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乳腺・内分泌外科

乳腺・内分泌外科

主病棟 入院棟9階南
外来 病院本館3階消化器・乳腺外来
対応疾患 乳癌、乳腺疾患、甲状腺・副甲状腺疾患

ご挨拶

私たちのホームページへようこそ。ご覧いただき感謝します。
私たち聖マリアンナ医科大学 乳腺・内分泌外科は、乳癌、甲状腺癌などの悪性疾患を中心に乳腺疾患、甲状腺・副甲状腺疾患を診療しています。
大学の教室としては、大学病院、ブレスト&イメージング先端医療センター附属クリニック、川崎市立多摩病院、横浜市西部病院に人員を配し、地域医療への貢献、研修医・若手医師の教育、研究に大きく力を入れております。大学においては、将来の外科医としての医学生の教育にも積極的に取り組んでいます。

津川 浩一郎(主任教授)

診療部長

津川 浩一郎(主任教授)

診療内容

乳腺疾患について

診療においては、精度の高い診断に基づく外科治療、放射線治療、薬物療法はもちろんのこと、整容性に優れた乳房再建、妊孕性温存、遺伝性乳癌の管理、QOLを重視した転移乳癌の治療、緩和ケアなど、他科と協力する集学的治療・ケアを行っています。患者さん一人一人にあった個別化医療を実践し、患者さんの高い満足度を目指しています。

内分泌外科について

内分泌外科領域では主に甲状腺・副甲状腺疾患の外科的治療を担当し、代謝・内分泌内科と協力しながら診療を行っております。副腎疾患は腎泌尿器外科、下垂体疾患は脳神経外科が担当しております。


受診についてのお願い

当科では、患者さんの待ち時間を短縮するために、完全予約制を導入しています。

必ず他の医療機関からの「紹介状(診療情報提供書)」と受診の予約が必要です。書式は問いません。

過去に当科で受診歴はあるものの乳腺内分泌外科の予約がない方も、現在治療中、定期的な経過観察中の方を除き、他院からの紹介状と受診の予約が必要です。6か月以上ご受診いただけていない場合も、紹介状と受診の予約が必要となります。

セカンドオピニオンも随時実施しております。セカンドオピニオン専用外来でのご予約をお願いいたします。

 乳腺・内分泌外科より患者さんへお知らせ

対象疾患

乳癌、甲状腺癌、乳房良性腫瘍、甲状腺良性腫瘍、その他の乳腺疾患、副甲状腺疾患、その他の甲状腺、副甲状腺疾患

特殊検査・処置・入院・手術のご案内

名称 所要日数
(時間)
説明

超音波ガイド下

吸引式針生検

30分 吸引式の針生検装置を用いた組織診断。生検による侵襲を大幅に軽減。

ステレオガイド下

吸引式針生検

1時間 石灰化所見のみで腫瘤を触れない症例に対する検査。持続吸引式の針生検装置;マンモトームを用いた組織診断。生検による侵襲を大幅に軽減。
High Resolution MRI Mammography 1時間 高い精度の乳管内の評価が可能な診断方法。乳がんの広がり診断に用いる。

乳癌手術(乳房温存術+
センチネルリンパ節生検)

約4日間
(入院)
術前検査は、転移検索を含め外来で行います。手術前日の入院、術後は約2日で退院。後日病理結果等を検討し、治療計画を外来で説明。
乳癌手術(乳房切除術・温存術+
センチネルリンパ節生検/
腋窩リンパ節郭清)
約10日間
(入院)
術前検査は、転移検索を含め外来で行います。手術前日の入院、術後は約1週間で退院。後日病理結果等を検討し、治療計画を外来で説明。

乳癌手術+同時再建術+

センチネルリンパ節生検/
腋窩リンパ節郭清

約2週間
(入院)
術前検査は、外来で行います。手術前日の入院、術後は約2週間で退院。後日病理結果等を検討し治療計画を外来で説明。

甲状腺手術

(甲状腺癌、腺腫)・

片葉切除術

5日間
(入院)
術前検査は、CTなどの転移検索を含め外来で行います。手術前日の入院、術後は約3日間で退院。後日病理結果等を検討し治療計画を外来で説明。

甲状腺手術

(甲状腺癌、腺腫)・

全摘術

7日間
(入院)
術前検査は、CTなどの転移検索を含め外来で行います。手術前日の入院、術後は約5日間で退院。後日病理結果等を検討し治療計画を外来で説明。

副甲状腺手術

(原発性機能亢進症)

4日間
(入院)
原発性機能亢進症は、代謝・内分泌内科と共同で診療にあたることが多い。手術前日の入院、または当日の転科。術後は約3日間で退院可能。小切開手術を心がけている。
初診外来 再診外来 専門外来
午前 伊藤一希 ○津川浩一郎(再診のみ)
田雜瑞穂
午後 ○津川浩一郎(再診のみ)
田雜瑞穂
午前 山田都

中野万理
敦賀智子

喜多島美奈(1,3,4)/小島康幸[非](2)

午後

中野万理

敦賀智子

喜多島美奈(1,3,4)/小島康幸[非](2)

午前 伊藤一希

黒田貴子
田雜瑞穂

志茂新[非]

午後 黒田貴子

田雜瑞穂

志茂新[非]

午前 山田都

中野万理

瀧下茉莉子

河原太[非]

午後

中野万理

瀧下茉莉子

河原太[非]

午前 在原卓 △本吉愛
喜多島美奈
[甲状腺外科外来]
△西川徹
午後 △本吉愛
喜多島美奈
[甲状腺外科外来]
△西川徹
午前

△本吉愛(3)

△西川徹(2,4)

交替制(1)

交替制(1)
午後

〇=部長、△=副部長、[非]=非常勤

都合により変更になる場合があります。

午後は原則再診のみ(予約制)

( )内の数字は第何週目かを示しています。

休診・代診のご案内

日程 診療科 変更内容
本吉愛医師の外来を休診いたします。
本吉愛医師の外来を休診いたします。

治験

現在エントリー可能な試験

  1. EMBER-4 (日本イーライリリー株式会社)

    2~5年間の術後内分泌療法による前治療歴を有する再発高リスクのER+HER2-の早期乳癌患者を対象に、術後薬物療法としてimlunestrantと標準的な術後内分泌療法を比較する無作為化非盲検

  • エントリー終了、試験継続中

      1. APHINITY(中外製薬株式会社)
        手術可能なHER2陽性原発性乳癌における術後療法としての化学療法+トラスツズマブ+プラセボと化学療法+トラスツズマブ+ペルツズマブのランダム化, 多施設共同, 二重盲検, プラセボ対照での比較試験
      2. OlympiA(アストラゼネカ)
        十分な局所性治療及び術前補助化学療法又は術後補助化学療法を終了した高リスク生殖細胞系BRCA1/2変異陽性HER2陰性原発乳癌患者に対する術後補助療法としてのオラパリブの有効性と安全性を評価する無作為化二重盲検並行群間比較プラセボ対照多施設共同第III相試験
      3. KEYNOTE-522(MSD株式会社)      

        トリプルネガティブ乳癌患者を対象としたMK-3475Pembrolizumab)の第Ⅲ相試験

      4.  MONARCH E(日本イーライリリー株式会社)  

        リンパ節転移陽性、ホルモン受容体陽性、HER2陰性の再発高リスク早期乳癌患者を対象としたアベマシクリブの第Ⅲ相試験

      5. DESTINY-Breast06(第一三共株式会社)

        HER2低発現ホルモン受容体陽性の転移性乳癌に対する内分泌療法で病勢進行が認められた乳癌患者を対象としてトラスツズマブ デルクステカン(T-DXd)と医師選択化学療法を比較検討する多施設共同無作為化非盲検第III 相試験

        • KEYNOTE-B49(MSD株式会社)
          化学療法が適応となるホルモン受容体陽性・ヒト上皮成長因子受容体2陰性(HR+/HER2-)の切除不能な局所再発又は転移性乳癌患者を対象にMK-3475+化学療法をプラセボ+化学療法と比較する、無作為化、二重盲検、プラセボ対照、第Ⅲ相試験

        • EMBER-3 (日本イーライリリー株式会社)

          リンパ節転移陽性、HR+、HER2+の再発高リスク早期乳癌に対して抗HER2療法による術後薬物療法を完了した患者を対象としたアベマシクリブと標準的な術後内分泌療法を併用した無作為化二重盲検プラセボ対照第Ⅲ相試験

        • DESTINY-Breast09(第一三共株式会社)

          HER2陽性の転移性乳癌に対する一次治療としてトラスツズマブ デルクステカン(T-DXd)の単剤投与またはT-DXdとペルツズマブの併用投与と、タキサン、トラスツズマブ、及びペルツズマブの併用療法を比較検討する第III相試験


    臨床研究

    現在エントリー可能な試験

    1. Hallow試験
      化学療法歴のあるHER2低発現の手術不能又は再発乳癌患者を対象としてトラツズマブデルクステカンの多機関共同前向き観察研究


    エントリー終了、試験継続中

        1. JCOG1017(PRIME-BC)
          薬物療法非抵抗性StageⅣ乳癌に対する原発巣切除の意義(原発巣切除なし versus あり)に関するランダム化試験 
        2. JCOG1204(INSPIRE)
          再発高リスク乳癌術後患者の標準的フォローアップとインテンシブフォローアップの比較第3相試験
        3. JBCRG(POSITIVE)
          妊娠を希望するホルモン療法感受性乳癌の若年女性における妊娠転帰及びホルモン療法中断の安全性を評価する試験 
        4. JBCRG-M06(EMERALD)
          HER2陽性の進行・再発乳癌に対するトラスツズマブ、ペルツズマブ、タキサン併用療法とトラスツズマブ、ペルツズマブ、エリブリン併用療法を比較検討する第Ⅲ相臨床研究 
        5. JCOG1505(LORETTA)
          エストロゲン受容体陽性・低リスク非浸潤性乳管癌に対する非切除+内分泌療法の有用性に関する単群検証的試験
        6. 甲状腺癌のオンコマインDx Target TestマルチCDxシステム解析結果の多機関共同集積研究
        7. エンハーツ点滴静注用100mg特定使用成績調査(乳癌)」患者を登録対象としたトラスツズマブ デルクステカン中止後の後治療に関するコホート研究

    その他の研究

    当科では、より良い医療を提供するために、以下のような研究を行なっております。これらの研究では、当科を受診された方の臨床情報(病状や治療歴、画像所見、病理所見等)を個人が特定できない状態にしたうえで使用しております。得られた結果は、日常臨床へフィードバックし、学会発表や論文報告の形で公表しております。なお、ご自身の臨床情報の使用を希望されない場合は、当科までご連絡いただくか、担当医にお知らせください。また、以下の研究にご協力いただけない場合でも、診療上で不利益を被ることはありません。

    研究課題名

    1. 乳腺腫瘍の表現型にかかわる体細胞変異および遺伝子発現異常の解析
    2. 限局した早期の乳癌に対する非切除超音波ガイド下凍結療法施行後の標準治療における観察研究

      特定機能病院に関するお願い

      当院は、高度医療を必要とする患者さんの治療をおこなう「特定機能病院」の役割を担っています。当院スタッフによる慎重な検討を行い、他院でも治療が可能と判断した際には、ご紹介いただいた医療機関にて治療継続をお願いする場合がございますことをご了承ください。皆様のご理解ご協力をお願いいたします。



      乳腺・内分泌外科へのセカンドオピニオン

      患者さんの紹介やセカンドオピニオンのご相談は、当科オリジナルサイト をご覧ください。

      診療予約システムでは、各医療機関の先生方から予め患者さんの情報をFAXにて頂きカルテを準備いたします。患者さんの来院日には受診される診療科へご案内いたします。

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      診療科・部門のご案内