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専門外来のご案内

弁膜症外来

外来日について

弁膜症外来 水曜午後(担当:出雲)、金曜午前(担当:出雲)
初診外来 平日と土曜日の午前

聖マリアンナ医科大学病院は弁膜症に対するカテーテル治療の指導施設です

超高齢化社会を迎えた日本では弁膜症が爆発的に増加しています。今まで弁膜症に対する治療は外科手術しかありませんでしたが、最近では足の付け根から管を入れて行うカテーテル治療が急速な勢いで普及しています。カテーテル治療は開胸することなく、また人工心肺を必要としない低侵襲治療のため、高齢者に多い弁膜症への画期的な治療法として世界中で注目を集めています。聖マリアンナ医科大学病院ではそのカテーテル治療に力を入れており、大動脈弁狭窄症に対するTAVIや僧帽弁閉鎖不全症に対するマイトラクリップの症例数は国内有数を誇り、また良好な成績も維持しています。 弁膜症発見の鍵は問診と聴診などの診察です。心雑音などを認めた場合には是非ともご紹介頂ければ幸いです。スタッフ一同、心よりお待ちしております。

カテーテル治療

弁膜症外来について

動悸や息切れ、胸の痛みなどの症状にお悩みの方、心臓の雑音を指摘されたことのある方は「弁膜症外来」へ是非ご相談下さい。丁寧に病状や今後の方針説明を行います。
心臓の弁がうまく機能しないことで、息切れなどの症状が出現する「心臓弁膜症」。この病気は高齢化が進む日本でとても増加しています。当院ではハートチームを形成し、外科手術やカテーテル治療の専門家、心臓超音波や画像診断のエキスパートのみならず麻酔科医、看護師、放射線技師、理学療法士、臨床検査士が一体となって、患者さんに適した治療を選択していきます。外科治療では、大きく胸を開ける治療だけではなく、小さな傷で手術を行う低侵襲治療(MICS)を積極的に数多く施行しています。また最近話題の大動脈弁狭窄症に対するカテーテル治療(TAVI)も近々導入予定で、外来担当医師はその治療の先進国であるアメリカ合衆国で学んでおります。我々のハートチームが万全の態勢を整えて弁膜症に悩む皆様をお待ちしております。

待望の透析患者さんに対するTAVI開始

2021年2月より透析患者さんの大動脈弁狭窄症に対するカテーテル治療(TAVI)が開始となりました。
当院では2016年から非透析患者さんに対するTAVIを施行させて頂き、2019年からはTAVI指導施設(国内9施設)として診療を行っておりましたが、2021年2月より透析患者さんへも保険償還され、聖マリアンナ医科大学病院でも開始いたしました。 (全国30施設前後、神奈川県内3施設での開始となります) 低侵襲カテーテル治療により入院期間は約1週間と短く、開胸リスクの高い透析患者さんにとても期待されています。 是非とも透析患者さんを診療されている先生方と密な連携をさせて頂き地域医療に貢献できれば幸いです。 大動脈弁狭窄症をはじめ弁膜症を患っている患者さんがいらっしゃいましたらいつでもご紹介をお願いいたします。

設備

最先端治療可能なハイブリッド手術室
手術室写真

2Dだけではなく3Dを用いて詳細にエコー診断をいたします。

僧帽弁閉鎖不全症の運動負荷心エコー
エコー写真
僧帽弁閉鎖不全症の3D心エコー
エコー写真

労作時の息切れは、「安静時」だけではなく「運動時」の心エコーも行うことで正確な診断をいたします。