診療科・部門等一覧

放射線治療センター

最終確認日:2017/9/1
ご挨拶

 放射線治療は、悪性腫瘍の治療のひとつの柱として大きな役割を果たしています。 その特徴は、身体の形態や機能を損なうことなく腫瘍を根絶することや、症状の緩和を目指すことができることです。 放射線治療の対象となる主な悪性腫瘍は、中枢神経腫瘍、喉頭癌や咽頭癌など耳鼻科領域の腫瘍、乳癌、肺癌、食道癌や直腸癌など消化器腫瘍、子宮癌などの婦人科領域の癌、膀胱癌や前立腺癌などの泌尿器科系の癌、皮膚癌、骨軟部癌、悪性リンパ腫や白血病など血液腫瘍などですが、ほかにケロイドなど良性腫瘍も対象とします。 当院の治療患者数は年間約900症例ですが増加の一途をたどっております。 
 当センターでは2台のライナック(外部照射装置)で治療にあたっていますが、通常の治療はもとより、定位照射や強度変調照射(IMRT)も積極的に行っております。
 小線源治療装置は主として子宮癌の腔内照射に用いておりますが、良い成績をあげています。これまでならあきらめられていた進行癌に対しても、放射線治療と全身化学療法の併用や、画像診断部門との協力のもとに、非手術的な低侵襲性局所療法との併用により、治療成績を向上させております。
 当施設では、患者さんの生活の質(Quality of life)と治療効果の向上を目指し、これらの先端的治療技術を含め、腫瘍を扱う臨床各科と共同して積極的に新しい治療法に取り組んでおります。


業務の案内

放射線治療

◎外部照射
 ライナック2台により 放射線治療の主体である外部照射を行っています。
◎小線源照射
 放射線同位元素としてイリジウムを用いた遠隔照射装置にて腔内照射、組織内照射を行います。
◎治療計画・治来療管理・経過観察
 放射線治療を遂行するにあたり、まず、症例の適応の有無、ついで方針(根治か緩和か)により照射法を決定し治療計画します。
 治療経過中も、位置、線量が計画通り遂行されているか確認します。また、急性有害事象の有無を確認し、あれば対処します。
 治療終了後も腫瘍制御、有害事象の発生の有無を中心に経過観察します。
◎精度管理
 安全に治療を遂行するために、照射機器、周辺機器の精度管理を規則に従い定期的に行います。

受付方法

放射線治療外来
月曜日から金曜日の原則午前外来診察

受付時間

AM 8:45~11:00

研究の紹介

放射線治療
子宮癌放射線化学療法、中枢神経系腫瘍に対する放射線治療、乳癌の放射線治療成績、前立腺癌高精度照射、肺癌高精度照射、頭頸部放射線化学療法、肝細胞癌に対する動注放射線併用療法など。
最近の主な研究発表・論文
・前立腺癌に対する内分泌療法併用根治的放射線治療の成績と予後因子の検討
胃悪性リンパ腫に対する放射線治療経験
中咽頭癌に対する放射線治療成績
上咽頭癌に対する化学放射線交替療法
局所進行子宮頚癌に対する動注同時併用放射線治療
膀胱癌に対する動注放射線併用療法
背臥位での全頭蓋・全脊髄腔照射野接合部の簡易的設定方法
IDC埋め込み後の食道癌患者に対する放射線治療経験