当センターは川崎市北部地域の基幹内視鏡センターとして活動しています。消化器系内視鏡(胃カメラ・大腸カメラや胆・膵疾患の診断治療)や気管支鏡(肺がんの早期診断)を主な業務としています。川崎市胃がん内視鏡検診を当センターで受診することができます(健診センターよりお申し込みください)。川崎市がん検診(胃・大腸・肺)で精密検査が必要になった方は、消化器科あるいは呼吸器科医師とご相談ください。
当内視鏡センターでは最新機器の導入や検査室の一部屋増設、車いすでも楽に入れる更衣室の造設など、検査を受ける患者さんの不安や負担を軽減するよう努力して参りました。女性医師も多く勤務しておりますので、大腸内視鏡に抵抗を感じる女性の方もご相談ください。昨年度(平成30年度)の内視鏡センターにおける検査総件数は 15867件です。
その内訳は、上部内視鏡:8.830件、下部内視鏡:5,600件、ERCP:874件、気管支鏡:563件でした。このうち内視鏡的治療では、早期食道癌・胃癌・大腸癌の内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)は、181件です。小腸検査はカプセル内視鏡41件・バルーン内視鏡37件です。上部消化管の緊急止血は239件、下部は123件、内視鏡的胆道・膵管ステント留置術381件、内視鏡的経鼻胆道ドレナージ(ENBD)55件、内視鏡的胆道採石術191件、内視鏡的乳頭切開術183件、大腸ポリープ・粘膜切除術736件でした。再発食道癌の光線力学的療法(PDT)を施行する県内数少ない施設です。術後腸管の胆膵道系の内視鏡治療など、より高度な技術を必要とする治療件数が増加しています。 気管支鏡検査では、気管支腔内超音波ガイド下生検、ステント挿入などが行われています。また多くの海外の見学者を受け入れ、検査の普及に努めています。今後も検査件数の増加を図るのみでなく、安全で質の高い診療を目指して努力して参ります。また各診療科・地域医療機関との連携も重視し、報告書の漏れや無駄のない医療を心がけていきます。
私たちは、患者さんの待ち時間や検査時間を短縮し、苦痛や不安のない検査・治療を実践することを目指しています。今後の課題として、検査予約をより早く、よりスムーズに行えるよう努力して参ります。
当院は日本消化器内視鏡学会から、内視鏡診療の中心的役割を担う施設として「日本消化器内視鏡学会指導施設」に指定されており、日々その役割を果たすべく全力で取り組んでおります。当院は日本消化器内視鏡学会の「消化器内視鏡に関連する疾患、治療手技データベース(Japan Endoscopy Database; JED Project)構築事業(多施設共同 前向き観察研究)」および「消化器内視鏡に関連した偶発症の全国調査・(多施設共同 前向き観察研究)」に参加しております。この研究により、みなさまにとってより良い内視鏡診療を行うにあたって必要不可欠な情報が得られますので、ご理解とご協力をお願い申し上げます。
これからも、内視鏡センターをさらにご利用いただきますようよろしくお願いいたします。
センター長
安田 宏(病院教授)
各診療科より依頼を受け付けております。
また、他施設からの内視鏡検査依頼もメディカルサポートセンター(MSC)経由で受け付けております。
月曜日~金曜日 午前中
消化器・肝臓内科、消化器・一般外科
各診療科より依頼を受け付けております。
また、他施設からの内視鏡検査依頼もメディカルサポートセンター(MSC)経由で受け付けております。
通常検査は、外来での日帰り検査です。
大きいポリープの治療などは入院で行いますので、各診療担当医とよくご相談下さい。
月曜日~金曜日、午後
土曜日、午前
消化器・肝臓内科、消化器・一般外科
原則、入院にて行います。
画像診断センター透視室で検査を行ないます。
各診療科担当医とご相談下さい。
月曜~金曜、午後
消化器・肝臓内科、消化器・一般外科
一部は入院した上で行います。
TBLBは画像診断センター透視室で検査を行ないます。
詳細は各診療科担当医にご相談下さい。
月曜、水曜、金曜、午後
呼吸器内科、呼吸器外科
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センター
認知症(老年精神疾患)治療研究センター