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皮膚科トピックス

乾癬の新しい治療法について

 乾癬は治りにくい慢性の皮膚病で、多くの患者さんが大変つらい思いをされています。また一部の患者さんでは重症の関節炎を起こすこともあり、放置すると関節変形を起こして大きな問題となることがあります。治療は塗り薬や紫外線療法を中心として行われるのが普通ですが、それのみで十分な改善が見られない患者さんに対しては、当科乾癬外来担当医師を中心に、生物学的製剤を用いた新しい治療が行われています。
 生物学的製剤とは乾癬を悪化させる特定の分子を働かないようにさせる薬で、その分子に対する抗体を精製して製剤化したものです。現在のところ3種類の薬が市販されていますが、いずれも注射や点滴で、内服薬はありません。非常に高価で副作用にも注意が必要な薬ですが、効果は劇的です。その使用にあたっては詳細なガイドラインが設けてあり、使用できる施設も、当院のような大病院に制限されています。


血管炎外来の紹介

 血管に炎症を起こして多様な症状を引き起こす病気を血管炎といい、たくさんの病気に分類されています。血管は全身の臓器にありますので、血管炎の症状も侵される臓器により様々ですが、その多くは皮膚に症状があらわれますので、血管炎の診断治療において皮膚科の果たす役割は大きいものがあります。当科の川上准教授は長く血管炎を専門として診療・研究を続けており、その研究成果は国内外で高い評価を受けています。
 血管炎の診断、治療は専門性が高く、一般の皮膚科医にとっては難しいものですが、当科では月曜日午後に川上准教授を中心としたグループにより血管炎外来が開かれ、専門的な見地からレベルの高い診療が行われています。皮膚以外に腎臓や肺にも血管炎を持つ患者さんも多いのですが、それらの患者さんには、当院の腎臓・高血圧内科やリウマチ・膠原病・アレルギー内科などとの連携により、適切な診療を提供できる体制が整えられています。