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乳腺・内分泌外科

最終確認日:2018/6/1

診療科所在地

■病棟 病院本館8階西
■外来 病院本館3階

外来受付電話番号

電話番号6301

ご挨拶

 乳腺・内分泌外科は、乳癌、甲状腺癌などの悪性疾患を中心に乳腺疾患、甲状腺・副甲状腺疾患を治療しています。年間手術症例数は原発性乳癌が約800例、良性乳腺疾患が約100例と豊富な手術症例を誇っています。また、甲状腺・副甲状腺疾患も年間約30症例を行っています。
 原発性乳癌症例の約50%に乳房温存手術を行っています。診断には、マンモグラフィや超音波検査、当院で開発した高分解能MRIを用いています。高分解能MRI、3次元CTにより切除範囲の決定を行い、癌の範囲や進展が複雑な症例にも安全、正確に乳房温存手術を行っています。また、2017年度は、腋窩郭清の省略を目的としたセンチネルリンパ節生検を、約570症例行いました。この手技は、腋窩郭清に伴う知覚鈍麻や上腕のリンパ浮腫を防ぐ最善の方法です。入院日数も短縮できます。また、マンモグラフィ上の石灰化のみで腫瘤を触れない症例に対して、吸引式針生検装置(マンモトーム)を用いて、腫瘤非触知乳癌の早期診断を行っています。術前化学療法によって、腫瘍縮小効果が得られた症例に対して、乳房温存手術の適応を広げています。乳房切除術(全切除)が必要な患者さんには乳房再建術(人工物、自家組織)のオプションも提示し、施行しています。
 家族歴を有する乳癌患者さんに対しては「乳がん遺伝相談外来」を設け、遺伝カウンセリングを行っています。遺伝子検査やリスク低減の予防手術に関してもオプションを準備しております。
 また、他病院からの紹介を含めて、進行再発(転移)乳癌症例に対して、関係各科と協力し化学療法・内分泌療法・放射線療法を組み合わせた集学的治療を行っています。さらに、複数の治験・臨床試験を進行させています。

yomiDr. 病院ガイドインタビュー掲載ページ【外部リンク】


外来担当表
表は左右にスクロールできます
初診外来 再診外来 専門外来
午前

(交替制)

津川浩一郎 部長(再診のみ)
志茂 新
岩谷胤生

午後

津川浩一郎 部長(再診のみ)
志茂 新
岩谷胤生

午前

(交替制)

小島康幸
太田智彦

午後

小島康幸
敦賀智子

午前

(交替制)

志茂 新
岩谷胤生

午後

志茂 新
岩谷胤生

午前

(交替制)

小島康幸
上島知子
河原 太[非]

午後

小島康幸
上島知子
河原 太[非]

午前

(交替制)

本吉 愛
大井涼子
西川 徹[非](2)

午後

本吉 愛
大井涼子

午前

島 あや(1,2,4,5)
大井涼子(3)
喜多島美奈(4)

 

午後
※都合により変更になる場合があります。

午後は原則再診のみ(予約制)

平成28年6月より、乳腺内分泌外科の初診患者さんの受付が変更になりましたので、お知らせいたします。初診につきましては、当科への紹介状をお持ちの患者 さんのみ予約にて受付いたします。紹介元の医療機関を通して事前にご予約の上、紹介状をご持参ください。ご了承のほどよろしくお願い申し上げます。

特殊検査・処置・入院・手術のご案内
名称 所要日数(時間) 説明

超音波ガイド下吸引式針生検

30分

吸引式の針生検装置を用いた組織診断。生検による侵襲を大幅に軽減。

ステレオガイド下吸引式針生検

1時間

石灰化所見のみで腫瘤を触れない症例に対する検査。持続吸引式の針生検装置;マンモトームを用いた組織診断。生検による侵襲を大幅に軽減。

High Resolution MRI Mammography

1時間

高い精度の乳管内の評価が可能な診断方法。乳がんの広がり診断に用いる。

乳癌手術(乳房温存術+センチネルリンパ節生検)

約4日間(入院)

術前検査は、転移検索を含め外来で行います。手術前日の入院、術後は約2日で退院。後日病理結果等を検討し、治療計画を外来で説明。

乳癌手術(乳房切除術・温存術+腋窩リンパ節郭清)

約10日間(入院)

術前検査は、転移検索を含め外来で行います。手術前日の入院、術後は約1週間で退院。後日病理結果等を検討し、治療計画を外来で説明。

乳癌手術+同時再建術

約2週間(入院)

術前検査は、外来で行います。手術前日の入院、術後は約2週間で退院。後日病理結果等を検討し治療計画を外来で説明。

甲状腺手術(甲状腺癌、腺腫)

5日間(入院)

術前検査は、CTなどの転移検索を含め外来で行います。手術前日の入院、術後は約3日間で退院。後日病理結果等を検討し治療計画を外来で説明。

副甲状腺手術(原発性機能亢進症)

4日間(入院)

原発性機能亢進症は、代謝・内分泌内科と共同で診療にあたることが多い。手術前日の入院、または当日の転科。術後は約3日間で退院可能。小切開手術を心がけている。

研究内容

現在エントリー可能な治験、臨床試験
 
【治験】
1.OlympiA(アストラゼネカ)
十分な局所性治療および術前補助化学療法または術後補助化学療法を終了した高リスク生殖細胞系BRCA1/2変異陽性HER2陰性原発乳癌患者に対する術後補助療法としてのオラパリブの有効性と安全性を評価する無作為化二重盲検並行群間比較プラゼボ対照多施設共同第Ⅲ相試験(AZD2281)

 

 

2. MONARCH E(日本イーライリリー株式会社)  
リンパ節転移陽性、ホルモン受容体陽性、HER2陰性の再発高リスク早期乳癌患者を対象とした標準的な術後内分泌療法単独とアベマシクリブとの併用の無作為化非盲検第相試験(I3Y-MC-JPCF)

 

3.IPATunity130(中外製薬株式会社)
PIK3CA/AKT1/PTEN変異を有する局所進行性又は転移性のトリプルネガティブ乳癌又はホルモン受容体陽性HER2陰性乳癌患者を対象とした、ipatasertib+パクリタキセル併用療法の第相ランダム化プラセボ対照二重盲検試験

 

※エントリー終了、試験継続中
1.CLEOPATRA(中外製薬株式会社)
前治療なしのHER2陽性転移性乳癌患者におけるPertuzumzb+Trastuzumab+Docetaxelとプラセボ+Trastuzumab+Docetaxelの有効性及び安全性を評価する第相無作為化二重盲検プラセボ対照比較試験(Roche WO20698)

 

2.APHINITY(中外製薬株式会社)
手術可能なHER2陽性原発性乳癌における術後療法としての化学療法+トラスツズマブ+プラセボと化学療法+トラスツズマブ+ペルツズマブのランダム化, 多施設共同, 二重盲検, プラセボ対照での比較試験

 

3.KAITLIN(中外製薬株式会社)
手術可能な HER2 陽性原発性乳癌患者を対象とした術後補助療法としてのアントラサイクリン化学療法後のタキサン+ トラスツズマブ+ ペルツズマブとT-DM1+ ペルツズマブを比較する多施設共同非盲検ランダム化第相比較試験(Roche BO28407)

 

4.COMACHI(中外製薬株式会社)
HER2陽性の手術不能または再発乳癌に対する一次治療としてのペルツズマブ、トラスツズマブおよびドセタキセル併用療法の有効性および安全性を検討する製造販売後臨床試験

 

5. MONARCH2(日本イーライリリー)
ホルモン受容体陽性HER2陰性の局所進行または転移性乳がん患者を対象としたフルベストラント単独またはCDK4/6阻害剤LY2835219との併用の無作為化二重盲検プラセボ対照第相試験(I3Y-MC-JPBL)

 

6. IMPassion130(中外製薬株式会社)
未治療の転移性トリプルネガティブ乳癌患者を対象とした、アテゾリズマブ(抗PD-L1抗体)とnab-paclitaxelの併用をプラセボとnab-paclitaxelの併用と比較するランダム化プラセボ対照国際多施設共同盲検第相試験(Roche WO29522)

 

7.KEYNOTE-355(MSD株式会社)
切除不能の局所再発又は転移性トリプルネガティブ乳癌の化学療法未治療患者を対象としたMK-3475及び化学療法併用投与とプラセボ及び化学療法併用投与を比較する二重盲検、無作為化、第相試験(MK-3475-355)

 

8. KEYNOTE-522(MSD株式会社)      
トリプルネガティブ乳癌(TNBC)を対象とした術前補助療法としてMK-3475(ペンブロリズマブ)及び化学療法併用投与とプラセボ及び化学療法併用投与の比較並びに術後補助療法としてのMK-3475の単独投与とプラセボの単独投与を比較する二重盲検、無作為化、第相試験(MK-3475-522)

 
【多施設共同臨床試験】
1.JCOG1017(PRIM-BC)
薬物療法非抵抗性StageIV乳癌に対する原発巣切除の意義(原発巣切除なしversusあり)に関するランダム化比較試験
 
2.JCOG1204(INSPIRE)
再発高リスク乳癌術後患者の標準的フォローアップとインテンシブフォローアップの比較第相試験
 
3.RESQ
HER2 陰性転移・再発乳癌患者を対象にエリブリンと S1 の health-related quality of life ( HRQoL )を比較するランダム化 第相試験

 

4.JBCRG-M05(PRECIOUS)
HER2陽性の進行再発乳癌に対するペルツズマブ再投与の有用性を検証する第Ⅲ相臨床研究

 

5.POSITIVE
妊娠を希望するホルモン療法感受性乳癌の若年女性における妊娠転帰及びホルモン療法中断の安全性を評価する試験
 
※エントリー終了
1.TARGET-1
ホルモン受容体陽性転移・再発乳癌に対するタモキシフェンのCYP2D6遺伝子型に基づく個別化投薬と固定用量の比較研究 
 
2.術前化学療法後乳がん症例に対するSLNBの標準化に関する研究(厚労省中村班)
 
3.超音波検査による術前化学療法効果予測の研究(JABTS03)
 
4.ELTOP study(WJOG6110B)
「トラスツズマブおよびタキサン系抗癌剤治療歴のあるHER2陽性の転移性または切除不能局所進行乳癌において、トラスツズマブ+カペシタビン併用療法(HX療法)と、ラパチニブ+カペシタビン併用療法(LX療法)とを比較するランダム化第Ⅱ相試験」
 
5.RESPECT study(N-SAS BC07)
「高齢者(70~80歳)、HER2陽性乳癌患者に対するトラスツズマブ vs. トラスツズマブ+化学療法(パクリタキセル(毎週)、ドセタキセル(3週毎)、AC/EC、CMF)」
 
6.「切除可能なHER2陽性乳癌に対する術前Docetaxel+Carboplatin+Trastuzumab(TCbH)療法の第Ⅱ相臨床試験」(KBOG-1204試験)
 
7.JBCRG-C05
HER2陰性の手術不能または再発乳癌患者を対象としたベバシズマブとパクリタキセルの併用療法の有用性を検討する観察研究
 
8.POTENT試験(Postoperative Therapy with Endocrine and TS-1)(CSPOR)
エストロゲン受容体陽性HER2陰性乳癌に対するS-1術後療法ランダム化比較第相試験
 

取り扱っている主な対象疾患

乳癌、良性乳腺疾患、甲状腺・副甲状腺疾患


 ■主な手術および検査件数(2017年度実績)
手術名・検査名 件数
全乳癌手術 885例
 初発乳癌手術 851例
 乳房温存術 418例(49.1%)
良性乳腺疾患手術症例数 120例
甲状腺・副甲状腺疾患手術症例 21例
同時再建 111例
センチネルリンパ節生検 575例(67.6%)
SLN→AX 33例

■受診について
当院では患者さんの待ち時間を短縮するために、完全予約制を導入しています。 ご予約方法は以下を参照してください。
○紹介状のない方:必ず他の医療機関からの「紹介状(診療情報提供書)」と受診の予約が必要です。書式は問いません。
 ー過去に当院での受診歴はあるものの乳腺内分泌外科の予約がない方も、現在治療中、定期的な経過観察中の方を除き、他院からの紹介状と受診の予約が必要です。
 ー6ヶ月以上ご受診いただいていない場合も、紹介状と受診の予約が必要となります。  
 
○紹介状のある方:こちらをご参照下さい。
紹介状を持参されていても、予約がお済みでないまま来院された方は、メディカルサポートセンター窓口11にお進み下さい。
✳︎注意! 予約がない方は、既に予約されている方の診察が優先されるため、原則ご来院日に受診できません。ご了承のほどよろしくお願い申し上げます。

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