診療科・部門等一覧

脳神経外科

最終確認日:2018/7/1

診療科所在地

■病棟 病院本館8階東
■外来 病院本館3階

外来受付電話番号

電話番号6400

ご挨拶

 脳神経外科では(1)脳腫瘍、(2)脳血管障害、(3) 機能的疾患、 (4)頭部外傷、 (5)小児先天奇形の5分野を中心に、年間約400例程の手術を行っています。脳腫瘍摘出術は約70例で、悪性脳腫瘍には、覚醒下手術、術中ナビゲーションなどの最新技術を用いて、効果を上げています。良性脳腫瘍は術中電気生理モニタリングを用いて安全確実な手術を行っており、従来摘出が困難であった脳深部・頭蓋底部の腫瘍摘出に効果を上げています。
 脳血管障害ではくも膜下出血の原因となる脳動脈瘤治療は約40例で、開頭クリッピングだけではなく、血管内治療・動脈瘤コイル閉塞も多く経験しています。その他脳動静脈奇形や、もやもや病に塞栓術やバイパス術を駆使した治療を行っています。脳内出血や虚血性脳血管障害については、Stroke Care Unitにて、神経内科と連携し、急性期治療や早期リハビリテーションに力を入れています。水頭症などの小児奇形疾患には早くから神経内視鏡手術を導入しています。2017年10月にてんかんセンターが創設され、難治性てんかんに関する外科的治療が始まりました。専門外来はてんかん以外に、脳腫瘍, 下垂体, 小児神経, 水頭症, 脳血管内治療があり、それぞれの領域の専門家が担当しています。


外来担当表
表は左右にスクロールできます
初診外来 再診外来 専門外来
午前

伊藤英道 副部長
池田哲也

伊藤英道 副部長
池田哲也

午後
午前

松森隆史
内田将司

松森隆史
内田将司

午後

[脳腫瘍外来]
内田将司

午前

田中雄一郎 部長
高砂浩史
大島幸亮(1)

田中雄一郎 部長
高砂浩史
大島幸亮(1)

午後

[下垂体腫瘍外来]
田中雄一郎 部長
高砂浩史

[小児神経外来]
高砂浩史

午前

太組一朗 副部長
久代裕一郎

太組一朗 副部長
久代裕一郎

[難治てんかんの外科外来]
太組一朗 副部長

午後

[運動異常症の外科外来]
太組一朗 副部長

午前

大塩恒太郎 副部長
小林 敦

大塩恒太郎 副部長
小林 敦

午後

[水頭症外来]

大塩恒太郎 副部長

[脳血管内治療外来]
伊藤英道 副部長

午前

高砂浩史(1)
久代裕一郎(2)
太組一朗 副部長(3)
松森隆史(4)
池田哲也(5)

高砂浩史(1)
久代裕一郎(2)
太組一朗 副部長(3)
松森隆史(4)
池田哲也(5)

午後
※都合により変更になる場合があります。

午後は原則再診のみ(予約制)
( )内の数字は第何週目かを示す

専門外来
表は左右にスクロールできます
名称 受付の仕方 受付時間 概要

脳腫瘍外来

紹介状持参で直接来院可。
メディカルサポートセンターで予約ができます。

毎週火曜日
13:00-16:00

 脳腫瘍は半分が良性で半分が悪性です。前者は摘出術だけで治りますが、後者は放射線治療や抗がん剤による治療を併用します。近年新たな薬物が次々登場しています。脳腫瘍の集学的治療に精通した専門医が担当します。

下垂体腫瘍外来

紹介状持参で直接来院可。
メディカルサポートセンターで予約ができます。

毎週水曜日
13:00-15:00

 下垂体腫瘍は脳腫瘍の約20%を占めます。鼻の穴から内視鏡で摘出することができます。内分泌と神経内視鏡の専門医が担当します。

小児神経外来

紹介状持参で直接来院可。
メディカルサポートセンターで予約ができます。

毎週水曜日
14:00-16:00

 成人にはみられない特有の疾患を小児脳神経外科を専門とする医師が担当します。

脳血管内治療外来

紹介状持参で直接来院可。
メディカルサポートセンターで予約ができます。

毎週金曜日
13:00-16:00

 脳動脈瘤、頸動脈狭窄症、脳動静脈奇形や急性期の塞栓症など近年血管内治療による治療成績が著しく向上しています。脳神経血管治療学会指導医が担当します。

水頭症外来

紹介状持参で直接来院可。
メディカルサポートセンターで予約ができます。

毎週金曜日
13:00-16:00

 突発性正常圧水頭症(NPH)は物忘れ、歩行障害、失禁で発症し、外科手術で治せる認知症の一つとして知られています。水頭症を専門とする医師が担当します。

難治てんかんの外科外来

紹介状持参で直接来院可。
メディカルサポートセンターで予約ができます。

毎週木曜日
8:30-11:00
13:00-14:30

抗てんかん薬を2剤使用し2年経過してもてんかん発作のコントロールがつかない、いわゆる難治てんかんの方に対する治療方針評価のための外来です。外科治療を含めて、最適な治療方針を提案できるように努めています。

運動異常症の外科外来

紹介状持参で直接来院可。
メディカルサポートセンターで予約ができます。

毎週木曜日
13:00-14:30

パーキンソン病、ジストニア、振戦(ふるえ)の外科治療(脳深部刺激装置設置術(DBS)や凝固術)外来です。「まだ手術には早いかも」とご説明を受けている方や、手術について話を聞いてみたいという方のご相談にも乗っています。

特殊検査・処置・入院・手術のご案内
名称 所要日数(時間) 説明

良性脳腫瘍摘出術(髄膜腫・聴神経腫瘍・下垂体腺腫など)

入院期間 約2週間

腫瘍摘出のみで完結できる頭蓋内原発の腫瘍で、手術に必要な術前検査および術後の治療期間は約2週です。

悪性脳腫瘍の治療

入院期間 約8週

摘出手術に加えて、放射線照射・化学療法が必要になります。当科では必要な症例に高圧酸素下の化学療法を併用した集学的治療を行っています。

くも膜下出血(破裂脳動脈瘤)

くも膜下出血の重症度により入院期間や後遺症が異なります。突発の頭痛・嘔吐・意識障害で発症し、緊急の治療を必要とします。24時間365日受け入れ可能です。

未破裂脳動脈瘤開頭手術クリッピング

入院期間10日

くも膜下出血の予防的治療で、直径5mm以上の脳動脈瘤が破裂しやすく、積極的治療の対象となります。動脈瘤の形状により、クリッピングもしくは血管内治療を選択します。

未破裂脳動脈瘤血管内コイル塞栓

入院期間7日

同上

脳動静脈奇形(出血例)

急性発症ですので、24時間365日受け入れます。治療は手術もしくはガンマナイフ治療で行います。未出血例は時間をかけて治療方法を検討させていただきます。

もやもや病血行再建術

2週間

小児もやもや病の虚血発症を予防する目的で血行再建術が必要になる場合があります。

腰椎・頚椎脊椎変性疾患(前方固定、椎弓形成術)

1-2週

頚椎脊椎変性に対しては、神経根症状、脊髄症状が進行性の例には、前方固定もしくは椎弓形成による徐圧を行います。腰椎脊椎管狭窄に対しては、低侵襲の外科治療を行っています。

腰椎椎間板ヘルニア

1週

神経根症状が6-8週の保存的治療にても改善しない症例に対して、顕微鏡下ヘルニア摘出術を行います。

脊髄造影検査(検査入院)

2日

腰椎脊椎管狭窄症は原則として術前に脊髄造影検査を行っています。

脳血管撮影(DSA)(検査入院)

2日

脳動脈瘤・脳動静脈奇形の治療法を決定したり、虚血性脳血管障害など狭窄病変の診断・治療法を検討するために必要な検査です。

顔面けいれん・三叉神経痛

7日

顔面けいれん・三叉神経痛は脳幹部の神経出口が血管で圧迫されているために生じます。開頭手術により、圧迫血管を移動させることで症状が消失します。

硬膜動静脈奇形 内頚動脈海綿静脈洞ろうに対する血管内治療 

3日

血管内治療による低侵襲治療ですが、術後数日の経過観察が必要です。

頚部頚動脈狭窄に対する内膜剥離術

10日

頚部頚動脈狭窄病変に対する血管内膜を剥離する手術を行っています。

頚部頚動脈狭窄に対するステント

7日

ステント術は内膜剥離術に変わる低侵襲の治療ですが、術後低血圧や徐脈などが生じることがあり、術後数日の経過観察が必要です。

特発性正常圧水頭症に対する脳室-腹腔短絡術

7日

アルツハイマー病と間違えやすい症状を呈しますが、脳室腹腔短絡術により、痴呆症状、尿失禁、歩行障害が改善する特発性水頭症があります。正確に診断すれば治療可能です。

てんかんビデオ脳波検査

7日

発作時の脳波をとらえるために1週間連続して脳波検査を行い、てんかんの型や側方性を診断します。

てんかん開頭手術(選択的扁桃体海馬摘出術、脳梁離断術など)

2週間

てんかん発作の消失をめざす根治手術と症状の軽減、発作回数の低減を緩和手術があります。ビデオ脳波などの検査で手術適応を判断します。

てんかん手術(VNS設置術)

4日

頚部の迷走神経を刺激することでてんかん発作回数の提言をめざす緩和手術です。

パーキンソン病、不随意運動 脳深部刺激装置設置術(DBS設置術)

1ヶ月

脳の深部に電極を設置し刺激することでパーキンソン病、ジストニア、本態性振戦(ふるえ)の方々生活の質の改善をめざします。

研究内容

【1】脳外科手術に必要な手術機器や技術の開発
【2】脳腫瘍摘出へのナビゲーションおよび超音波画像の応用:低侵襲かつ正確な手術を目指して、ナビゲーションを使用している。ナビゲーションの欠点として、開頭時、脳のシフトが生じるため正確性に問題があった。そこでリアルタイムの超音波画像をナビゲーション画像のMRIに重ね補正し、脳腫瘍の正確な摘出範囲を決定している。
【3】悪性脳腫瘍に対する高圧酸素下化学療法に関する治療:脳原発の悪性脳腫瘍に対する化学療法は十分効果が上がっていないが、高圧酸素下で行うことで治療を上げている。
【4】重症頭部外傷の病態に関する研究:予後不良の重症頭部外傷例に対する低体温療法、モニタリングなどの研究
【5】くも膜下出血の病態に関する研究:くも膜下出血の予後不良因子のひとつが脳血管れん縮である。治療成績向上を目的に、くも膜下出血後の脳血管蓮縮、脳循環に関する研究を行っており、臨床応用している。
【6】脳動脈瘤の血行力学に関する研究・血管内治療への応用
【7】神経再生に関する研究:iPS細胞を用いた神経再生医療の基礎的研究を行っている。
【8】脳浮腫に関する研究:脳浮腫にはアクアポリンが関与しており、脳浮腫を防止する研究を行っている。
【9】プロテオミクスを用いた脳虚血の基礎研究

取り扱っている主な対象疾患

 ■主な大学病院手術件数 【2017年実績 2017年1月1日~12月31日】
手術名・検査名 件数
手術総数 392
1.脳・脊髄腫瘍摘出手術 総数 79
 神経膠腫 18
 下垂体腺腫 9
 髄膜腫 16
 転移性脳腫瘍 14
 脊髄腫瘍 1
 その他 10
2.脳動脈瘤 総数 41
 (1)開頭クリッピング術 総数 12
 (2)血管内動脈瘤コイル塞栓術 総数 19
3.頭部外傷 総数 100
 (1)慢性硬膜下血腫 50
 (2)急性硬膜下血腫 20
 (3)急性硬膜外血腫 8
 (4)その他 5
4.脳内血腫 総数 26
 (1)開頭血腫除去術 8
 (2)内視鏡血腫除去術 18
5.頸部内頸動脈狭窄症 総数 16
 (1)内膜剥離術(CEA) 4
 (2)ステント留置術(CAS) 12
6.微小血管減圧術 総数 3
7.脳動静脈奇形摘出術 0
8.水頭症手術 総数 40
 (1)短絡術(シャント) 16
 (2)内視鏡下第3脳室底開窓術 6
 (3)その他 18
9.血管内塞栓術 総数 46
10.その他 40

本院で脳神経外科治療を受けた患者さんへのお願い

 現在、当院では、「日本脳神経外科学会データベース研究事業(Japan Neurosurgical Database:JND) 」に協力しています。2018年1月から当院脳神経外科に入院された患者さんの臨床データを解析させて頂き、脳神経外科医療の質の評価に役立てることを目的としています。
 解析にあたって提供するデータは、提供前に個人を特定できない形に加工した上で提供しますので、患者さんの個人のプライバシーは完全に保護されます。
 本研究の解析に自分のデータを使用されることを拒否される方は、当事業実施責任者の脳神経外科 田中雄一郎にその旨お申し出下さいますようお願い致します。
 その他研究事業についての資料の閲覧を希望される方は、学会ホームページ(http://jns.umin.ac.jp)※外部サイト(「学会が関与する研究」)に「情報公開文書」が掲載されておりますのでご参照下さい。さらに詳細な説明をご覧になりたい方はリンク「説明文書」をご参照頂きますようお願いいたします。
ご協力の程宜しくお願い申し上げます。
 

研究責任者 聖マリアンナ医科大学脳神経外科 田中雄一郎

 
日本脳神経外科学会データベース事業 事務局

一般社団法人日本脳神経外科学会  
  〒113-0033 東京都文京区本郷5-26-16 石川ビル4階

 
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