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小児外科

小児外科

主病棟 新入院棟5階西
外来 病院本館2階

ご挨拶

こどもの外科の病気は、私ども小児外科医が診療に当たります。開院から50年以上もの間蓄積され、引き継がれてきた診療実績があります。なお、聖マリアンナ医科大学には小児外科の専門医は8名おり、神奈川県内では屈指の小児外科医師数を誇ります。
こどもの外科の病気の中には、緊急で対応しないと命に関わる病気があるため、小児科医や救急医の協力のもと、かかりつけのみならず、初めてのお子さまも24時間365日救急対応をしています。

診療部長 古田 繁行(准教授)

診療内容

診断には画像診断部(放射線科)や内視鏡センター(消化器内科)あるいは病理診断科など、小児疾患をカバーする専門家の支援が得られ、お子様方に最適な治療を模索します。
全身の手術に対応するために多くの診療科の専門医(産婦人科・呼吸器外科・心臓血管外科・脳神経外科・耳鼻咽喉科・泌尿器外科など)と話し合うことができることは、川崎市で最大級の総合病院で診療を受けるメリットの一つです。
手術後や外傷などで重症な状態が続く場合、小児科・救急科・麻酔科の協力と充実した看護スタッフがいる新生児や小児の集中治療室で安心して過ごして頂けます。

対象疾患

  • 鼠径ヘルニア・陰嚢水腫・停留精巣などの鼠径部疾患
  • 急性虫垂炎など急性腹症
  • 肥厚性幽門狭窄症・腸回転異常症など新生児嘔吐疾患
  • 先天性胆道拡張症・胆道閉鎖症など黄疸疾患
  • 精巣捻転症・精巣上体炎など急性陰嚢症
  • 臍ヘルニア・尿膜管遺残などの臍疾患
  • 重症心身障がい児・者の誤嚥に関わる疾患
  • 鎖肛・ヒルシュスプルング病
  • 先天性嚢胞性肺疾患・自然気胸など胸部疾患
  • 正中頸嚢胞・梨状窩瘻・側頸瘻など頚部瘻孔疾患
  • 良性・悪性腫瘍
  • 漏斗胸
  • いちご状血管腫・リンパ管腫など脈管奇形

特殊検査・処置・入院・手術のご案内

名称 所要日数
(時間)
説明
鼠径ヘルニア・
陰嚢水瘤手術
1泊の入院(年少児の場合は2泊) 手術前日の午後入院。手術日は水曜日、木曜日、金曜日です。手術翌日朝に退院できます。
臍ヘルニア手術 2泊の入院(年長児の場合は1泊2日) 手術前日の午後入院。手術日は水曜日、木曜日、金曜日です。手術翌日朝に退院できます。
停留精巣手術 2泊の入院 手術前日の前日入院。手術日は水曜日、木曜日、金曜日です。手術翌日朝に退院できます。
急性虫垂炎手術 5~7日の入院 腹膜炎を合併している場合には入院期間は長くなる場合もあります。(腹腔鏡手術)
腸重積症 1泊の入院(手術の場合には約1週間の入院) 小児科、放射線科、小児外科で常に緊急に対処できる準備をしています。高圧注腸整復で整復できない場合は手術となります。
肥厚性幽門狭窄症 約7日の入院(手術後、5日間) 脱水、酸塩基平衡を改善させてから手術を行います。手術は傷の目立たない臍切開法も行っております。
腹部腫瘍 検査:2~3日の入院手術・治療:疾患によっては数週間以上の入院となります。 神経芽腫、ウイルムス腫瘍、肝芽腫など小児悪性腫瘍や良性の腹部腫瘍が対象です。早急に診断し、治療を行います。
頸部腫瘤 検査:2~3日の入院手術・治療:疾患によっては1~2週間以上の入院となります。 正中頸嚢腫や側頸嚢胞、甲状腺疾患、頸部リンパ節腫大などの疾病が対象です。症状に応じて、入院検査、治療を行います。
肛門周囲膿瘍
(乳児痔ろう)
外来治療を行いますが、入院が必要となることもあります。 乳児期の肛門周囲膿瘍は比較的多い疾患です。大部分は乳児期に治癒しますが、成人型痔痩では手術が必要です。
異物誤飲 2~3日の入院 気管内異物(ピーナッツ)や消化管異物(コインやボタン電池など)は乳幼児に認められることがあります。内視鏡的摘出術が必要な場合も多く、常に準備を整えています。
新生児先天性疾患 入院 先天性心疾患を除く、胸部、腹部、表在の先天性疾患が対象です。小児科(新生児科)と連携して治療にあたります。
嘔吐精査 検査:行えるものは外来で行います。 
治療:疾患によっては入院が必要です。
新生児期、乳児、幼児、学童期と様々な疾患で見られます。脱水が強い場合には、緊急入院後、精査いたします。
腹痛精査 軽症:外来通院
重症:3~10日の入院が必要です。
急性虫垂炎、急性腸炎、急性膵炎、腸重積症を含む腸閉塞症など、様々な疾患があります。症状が強い場合、緊急入院検査、治療を行います。
血便精検査 軽症:外来通院
重症:2~10日の入院
多くは直腸炎ですが、腸重積症、直腸ポリープ、メッケル憩室、急性腸炎など様々な疾患が考えられます。症状が強い場合、緊急入院検査、治療を行います。
便秘精査 外来又は入院2~3日 多くは慢性便秘ですが、なかにはヒルシュスプルング病、肛門狭窄症などが考えられます。注腸、内圧検査、直腸組織生検を行い、個々の症状に合った治療を行います。
黄疸精査 外来で検査を行いますが、入院・手術が必要になることもあります。 胆道閉鎖症、胆道拡張症、肝炎などが考えられます。超音波検査、CT検査を行い、個々の症状に合った治療を行います。
外陰部異常
(包茎、陰唇癒合症を
含めて)
外来で検査を行いますが、入院・手術が必要になることもあります。 鎖肛(直腸皮膚痩)、前方肛門、包茎、陰唇癒合症など考えられます。包茎、陰唇癒合症では手術療法でなく保存的治療(軟膏治療)で、良い結果を得ています。
気管狭窄 検査:画像検査は外来で行います。
治療:外科治療が必要な場合は3~4週間の入院が必要です。
先天的・後天的な声門下狭窄に対し、肋軟骨を頚部に移植する手術を行います。重症心身障がい児の気管切開・喉頭気管分離術なども行っています。
漏斗胸 外来で検査を行います。手術を行う際は、2週間程度の入院となります。 治療は、バキューム療法と手術療法が選択できます。バキューム療法は在宅で行う治療です。手術療法を行う場合、約2年間ラグビー等の激しい運動が制限されます。
初診外来 再診外来 専門外来
午前 北川博昭
△新開統子
[ヘルニア]
北川博昭
午後 大山慧
午前 ○古田繁行 [漏斗胸・血管腫]
○古田繁行
午後 田中邦英
午前 ○古田繁行
大山慧
午後 西谷友里
午前 長江秀樹
午後 田中邦英
午前 島秀樹
午後 大山慧
午前 北川博昭(1,3,5)
△新開統子(1,3,5)
○古田繁行(2,4)
午後

〇=部長、△=副部長、[非]=非常勤

都合により変更になる場合があります。

午後は原則再診のみ(予約制)

( )内の数字は第何週目かを示しています。

休診・代診のご案内

現在「休診・代診のご案内」はありません。

研究内容

  1. 実験胎児治療
    近い将来可能と思われる胎児治療の実施に向けて羊胎仔による実験系を確立し、様々な胎児疾患の治療を試みています。この実験はオタゴ大学との共同研究で、年数回ニュージーランドで実験を行います。 
  2. 横隔膜ヘルニアの研究
    依然死亡率の高い重症横隔膜ヘルニアを救命すべくその胎児治療の可能性につき、羊胎仔を用いた胎児治療実験研究を行っています。
  3. 新規低侵襲治療の研究
    羊胎仔による疾患モデルを利用して、より低侵襲となる胎児治療の方法を研究します。例えば、生後に瘢痕化する尿膜管を利用して先天的な尿路閉塞を解除する方法など、日常診療からヒントを得た研究を行っていきます。

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