の症例を治療してきました。症例の内容としては、全身熱傷、熱傷後の瘢痕、広範な色素性母斑、白斑、刺青などがあります。また、主として外来で同種培養表皮移植による熱傷創の治療も行ってきました。培養表皮を用いての治療はまだ全国の病院で一般的に行われているものではなく、より高いレベルの培養表皮医療の提供を目指すために、当科では培養表皮 によるティッシュ・エンジニアリング技術の開発に最も力を入れています。そのほか、再生医療技術をもとにした多血小板血漿(PRP)による難治性潰瘍の治療にも取り組み、先進医療の認定も受けております。

乳房再建や臍形成術をはじめとして多くの分野で新しい手術を開発し、学会・論文で発表し、診療に役立ています。特に乳房再建では、日本の医科大学病院の中で最も多くの症例を扱い、最新の手術では再建したことがほとんど分からないような手術成果を上げています。

当科では、院内他科とも連携し、患者さんのQOL向上のために最新の形成外科手術・治療を行っています。患者さんの先天性・後天性の変形にお困りの場合は、どんな小さなことでも遠慮なくご相談・ご紹介下さい。

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