栄養相談｜聖マリアンナ医科大学病院

栄養相談について

現代社会では、朝食の欠食、夕食時刻が遅い、食べ過ぎ、偏食など、栄養のバランスの保たれた食事をとることや健康的な食生活を送ることが難しい生活環境下にいる人が少なくありません。このような食生活が続くことで、肥満、糖尿病、高血圧、脂質異常症などの生活習慣病をまねきやすくなり、これらの疾病が合併すると、脳血管疾患や虚血性心疾患などを発症するリスクが高くなることがわかっています。
生活習慣病の多くは、食事や食生活を見直し改善することで、疾病の改善に効果があることがあきらかになっています。

現在、テレビやインターネットなどで栄養や食生活に関する情報が氾濫し、正しい知識を理解して食生活を改善していくことはとても難しいことです。
当院の管理栄養士は、栄養の専門家として、患者さん個々の生活背景や食生活の内容を踏まえて、実行可能な方法を患者さんと一緒に考え、提案していきます。また、定期的に栄養相談を受けていただき、食事療法を継続することの重要性を理解し、長期に良好な自己管理ができる能力を身につけていただけるようにお手伝いをしています。

栄養相談は医師による依頼が必要となりますので、ご希望される場合は、担当医にお申し出下さい。また、当院受診の患者さんだけでなく、他院へ通院されている患者さんも栄養相談を受けることができますので、かかりつけの医師にお申し出下さい（指導料は実費扱い）。