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リハビリテーション技術部

リハビリテーション技術部

ご挨拶

リハビリテーション技術部では、「患者様および病院スタッフを家族の一員と考え対応し、さらにプロフェッショナルな医療を提供する」との理念を掲げています。また、大学病院の使命として、臨床・教育・研究の3本柱に日々取り組んでいます。

①    臨床

当院では、入院に伴う体力の低下や合併症予防の観点から、入院後早期・手術後早期からリハビリテーションが開始される患者様が多くいらっしゃいます。患者様が様々な疾患や障害を抱えているなかでリハビリテーションを行うためには、時には根気や活力が必要になります。私たちは患者様ひとりひとりの症状、体力、気分、状況などを理解し、患者様との信頼関係を構築したうえでリハビリテーションを行っています。また、症状が変動する可能性を考えながら、適切な安全管理のもとリハビリテーションを行っています。
安心安全なリハビリテーションの提供には、医師、看護師、栄養士、メディカルソーシャルワーカー、薬剤師、医事や管理の事務などの他職種との連携が欠かせません。患者様ひとりひとりの身体・精神・認知機能や日常生活動作能力などを適切に評価し、チームスタッフと共有することで、患者様のクオリティー・オブ・ライフの向上や日常生活動作の改善に努めています。



②    教育

リハビリテーション技術部では、新人研修を始めとする充実した教育・研修システムを構築しています。臨床場面では、様々な疾患や領域を経験することで、幅広い知識や技術の習得を目指します。新人研修を修了した後は、学生および新人教育に携わり、教育者としての経験を積んでいきます。また、リハビリテーション部門内外・病院外で実施される学習会への参加を推奨しており、新しい知見を得られる環境作りを進めています。

③    研究

大学病院のリハビリテーション部門として、研究活動にも積極的に取り組んでいます。疾患別や分野別に研究チームを設け、研究計画の作成、データ収集・分析、学会発表、論文作成を行っています。また、リハビリテーション技術部内において、研究活動の実践方法についての勉強会を開催し、後進の育成にも取り組んでいます。

何かご相談がございましたら当リハビリテーション技術部までお気軽にお問合せください。

リハビリテーション技術部スタッフ一同

リハビリテーション技術部スタッフ一同

【公式SNS】
リハビリテーション技術部では、フェイスブックにて日々の活動報告を行っております。
(https://www.facebook.com/StMariannaUniversityHospitalRehabilitation)



リハビリ室の紹介

当院のリハビリテーション室は6階、7階、8階、9階に分かれて配置されています。6階リハビリテーション室はPT・OT・ST室とリハビリテーション科の診療室が一体となっており、リハビリスタッフやリハビリテーション医の連携がとりやすくなっています。他階のリハビリテーション室は、それぞれ運動器、脳神経、呼吸器、循環器などのフロア内にあり、専門性の高いリハビリが提供できるようになっています。病棟内あるいは病棟近くにリハビリ室があることで、病棟スタッフとの連携がとりやすくなっています。



6階リハビリエーション室(PT/OT/ST室)

6階リハビリテーション室(PT・OT・ST室)

7階リハビリテーション室(循環器・呼吸器)

7階リハビリテーション室(循環器・呼吸器)

8階リハビリテーション室(脳神経)

8階リハビリテーション室(脳神経)

9階リハビリテーション室

9階リハビリテーション室(運動器)



業務の案内

理学療法 (Physical Therapy : PT)

理学療法とは

身体に障害のある患者さんに対し、基本的動作能力の回復をはかるため、治療体操、運動、物理的手技を加えることです。

対象

当院では、整形外科疾患・急性期の脳血管疾患・変性疾患だけでなく、心疾患・腎疾患・糖尿病・呼吸器疾患・開胸開心術後・新生児など多様な患者さんに対して、早期理学療法の提供を行なっています。

どのようなことをするの?

筋力や関節可動域、神経症状、呼吸・循環症状などの身体機能の向上や認知・精神機能の維持・改善を図り、起居、座位、起立、歩行などを含む移動能力の再獲得を目標としたリハビリテーションを行います。また、呼吸療法認定士、心臓リハビリテーション指導士、腎臓リハビリテーション指導士、日本糖尿病療養指導士などの立場から、療養指導を必要とする患者様への援助を行っています。



作業療法(Occupational Therapy:OT)

作業療法とは

身体・心理・社会・職業などの諸活動に障害のある方、または予測される方が、充実した生活を送ることができるように、心身の活動を高めるようなさまざまな治療・練習・指導・援助を行うことです。

対象

当院では主に、脳損傷、脊髄疾患、整形外科疾患、変性疾患、神経筋疾患等による身体機能、認知精神機能、日常生活活動、社会生活活動に障害をお持ちの方を対象としています。

どのようなことをするの?

身身体機能の障害では、ケガや病気で手足の麻痺や、筋力の低下、関節が硬くなることで、日常生活の様々な動作に支障をきたすことがあります。 それらに対して、手(や足)の筋力をつけるような運動、関節をやわらかくするような運動、スムーズな物品操作の練習(物のつかみ離し、物の持ち運び)手指の細かい操作の練習(箸・書字・積木や紐結びなど)を行います。



言語聴覚療法(Speech-Language-Hearing Therapy:ST)

言語聴覚療法とは

コミュニケ-ションが取りづらくなった方、注意力・記憶力が低下した方、食事をとることが難しくなった方に対して、治療・援助などを行います。

対象

失語症、構音障害、高次脳機能障害(注意障害・記憶障害など)、嚥下障害の方です。その主な原因疾患は、脳血管障害、頭部外傷、神経疾患などです。

どのようなことをするの?

話す障害の他に、理解力や書字にも障害が認められます。そのため、「話す」「理解する」「字を書く」の3つの側面に対してアプロ-チを行います。

構音障害に対して

発声・発音の練習、発声発語器官(唇、舌など)の運動を行います。
また、発声・発語に代わって意思を伝達するために、書字や機器類などを使う練習をする場合もあります。

高次脳機能障害に対して

数字を消す課題や計算問題などを行います。

嚥下障害に対して

食べる時は、話す時と同じ器官(唇、舌など)を使います。そのため、その器官の運動や口のマッサ-ジを行います。また、障害の状態により、その方に合った方法と食形態で段階的に進めていきます。

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