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集中治療センター

集中治療センター

主病棟 入院棟2階総合集中治療室

ご挨拶

当センターは、2023年1月1日に新たに立ち上げられた66床の重症病棟です。
海外では、他職種が連携をする集中治療部門が一般的ですが、国内では、「術後ICU」「救急ICU」「循環器ICU」「心臓血管外科ICU」と独立した運営をしている施設が多く、横の連携が課題となります。
当センターでは、66床の重症病棟の垣根を低くし、「人材・器材の有効活用」「プロトコールを標準化」を図り、集中治療グループが協力して横断的な運営をしていく事を大きな特徴としています。
ICU(集中治療室)は、救急ICU6床・小児ICU6床・神経ICU4床・一般ICU4床・循環器ICU6床・心臓血管外科ICU4床の計30床、HCU(高度治療室)は、一般HCU12床・救急HCU24床の計36床となっています。
ICUには集中治療専門医の中でもより各ICUに特化した指導医を配属し、質の高いそしてhigh volumeな治療を提供しています。特に、小児ICUが含まれていることで、今まで国内ではあまりなかった領域も展開しています。一般ICUでは、術後HCUでの管理と院内急変患者の受け入れなどを行っています。

 

藤谷 茂樹(主任教授)

センター長

藤谷 茂樹(主任教授)

救命救急センターからの患者受け入れ体制

併設されている救命救急センターと連携しております。
今後ERで二次救急を告示することにより、より多くの救急車の受け入れ、入院患者が増加することが予想されます。その対策として、夜間急患センターからの入院患者の受け入れは救急HCU24床で行い、2~3日以内に院内の各科病棟もしくは近隣の病院へ転院調整を行っていく予定です。

重症ダッシュボードと入院患者のビデオカメラ設置

66床の病床があるため、患者の重症度の把握や、急変時の対応が必要となってきます。
そのため重症病棟の患者全員に対し、重症度スコアが経時的に抽出されているダッシュボードとビデオカメラの設置を行っており、常に遠隔からでもモニターを可能とし早期に適切な介入ができるようにしています。

パンデミックや災害時に対応できるユニット

大規模災害時には人工透析患者の受け入れも必要となるため、ICUとHCUに合計6床のコンソールを設置しています。
また、新型コロナウィルス感染症のようなパンデミックに備え、救急HCUの24床は、ボタン一つで段階的に陰圧空間にできるようになっています。
そして、災害対策会議が開催できる大会議室も重症病棟フロアに設置し、来る災害に備えています。

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