看護部
看護部は病院の中で最大人数の組織です。多職種と協働しながら、24時間365日患者さんのベッドサイドでケアを提供しています。
37セクションに配置された看護師は超急性期から終末期まで患者さんがどのように生きたいかを考え、大学病院の看護職として日々研鑽を積み愛ある看護の提供を目指しています。
高度急性期病院としての使命を果たし地域医療に貢献する
看護師は「診療の補助」と「療養上の世話」業をとして日々患者さんにケアを提供しています。患者さんを中心とした多職種からなるチーム医療の要として、日々患者さんのセルフケア能力を高めるケアを実践しています。
スタッフ一人ひとりが看護専門職者として「大切にしたい看護」をもっています。組織の理念である愛ある医療を提供するために、「大切にしたい看護」を軸に看護を創造しています。
患者さんの状況を適切に判断するための科学的知識と、最適な看護を提供するための技術が求められます。
また、患者さんの尊厳を守り権利を擁護するための倫理的感受性も必要です。そして、患者さんとの信頼関係構築や多職種との協働のためのコミュニケーション能力も求められます。
社会の変化に柔軟に対応でき、愛ある医療をもって社会的使命を実現できる人財
私は福岡県出身なのですが、まずは関東で最先端の医療を知り、自身の看護を磨きたいという思いから関東で病院探しを始めました。関東の病院でも聖マリアンナ医科大学病院は新病棟に移転することから、整った環境で働くことができるのではないかと考えました。また勤務犬の活動などほかの病院ではあまりみられない取り組みがあることを知り、非常に興味深いと思い働きたいと考えました。また、病院の理念である「生命の尊厳を重んじ、病める人を癒す、愛ある医療を提供します」ということや、看護部理念が、私のやりたい看護、看護観にぴったりであると考え、入職を決めました。
多忙で大変な中でも、患者様の人生の一部に関わっている自覚をもち個々の価値観を尊重することで、個別性に配慮した看護を提供しています。自分が今できる最大限の看護を実践していくことで自身の成長を感じられたり、自身の看護観を深めることができます。自分の追求する看護を実践し、やりがいを感じながら働けるようにぜひ一緒に頑張りましょう。
実習中にお世話になっていた学校の先生が、聖マリアンナで新卒から働いていた経験があり、環境が整っていて症例も多いことから学習・経験を積むには最適というアドバイスを受けたことがきっかけで聖マリアンナを知りました。HPや様々なWebサイトを参考に情報収集を行い、病院見学会に参加しました。院内見学ツアーの中で希望する部署の病室はもちろん、ナースステーションや医療機器室・点滴室なども見学することができました。病院見学会を通して、不思議と自分がこの病院で必死に働いている姿がなんとなく想像できたのと同時に、フィーリングでここだ!というような感覚があったため、入職を決めました。
毎日、必死に考えて行動し、トライアンドエラーを繰り返す日々です。そんな中で、「救命センターだからこそできる看護」と「救命センターだからといって妥協しない看護」の両方を探し続けることで、大きなやりがいを感じています。ときには、とても辛い場面やドラマのような出来事に直面し心が折れそうになる時もあります。それでも、頼れる同期や後輩、心から信頼できる先輩方に支えられて、毎日元気に勤務することができています。
共にマリアンナで、一人ひとりの患者さんの声に耳を傾ける看護を届けていきましょう。
お会いできる日を楽しみにしています。
看護は24時間365日切れ間なく提供されています。患者さんにとって安全で安心な看護を提供していくために、看護を提供する看護師にとって働きやすく快適な職場環境作りに積極的に取り組んでいます。
看護師の動線を効率化することで、ベッドサイドでのケア時間を充実させ、質の高い看護を提供できる体制にしています。ペアナースで業務を協力しながら行ったり、リーダーナースと一緒にハドルミーティングを実施して業務量の調整などを行っています。
経年別の研修のほか、各自のキャリアデザインに沿った研修も豊富にあり、看護師一人ひとりのニードに合わせた教育計画があります。研修時間も勤務時間内に設定されていたり、e-learningでの学習を取り入れていたり、無理なく学習を進めていく事が出来ます。
大学病院ならではの専門性の高い知識・技術をもつスタッフが、患者さんを中心にして、疾病の治癒・回復の促進に向けてチームで一丸となって取り組んでいます。認定看護師や専門看護師といった資格を有した看護師を含めた、多職種で構成されたスタッフ達が現場からの相談に対して迅速に対応できるようにしています。
看護師の働き方改革への取り組みとして、短時間勤務や早出、遅出勤務など、ライフサイクルに合わせた多様な働き方や、身体的な負担を軽減するための休憩時間の確保や超過勤務削減に向けた取り組みを行っています。また、ICTを活用して業務の効率化も専門部署と一緒に協力しながら進めています。
当院では、社会人基礎力を基盤としたうえで、「フィジカルアセスメント能力」「セルフケア看護能力」「概念化能力」を柱として教育計画を立案しています。1~3年目の経年別研修、ラダー別研修、役割別研修があり、スタッフ個々人がキャリアマネジメントできるように支援しています。また、管理者教育については、西部病院、川崎市立多摩病院の3病院で協力して実施しています。
当院では、新人看護師1名に1名のチューターがつき、仕事の仕方、学習方法、悩みごとなどの精神面、生活など広範囲にわたり相談や支援を行っています。また、チューターフォロワーや実地指導者である主任など、部署全体で新人を支援しています。
新人研修には、月1~2回の集合研修と部署でのOJTがあります。1年かけて、新人看護師に必要な知識や技術を習得できるように計画しています。5月のリフレッシュ研修では、院外に飛び出し、部署を超えた横のつながりを作ることができます。
また、2年目には他部署への1か月間の研修があり、自部署では習得できない技術や看護を学ぶ機会を設けています。