診療科・部門等一覧

リウマチ・膠原病・アレルギー内科

最終確認日:2018/7/1

診療科所在地

■病棟 病院別館7階南
■外来 病院本館2階内科西

外来受付電話番号

電話番号6075

ご挨拶

膠原病には、この10年間で大きな治療変化を遂げたものも多くあります。生物学的製剤をはじめとする分子標的薬と呼ばれる新たな治療薬の登場に伴い、従来からの薬剤とともに上手に使用することで、寛解や低疾患活動性と呼ばれる病勢の落ち着いた状態や、治療が難しかった症状の改善や安定化を目標にできるようになってきました。

しかし、これらの治療は、小児期、移行期、壮年期、老年期などのライフサイクルや、また挙児希望や妊娠・授乳の有無などに応じて、更に関節リウマチでは整形外科治療も考慮に入れながら、診療を行っていく必要があります。そこで、2018年4月より、聖マリアンナ医科大学病院にリウマチ・膠原病生涯治療センターが開設されました。このセンターは、内科や整形外科、小児科が緊密な連携のもと、各ライフステージにあった適切な内科および整形外科治療を届けられる日本で初めてのセンターとなります。まず、当センターでは、移行期の患者さんを対象とした移行期外来、挙児希望のある方や妊娠、授乳期の患者さんを対象とした母性内科外来、リウマチ外科外来の特別外来を設け、地域の医療機関の皆様と連携をさせていただきながら、個々の患者さんに合わせた全人的医療を目指してまいります。

センター一同、皆様と一緒に疾患に向き合い、その克服のために努力してまいる所存です。是非、ご相談ください。

 

移行期外来:小児から成人への移行期にあたる主に中学生以上の若年性特発性関節炎や膠原病の患者さんを対象としています。移行期では小児膠原病の特徴を踏まえた治療を行いながら、病気への理解、学業や就職との両立、社会的支援の変化への対応など、今後との成人科における診療への準備が必要となります。当外来では、移行期の患者さんの診療やサポートを積極的に行っていきます。

母性内科外来:リウマチ・膠原病の診療では、挙児希望のある時点から、妊娠、出産、授乳までの期間、使用できる薬剤も限られ、生じるうる合併症にも特別な注意が必要となります。当外来では、患者さんの疾患や病状を評価しながら、妊娠可能な状態への準備、妊娠に伴って生じうる母体や児の合併症への対応、出産時のケア、妊娠・授乳中の薬物治療を行っていきます。


外来担当表
表は左右にスクロールできます
初診外来 再診外来 専門外来
午前

永渕裕子 副部長

加藤智啓
松下広美

午後

鈴木真奈絵
鈴木 登

[Rp外来]
大岡正道 副部長(1,2)

[母性内科外来]
交替制(3,4)

午前

交替制

鈴木 豪
高桑由希子

午後

鈴木 豪
今村 充

清川智史

[アレルギー外来]
今村 充

午前

山崎宜興

川畑仁人 部長
永渕裕子 副部長

[移行期外来]
川畑仁人 部長

午後

永渕裕子 副部長
石森加奈
清川智史

午前

今村 充

大岡正道 副部長
高桑由希子

午後

川畑仁人 部長
今村 充
遊道和雄

午前

鈴木 豪

山崎宜興
藤本久絵

午後

山崎宜興
櫻井恵一
殿岡久美子

午前

山崎宜興(1)
鈴木 豪(2,5)
鈴木可奈子(2,5)
永渕裕子 副部長(3)
飯田春信(3)
今村 充(4)
後藤由多加(4)

午後
※都合により変更になる場合があります。

午後は原則再診のみ(予約制)
( )内の数字は第何週目かを示す

※川畑仁人診療部長宛の紹介状をお持ちの患者さんは予約制ですので、メディカルサポートセンターにご連絡ください。予約のない場合は、初診時は別の医師が対応させていただく可能性があります。

特殊検査・処置・入院・手術のご案内
名称 所要日数(時間) 説明

生物学的抗リウマチ薬治療

外来 ・入院

現在7種類の新規生物学的製剤が市販されていますが、各薬剤の特性を活かし、患者さんの病状に合わせた適正な用法用量を用いた治療により、患者さんの安全性を高め、かつ経済的負担を軽減する新しい試みを行っております。

関節リウマチ早期寛解導入療法

外来

発症2年以内の関節リウマチ患者さんに対して、寛解治癒を目指した新しい治療プロトコールに基づく治療を行っております。

肺高血圧症早期診断治療

外来 ・入院

膠原病患者さんに合併する肺高血圧症は重篤な合併症ですが、当科における患者さんの解析から得られた独自の診断法にて早期に診断・治療することにより、予後の改善が期待されます。教室独自の診断法とステップアップ療法を用いております。

研究内容

私どもの教室の研究テーマはリウマチ・膠原病の発症機序の解明と新規治療法の開発です。
(1)抗好中球細胞質抗体の認識抗原としてのHigh mobility group(HMG)蛋白質、HMGB1とHMGB2の同定および抗H M G B 1 / H M G B 2抗体測定系ELISA、および、可溶性HMGB1蛋白質の測定系を確立。これらの臨床的意義の解析
(2)日本における血管炎の治療法の確立や、血管炎の病因・病態の解明のための臨床研究およびゲノミクス/プロテオミクスという応用した血管炎の病態解析。
(3)膠原病性肺高血圧症の病態解明を目指し、炎症と血管収縮因子の新しい関係性の構築にむけたヒトおよび実験モデルによる解析
(4)関節リウマチにおける感染症のリスク因子解析
(5)単関節炎の関節リウマチの臨床的特徴の解析
(6)関節リウマチ患者におけるMTX関連リンパ腫の解析
(7)血清反応陰性関節症(SAPHO症候群・乾癬性関節炎)における臨床的特徴の解析
(8)ベーチェット病における自己抗体の検索・解析
(9)膠原病の肺病変や肺高血圧症につき、当科で経験した多くの症例に基づいて解析を行い、今後の治療の方向性に役立てるための検討および研究
(10)関節リウマチにおける寛解達成後に残存する潜在性炎症像のMRIを用いた解析と、関連バイオマーカーの検索
(11)全身性エリテマトーデス、ループス腎炎の長期予後を当科の経験症例に基づき解析し、よりよい治療戦略を開発するための検討および研究

取り扱っている主な対象疾患

1.関節リウマチ

2.全身性エリテマトーデス

3.多発性筋炎/皮膚筋炎

4.強皮症

5.混合性結合組織病

6.血管炎症候群

  1.高安動脈炎

  2.巨細胞性動脈炎

  3.結節性多発動脈炎

  4.顕微鏡的多発血管炎

  5.多発血管炎性肉芽腫症

  6.好酸球性多発血管炎性肉芽腫症

7.成人型スチル病

8.リウマチ性多発筋痛

9.RS3PE症候群

10.乾癬性関節炎

11.SAPHO症候群

12.強直性脊椎炎

13.再発性多発軟骨炎

14.ベーチェット病


 ■入院患者数 【2017年度実績】
手術名・検査名 件数
関節リウマチ 77
全身性エリテマトーデス 80
皮膚筋炎 46
全身性強皮症 31
顕微鏡的多発血管炎 21
多発性筋炎 22
多発血管炎性肉芽腫症 34
ANCA関連血管炎 3
結節性多発動脈炎 7
混合性結合組織病 15
成人スチル病 4
ベーチェット病 1
リウマチ性多発筋痛症 11
悪性関節リウマチ 7
IgA血管炎 1
再発性多発軟骨炎 4
シェーグレン症候群 11
巨細胞性動脈炎 4
高安病 1
IgG4関連疾患 3
SAPHO症候群 1
好酸球性多発血管炎性肉芽腫症 23
強直性脊椎炎 1
アナフィラキシーショック 8
スイート病 2
間質性肺炎 12
肺高血圧 9
その他 132