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神経内分泌腫瘍センター

神経内分泌腫瘍センター

ご挨拶

神経内分泌腫瘍は様々な臓器に生じうる疾患であり、病状や経過が複雑かつ様々であるため、総合的に病状を評価し最適な治療(内視鏡治療、外科手術、化学療法など)を選択する必要があります。当院の神経内分泌腫瘍センターは、内科、外科、放射線科、病理部など各部門のエキスパートが結集し診断と治療にあたっております。
とくに当院の特色として、2021年6月に保険適用となった新たな治療法、ペプチド受容体放射性核種療法(PRRT;peptide receptor radionuclide therapy)を導入しております。
ルタテラという放射性薬剤を用いる治療で、海外ではすでに神経内分泌腫瘍の重要な治療法として位置づけられています。
神経内分泌腫瘍の診断・治療が必要な方がいらっしゃいましたら、以下のような場合を含めて、お気軽にご相談・ご紹介ください。
・神経内分泌腫瘍が疑われ精査希望(病理見直しや生検なども含め)
・治療戦略のご相談(自施設で治療継続の場合でも)や臨床試験のお問合せ
・PRRT治療について適応のご相談や、治療の実際についてのご説明 など

メデイカルサポートセンターの地域医療連携室(044-977-8111 内線6381, 6382)を通して毎週火曜 神経内分泌腫瘍センター外来あてにご紹介ください。
(各病態に合わせて消化器内科、消化器一般外科、腫瘍内科、代謝内分泌内科、放射線科にて総合的に診療いたします)

令和6年4月
立石敬介
聖マリアンナ医科大学病院 神経内分泌腫瘍センター センター長

立石敬介(主任教授)

センター長

立石敬介(主任教授)

業務の案内

PRRT治療

ソマトスタチン受容体陽性の神経内分泌腫瘍に対し有効であり、ルテチウムオキソドトレオチド(ルタテラ)という放射性薬剤を計4回、2か月ごとに点滴投与します。この治療は特殊な画像診断設備を利用し、専用の特別措置病室を含めた治療環境(下の写真をご覧ください)のもと多職種のスタッフの協力で行われております。PRRT治療終了後はご紹介元のご施設にて診療を継続いただくことも可能です。

PRRTについてのご相談はメデイカルサポートセンターの地域医療連携室(044-977-8111 内線6381, 6382)を通して、火曜午前の神経内分泌腫瘍センター外来・立石敬介あてにご紹介いただくとスムースです。



特別措置病室1 特別措置病室2
当院の10階にありますPRRT治療の専用病室(特別措置病室)です。
窓が大きく見晴らしも良い環境で治療をお受けいただけます。


 
放射性物質を扱う安全管理体制も万全です。



PRRT治療前後の神経内分泌腫瘍の状態を診断する画像検査設備も充実しております。





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