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呼吸器インターベンションセンター

呼吸器インターベンションセンター

ご挨拶

高齢化社会や環境変化に伴い、肺がん、COPD(慢性閉塞性肺疾患)、間質性肺炎などの呼吸器疾患は増加しており、これらは患者様のQOL(生活の質)に直結します。従来の治療では対応が困難な症例に対し、当院は宮澤輝臣前教授の時代より、低侵襲な呼吸器インターベンション(気管支鏡を用いた介入治療)を積極的に導入してまいりました。

令和851日、私たちはこれらの先進的な知見を集約し、多職種連携をさらに深化させるため「呼吸器インターベンションセンター」を設立いたしました。紹介から治療、術後管理に至るまで、病院全体の専門性を結集し、患者さんに安心・安全で高品質な医療を提供することをお約束いたします。

センター長

半田 寛(准教授)

    当センターの特徴

    治療実績について

    • BLVR(気管支鏡下肺容量減量術):2023年に保険承認された重症COPDに対する最新治療を実施しています。
    • 中枢気道狭窄への介入:気道拡張術やステント留置術において、関東一円から症例の紹介を受け実施しています。
    • 難治性気胸へのアプローチ:外科的治療が困難な症例に対し、EWS(シリコン充填物)を用いた塞栓術を実施しています。

    多職種チームによる徹底した安全管理

    高度な介入治療を安全に遂行するため、診療科の枠を超えた強固な連携体制を構築しています。

    • 連携部門:呼吸器内科、呼吸器外科、麻酔科、救命救急センター、放射線科、看護部、地域連携室が運営委員会に参画し、症例検討や安全対策を審議します。
    • 高度なバックアップ:不安定な気道状態に対し、麻酔科による自発呼吸を残した管理や、必要に応じた救命科・循環器科との連携によるECMO(体外式膜型人工肺)の検討など、万全の体制を整えています。

    次世代への技術継承と研究推進

    「匠の技」を次世代へつなぐ教育機関としての役割も担っています。

    • 医学生や若手医師への手技指導、他施設医師への教育を推進しています。
    • 新規医療技術の導入や臨床研究(気管支バルブの前向きコホート研究など)を通じ、呼吸器医療のさらなる発展に寄与します。

    対象疾患と主な治療内容

    当センターでは、主に以下の疾患に対する専門的介入を行っています。

    ●悪性・良性の気道狭窄(肺がん、食道がん、気管支結核など)
     気管支バルーン拡張術、レーザー治療(YAG)、ステント留置術(シリコン・金属など)

    ●重症COPD(肺気腫)
     気管支バルブ留置(BLVR)による肺容量減量

    ●難治性気胸・有瘻性膿胸・難治性瘻孔
     EWSを用いた気管支瘻孔閉鎖術、有瘻性膿胸の瘻孔閉鎖、他臓器との肺瘻閉鎖など

    ●特殊な気道疾患 再発性多発軟骨炎による気管気管支軟化症など

    医療関係者の皆様へ

    当センターは、紹介先医療機関との密接なネットワークを重視しています。気道狭窄症例、重症COPD、難治性気胸などの治療でお困りの際にはぜひご相談ください。地域連携室(メディカルサポートセンター)を通じて、スムーズな受け入れと術後フォローアップを実践してまいります。

    1. 硬性鏡(原田産業株式会社 ホームページより)

    2. 気道ステント一式

    3. EWS(気管支充填物)(原田産業株式会社 ホームページより)

    4. 気管支バルブ

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