診療科・部門等一覧

乳腺・内分泌外科

最終確認日:2016/12/1

診療科所在地

■病棟 病院本館8階西
■外来 病院本館3階

外来受付電話番号

電話番号6301

ご挨拶

 乳腺・内分泌外科は、乳癌、甲状腺癌などの悪性疾患を中心に乳腺疾患、甲状腺・副甲状腺疾患を治療しています。年間手術症例数は原発性乳癌が約700例、良性乳腺疾患が約100例と豊富な手術症例を誇っています。また、甲状腺・副甲状腺疾患も年間約30症例以上を行っています。
 原発性乳癌症例の約60%に乳房温存手術を行っています。診断には、マンモグラフィや超音波検査、当院で開発した高分解能MRIを用いています。高分解能MRI、3次元CTにより切除範囲の決定を行い、癌の範囲や進展が複雑な症例にも安全、正確に乳房温存手術を行っています。また、平成26年度は、腋窩郭清の省略を目的としたセンチネルリンパ節生検を、約500症例行いました。この手技は、腋窩郭清に伴う知覚鈍麻や上腕のリンパ浮腫を防ぐ最善の方法です。入院日数も短縮できます。また、マンモグラフィ上の石灰化のみで腫瘤を触れない症例に対して、吸引式針生検装置(マンモトーム)を用いて、腫瘤非触知乳癌の早期診断を行っています。術前化学療法によって、腫瘍縮小効果が得られた症例に対して、乳房温存手術の適応を広げています。乳房切除術(全切除)が必要な患者さんには乳房再建術(人工物、自家組織)のオプションも提示し、施行しています。
 家族歴を有する乳癌患者さんに対しては「乳がん遺伝相談外来」を設け、遺伝カウンセリングを行っています。遺伝子検査やリスク低減の予防手術に関してもオプションを準備しております。
 また、他病院からの紹介を含めて、進行再発(転移)乳癌症例に対して、関係各科と協力し化学療法・内分泌療法・放射線療法を組み合わせた集学的治療を行っています。さらに、複数の治験・臨床試験を進行させています。

 

yomiDr. 病院ガイドインタビュー掲載ページ【外部リンク】


外来担当表
表は左右にスクロールできます
初診外来 再診外来 専門外来
午前

(交替制)

津川浩一郎 部長(再診のみ)
志茂 新
岩谷胤生

午後

津川浩一郎 部長(再診のみ)
志茂 新
岩谷胤生

午前

(交替制)

太田智彦
小島康幸

午後

小島康幸
永澤 慧

午前

(交替制)

志茂 新

午後

志茂 新

午前

(交替制)

河原 太
小島康幸
上島知子

午後

河原 太
小島康幸
上島知子

午前

(交替制)

西川 徹(第2)
本吉 愛
岩谷胤生

午後

本吉 愛

午前

(交替制)

午後
※都合により変更になる場合があります。

午後は原則再診のみ(予約制)

平成28年6月より、乳腺内分泌外科の初診患者さんの受付が変更になりますので、お知らせいたします。初診につきましては、当科への紹介状をお持ちの患者 さんのみ予約にて受付いたします。紹介元の医療機関を通して事前にご予約の上、紹介状をご持参ください。ご了承のほどよろしくお願い申し上げます。

特殊検査・処置・入院・手術のご案内
名称 所要日数(時間) 説明

超音波ガイド下吸引式針生検

30分

針生検よりも診断能力の高い検査。吸引式の針生検装置を用いた組織診断。生検による侵襲を大幅に軽減。

ステレオガイド下吸引式針生検

1時間

マンモグラフィ併用検診などで発見された、石灰化のみで腫瘤を触れない症例に対する検査。持続吸引式の針生検装置;マンモトームを用いた組織診断。生検による侵襲を大幅に軽減。

High Resolution MRI Mammography

1時間

乳腺のMRIでは、世界でも類を見ない高い精度の乳管内の評価が可能な診断方法。乳頭温存の判断が難しい症例や、非浸潤性乳管癌の診断補助、乳輪下膿瘍の評価が可能。

乳癌手術(乳房温存術+センチネルリンパ節生検)

約4日間(入院)

術前検査は、転移検索を含め外来で行います。手術前日の入院、術後は約2日で退院。後日病理結果等を検討し、治療計画を外来で説明。

乳癌手術(乳房切除術・温存術+腋窩リンパ節郭清)

約10日間(入院)

術前検査は、転移検索を含め外来で行います。手術前日の入院、術後は約1週間で退院。後日病理結果等を検討し、治療計画を外来で説明。

乳癌手術+同時再建術

約10日間(入院)

術前検査は、外来で行います。手術前日の入院、術後は約1週間で退院。後日病理結果等を検討し治療計画を外来で説明。

甲状腺手術(甲状腺癌、腺腫)

5日間(入院)

術前検査は、CTなどの転移検索を含め外来で行います。手術前日の入院、術後は約3日間で退院。後日病理結果等を検討し治療計画を外来で説明。

副甲状腺手術(原発性機能亢進症)

4日間(入院)

原発性機能亢進症は、代謝・内分泌内科と共同で診療にあたることが多い。手術前日の入院、または当日の転科。術後は約3日間で退院可能。小切開手術を心がけている。

研究内容

現在エントリー可能な治験、臨床試験
 
【治験】
1.OlympiA(アストラゼネカ)
十分な局所性治療および術前補助化学療法または術後補助化学療法を終了した高リスク生殖細胞系BRCA1/2変異陽性HER2陰性原発乳癌患者に対する術後補助療法としてのオラパリブの有効性と安全性を評価する無作為化二重盲検並行群間比較プラゼボ対照多施設共同第3相試験
 
※エントリー終了
1.中外製薬株式会社の依頼によるRO4368451(Pertuzumab)とRo45-2317(Trastuzumab)の早期乳癌を対象とした第3相試験
 
2.日本化薬株式会社の依頼による転移・再発乳癌患者を対象としたNK105とパクリタキセルとの比較第3相試験 (エントリーは終了、進行中)
 
3.KAITLIN 中外製薬株式会社の依頼による早期乳癌患者を対象としたO5304020とRO4368451の第3相試験(エントリーは終了、進行中)
 
4.COMACHI(中外製薬)
HER2陽性の手術不能または再発乳癌に対する一次治療としてのペルツズマブ、トラスツズマブおよびドセタキセル併用療法の有効性および安全性を検討する製造販売後臨床試験
 
5.BOLERO4(Breast Cancer Trials of Oral Everolimus)(ノバルティス・ファーマ)
エストロゲン受容体陽性・HER2陰性の転移性または局所進行性乳癌を有する閉経後女性を対象としたエベロリムスとレトロゾールの併用による非盲検、第2相、単群試験
 
6.MONARCH2(イーライリリー)
ホルモン受容体陽性HER2陰性の局所進行または転移性乳がん患者を対象としたフルベストラント単独またはCDK4/6阻害剤LY2835219との併用の無作為化二重盲検プラセボ対照第3相試験(I3Y-MC-JPBL)
 
【多施設共同臨床試験】
1.TARGET-1
ホルモン受容体陽性転移・再発乳癌に対するタモキシフェンのCYP2D6遺伝子型に基づく個別化投薬と固定用量の比較研究
 
2.JCOG1017(PRIM-BC)
薬物療法非抵抗性StageIV乳癌に対する原発巣切除の意義(原発巣切除なしversusあり)に関するランダム化比較試験
 
3.JCOG1204(INSPIRE)
再発高リスク乳癌術後患者の標準的フォローアップとインテンシブフォローアップの比較第3相試験
 
※エントリー終了
1.術前化学療法後乳がん症例に対するSLNBの標準化に関する研究(厚労省中村班)
 
2.超音波検査による術前化学療法効果予測の研究(JABTS03)
 
3.ELTOP study(WJOG6110B)
「トラスツズマブおよびタキサン系抗癌剤治療歴のあるHER2陽性の転移性または切除不能局所進行乳癌において、トラスツズマブ+カペシタビン併用療法(HX療法)と、ラパチニブ+カペシタビン併用療法(LX療法)とを比較するランダム化第2相試験」
 
4.RESPECT study(N-SAS BC07)
「高齢者(70~80歳)、HER2陽性乳癌患者に対するトラスツズマブ vs. トラスツズマブ+化学療法(パクリタキセル(毎週)、ドセタキセル(3週毎)、AC/EC、CMF)」
 
5.「切除可能なHER2陽性乳癌に対する術前Docetaxel+Carboplatin+Trastuzumab(TCbH)療法の第2相臨床試験」(KBOG-1204試験)
 
6.JBCRG-C05
HER2陰性の手術不能または再発乳癌患者を対象としたベバシズマブとパクリタキセルの併用療法の有用性を検討する観察研究
 
7.POTENT試験(Postoperative Therapy with Endocrine and TS-1)(CSPOR)
エストロゲン受容体陽性HER2陰性乳癌に対するS-1術後療法ランダム化比較第3相試験
 

取り扱っている主な対象疾患

乳癌、良性乳腺疾患、甲状腺・副甲状腺疾患


 ■主な手術および検査件数(平成27年度実績)
手術名・検査名 件数
全乳癌手術 778例
 初発乳癌手術 736例
 乳房温存術 425例(57.7%)
良性乳腺疾患手術症例数 86例
甲状腺・副甲状腺疾患手術症例 36例
同時再建 79例
センチネルリンパ節生検 522例(70.9%)
SLN→AX 34例

■受診について
当院では患者さんの待ち時間を短縮するために、完全予約制を導入しています。 ご予約方法は以下を参照してください。
○紹介状のない方:必ず他の医療機関からの「紹介状(診療情報提供書)」と受診の予約が必要です。書式は問いません。
 ー過去に当院での受診歴はあるものの乳腺内分泌外科の予約がない方も、現在治療中、定期的な経過観察中の方を除き、他院からの紹介状と受診の予約が必要です。
 ー6ヶ月以上ご受診いただいていない場合も、紹介状と受診の予約が必要となります。  
 
○紹介状のある方:こちらをご参照下さい。
紹介状を持参されていても、予約がお済みでないまま来院された方は、メディカルサポートセンター窓口11にお進み下さい。
✳︎注意! 予約がない方は、既に予約されている方の診察が優先されるため、原則ご来院日に受診できません。ご了承のほどよろしくお願い申し上げます。


受診について

・当院では患者さんの待ち時間を短縮するため、予約制を導入しています。
・ご予約方法は一般の患者さんと医療関係の方で異なります。