医学、医療の進歩により、多くの重篤疾患の治療が可能となりました。また、社会・経済の発展により生活環境も整備され平均余命も年毎に延び、わが国は、未曾有の高齢化社会を迎えています。このような社会状況の中、入院される患者さんの多くは感染症に対する防御能力が低下しており、原疾患の他に入院中に病院内で新しく感染、発症する、いわゆる院内感染症も注目されてきています。今日の医療事情において、院内感染症の予防や治療は各診療科ごとの対応に加えて病院全体にわたる横断的対策が必要となります。
抵抗力の低下した患者さんを含む全ての患者さん、その家族、医療従事者が院内で感染症にかからないように対策をたて、より迅速な対応と病院内の環境衛生の向上を目的に実働的な役割を担う部門が感染制御部です。
感染制御部は、院内感染症の予防と治療に万全を期すべく、各診療科医師、看護師、薬剤師、その他の職員らと連携し業務を行なっています。
部長
竹村 弘(教授)
当院では、患者さんに行った細菌検査の結果と感染症に使用された抗菌薬についてのデータを継続的に集計、分析しています。
これらの調査へのご協力をお願い致します。
当院では、患者さんが細菌検査を受けた際に、分離された細菌の菌名や薬剤感受性に関するデータの集計、分析を継続的に行っています。また感染症の治療に用いる抗菌薬の使用状況のデータに関しても同様に集計、分析しています。これらのとり組みは、薬剤耐性菌などの特定の細菌の蔓延を防止するとともに抗菌薬の適正な使用の促進に役立ち、厚生労働省からも継続的な集計を行うように指導を受けています。
本調査に関する詳細は以下のファイルをご確認ください。
このたび聖マリアンナ医科大学病院及びその分院である聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院、川崎市立多摩病院では、入院・通院された患者さんを対象に抗菌薬の使用量、細菌培養検査結果、手指消毒薬の使用量等の情報を用いた下記の医学系研究を、本学生命倫理委員会の承認ならびに各病院長の許可のもと、倫理指針および法令を遵守して実施しますので、ご協力をお願いいたします。
本調査に関する詳細は以下のファイルをご確認ください。
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認知症(老年精神疾患)治療研究センター