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下垂体は脳の一部でありながら神経機能ではなく内分泌機能を担っています。そのため下垂体腫瘍は脳腫瘍に分類されるものの脳外科の知識や技術のみならず内分泌に関する専門知識が必要です。解剖学的にも頭蓋内にあるものの頭蓋底部に存在し、経鼻的手術が主な治療方法であることも通常の脳腫瘍と異なり特異的です。
対象疾患は非機能性下垂体腺腫、機能性下垂体腺腫(先端巨大症、プロラクチノーマ、クッシング病など)、頭蓋咽頭腫、ラトケ嚢胞、くも膜囊胞、傍鞍部髄膜腫、胚細胞腫瘍、下垂体炎、下垂体機能低下症など広く取り扱っております。
脳神経及び内分泌に関する広い知識をもとに正確な診断が重要です。この段階で不適切な診断に至るとその後の治療戦略に大きく影響します。また疾患によっては難病指定となる事もあります。これには術前の内分泌負荷試験を含めた診断が必須になります。適切な診断のため専門外来でご相談下さい。
4K高画質内視鏡システムを用いた経鼻手術を中心としておりますが、病態によっては開頭術や経鼻と開頭手術を同時に行うこともあります。豊富な経験から適切な手術方法を選択します。下垂体病変の治療は手術のみではありません。薬物療法、放射線治療、ホルモン補充療法など様々な非手術的治療を適切に選び長期的な病態のコントロールを必要とします。内分泌内科と連携をとり適切な治療に取り組んでおります。
眼科、内科などで下垂体疾患を疑われた方、現在下垂体疾患で通院中だが心配な方など、一度お気軽にご相談下さい。
外来診察日 | 水曜日午後(14時から)、(水曜午前の脳神経外科外来枠でも受診可能) |
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予約方法 | 基本的には不要 他院からのご紹介の場合、ご予約頂くことをお勧めします。 |
担当医 | 高砂浩史 脳神経外科学会指導医 日本内分泌代謝科専門医(脳神経外科) 日本神経内視鏡学会技術認定医 |
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