診療科・部門等一覧
消化器・一般外科
診療科所在地
■病棟 病院本館7階東、西、南、6階西、北
■外来 病院本館3階
外来受付電話番号
6302
ご挨拶

消化器・一般外科が対象となる疾患は、消化器系(食道、胃、小腸、大腸、肝臓、胆道、膵臓)の良性および悪性疾患、成人の各種ヘルニアなどの体表外科、内・外痔核、痔ろうなどの肛門疾患です。これらの疾患に対し、患者さんの希望に応じ外来あるいは入院で必要な検査を行います。検査終了後、患者さんが十分に納得のゆくまで診断および治療法(手術的治療法、非手術的治療法、化学療法等)についてご説明させていただきます。その上で、納得と同意の得られた治療を行います。また、診断および治療法については他の医療機関にセカンドオピニオンとしての意見を聞くことも、もちろん可能です。
消化器・一般外科では近隣の医療機関と密接な連携を保ちつつ地域の中核病院として社会へ貢献することを通して、患者さんが安心して治療が受けられるよう、スタッフ一丸となって診療に当たっております。
外来担当表
初診外来 | 再診外来 | 専門外来 | ||
---|---|---|---|---|
月 | 午前 |
月川 賢 顧問医 |
[女性ヘルニア外来] |
|
午後 |
[ストマ外来(再診のみ予約制)] |
|||
火 | 午前 |
大坪 毅人 部長 |
[女性ヘルニア外来] |
|
午後 | ||||
水 | 午前 |
榎本 武治 |
[肛門疾患専門外来] |
|
午後 |
[ストマ外来(再診のみ予約制)] |
|||
木 | 午前 |
朝野 隆之 |
||
午後 |
[ストマ外来(再診のみ予約制)] |
|||
金 | 午前 |
民上 真也 副部長 |
||
午後 | ||||
土 | 午前 |
勝又 健太(1) |
||
午後 |
午後は原則再診のみ(予約制)
( )内の数字は第何週目かを示す
専門外来
名称 | 受付の仕方 | 受付時間 | 概要 |
---|---|---|---|
ストマ外来 |
初診の直接受付は行っていません。 |
||
肛門疾患専門外来 |
医療機関から紹介状を頂き、メディカルサポートセンターにて予約を行って下さい |
第4水曜日 |
大腸肛門病指導医が患者さまに出来るだけ負担が少なく一人のご希望に沿う形で治療を提案させていただきます。 |
女性ヘルニア外来 |
紹介状なしでも受診可能 |
月・火曜日 |
女性のためのヘルニア専門外来です。外来診察は女性医師限定で行います。鼠径ヘルニアに対し早期社会復帰が可能な治療を行います。 |
特殊検査・処置・入院・手術のご案内
名称 | 所要日数(時間) | 説明 |
---|---|---|
腹腔鏡下直腸固定術 |
約7日間 | 完全直腸脱の患者さんに対して行っております。再発の少ない手術方法である直腸固定術は従来開腹術で行われておりますが、当院ではより低侵襲な腹腔鏡下に直腸固定術を行っております。 |
胸腔鏡腹腔鏡下食道亜全摘術 |
2〜3週間 | 食道癌を適応としています。胸部、腹部ともに鏡視下手術を導入して低侵襲手術に対応しています。 進行癌においては腫瘍内科と連携し、術前化学療法を施行後に行います。 |
腹腔鏡下胃切除術 |
約10日間 | 胃癌を適応としています。創が小さく美容的にも優れた侵襲が少ない手術です。開腹手術と比較し根治性は同等で早期退院が可能です。 |
腹腔鏡内視鏡合同手術 |
約7日間 | 胃粘膜下腫瘍を適応としています。お腹の中から腹腔鏡を挿入、胃の中へ内視鏡を挿入し、病変を過不足なく切除致します。病気の場所、大きさからLECS、NEWSなど最新の治療法を行っています。 |
腹腔鏡下大腸切除術 |
約10日間 | 結腸、直腸癌を適応としています。創が小さく美容的にも優れた侵襲が少ない手術です。開腹手術と比較し根治性は同等で、早期退院が可能です。 |
腹腔鏡下胆嚢摘出術 |
約5日間 | 胆嚢結石、胆嚢ポリープ、急性胆嚢炎が適応です。総胆管結石にも適応となることがあります。侵襲が少ない手術で早期退院が可能です。 |
各種ヘルニア |
約4日間 | 鼠径ヘルニア、大腿ヘルニアを対象としています。術後早期社会復帰が可能です。 |
吸引輪ゴム式痔核結紮術 |
外来 | 内痔核に対し外来での治療が可能です。 |
ALTA療法(ジオン注) |
約3日間 | 脱出を伴う内痔核に対して、四段階注射法という注射手技によって直接患部に注射し痔核を縮小させる方法です。 |
PPH |
約4日間 | 痔核の治療で以前よりも術後疼痛の軽減が図れます。 |
肝切除 |
約10日~14日間 | 原発性肝癌、転移性肝癌、胆道癌を主な適応疾患としています。血管腫・嚢胞といった良性疾患にも適応されることがあります。肝胆膵外科高度技能医修練施設として多数の高難度手術を行っています。 |
膵頭十二指腸切除術 |
2~3週間 | 膵癌や胆管癌、十二指腸癌、IPMN(膵管内乳頭粘液性腫瘍)などに適応となります。消化器外科の中でも高難度な手術で、数多く手術を行なっている病院でも術後合併症が30~60%に発生するといわれています。当院では、手術前後の栄養管理、手術手技の定型化、創閉鎖の工夫など合併症を減らす試みを絶えず行っています。 |
研究内容
・鼠径ヘルニアにおける術前腹臥位CTの有用性に関する検討.
・胆嚢内胆汁中アミラーゼ値測定の意義。
・進行・再発結腸直腸癌化学療法の肝障害に関する調査:Chemotherapy Associated Steatohepatitis(CASH)とSinusoidal Obstructive Syndrome(SOS)の病態解明。
・表面筋電図による安静時嚥下イベント検出プログラムの開発研究。(明治大学との共同研究)
取り扱っている主な対象疾患
食道癌、胃癌、大腸癌、肝臓癌、膵臓癌、胆嚢癌、胆石症、ヘルニア、虫垂炎、内痔核
■主な手術件数(2017年度実績)
手術名・検査名 | 件数 |
---|---|
食道 | 19 |
胃 | 83 |
小腸 | 27 |
大腸 | 219 |
肝臓 | 70 |
膵臓 | 39 |
胆嚢 | 156 |
脾臓 | 1 |
虫垂炎 | 79 |
ヘルニア | 157 |
その他 | 107 |
合計 | 957 |