診療科・部門等一覧

リウマチ・膠原病・アレルギー内科

最終確認日:2018/4/1

診療科所在地

■病棟 病院別館7階南
■外来 病院本館2階内科西

外来受付電話番号

電話番号6075

ご挨拶

当科は、関節リウマチや全身性エリテマトーデス、強皮症、多発性筋炎・皮膚筋炎、高安動脈炎、結節性多発動脈炎、ANCA関連血管炎、ベーチェット病、成人発症スティル病、再発性多発軟骨炎、強直性脊椎炎、乾癬症性関節炎などの膠原病や膠原病類縁疾患および気管支喘息などのアレルギー性疾患の診断、治療を行っています。2016年度は、年間延べ12,700人以上の患者さんが入院治療をうけておられます。外来でも延べ28,100人以上の患者さんの受診が有り、35床の専門病棟と午前午後各3診による外来体制で対応しております。
関節リウマチは、私たちの0.5~1%が罹患し、関節の腫れや疼痛、変形、間質性肺炎などを呈する慢性炎症性疾患ですが、その診療はこの10年間で大きな変化を遂げました。生物学的製剤をはじめとする分子標的薬と呼ばれる新たな治療薬の登場に伴い、従来からの薬剤とともに上手に使用することで、多くの患者さんで、寛解や低疾患活動性と呼ばれる病勢の落ち着いた状態を目標にできるようになってきました。その他の膠原病においても、薬剤の進歩や使用法の変化により、この10年間で治療の進め方も着実に変化しつつあります。今後更に、関節リウマチと同様に分子標的薬の使用も進むでしょう。
私たちは、このような最新の治療を、個々の患者さんに合わせた全人的医療の視点から提供したいと考えています。そのために、病気や治療に伴う合併症への対応や予防への取り組みも重要であり、総合的な視点から病気を克服できるよう注力してまいります。また、地域の医療機関との連携および院内の科を超えた協力を積極的に行っていき、疾患を中心とした専門性とともにライフステージに合わせた最善の治療を、生涯にわたってシームレスに提供できるよう、誠心誠意努めていく所存です。
リウマチ・膠原病・アレルギー疾患の治療は進歩を遂げていますが、今後も更なる制御と克服を目指すという観点では、継続した研究と人材育成は欠かせません。当科は、この両者のための拠点としても貢献してまいります。研究では、その成果が今後の医療に貢献できるような臨床研究および臨床免疫学研究を進めています。人材育成でも、今後の地域の専門的診療を担える医師や研究を進められる医師など、社会に貢献できる多様な人材を輩出できる講座を目指しています。
リウマチ・膠原病・アレルギー疾患の克服のため、医局一同努力してまいる所存ですので、どうぞ皆様方のご支援をお願い申し上げます。


外来担当表
表は左右にスクロールできます
初診外来 再診外来 専門外来
午前

永渕裕子

加藤智啓
松下広美

午後

鈴木真奈絵
鈴木 登

[Rp外来]
大岡正道(1,2)

午前

川畑仁人 部長
今村 充

鈴木 豪
高桑由希子

午後

鈴木 豪
今村 充

清川智史

午前

山崎宜興

川畑仁人 部長
永渕裕子

午後

永渕裕子
石森加奈
清川智史

午前

花岡洋成

大岡正道
高桑由希子

午後

川畑仁人 部長
今村 充
遊道和雄

午前

鈴木 豪

山崎宜興
藤本久絵

午後

山崎宜興
花岡洋成
殿岡久美子

午前

山崎宜興(1)
花岡洋成(1)
大岡正道(2)
松下広美(2)
永渕裕子(3)
石森加奈(3)
藤本久絵(4)
山崎宜興(5)
花岡洋成(5)

午後
※都合により変更になる場合があります。

午後は原則再診のみ(予約制)
( )内の数字は第何週目かを示す

特殊検査・処置・入院・手術のご案内
名称 所要日数(時間) 説明

生物学的抗リウマチ薬治療

外来 ・入院

現在7種類の新規生物学的製剤が市販されていますが、各薬剤の特性を活かし、患者さんの病状に合わせた適正な用法用量を用いた治療により、患者さんの安全性を高め、かつ経済的負担を軽減する新しい試みを行っております。

関節リウマチ早期寛解導入療法

外来

発症2年以内の関節リウマチ患者さんに対して、寛解治癒を目指した新しい治療プロトコールに基づく治療を行っております。

肺高血圧症早期診断治療

外来 ・入院

膠原病患者さんに合併する肺高血圧症は重篤な合併症ですが、当科における患者さんの解析から得られた独自の診断法にて早期に診断・治療することにより、予後の改善が期待されます。教室独自の診断法とステップアップ療法を用いております。

研究内容

私どもの教室の研究テーマはリウマチ・膠原病の発症機序の解明と新規治療法の開発です。
(1)抗好中球細胞質抗体の認識抗原としてのHigh mobility group(HMG)蛋白質、HMGB1とHMGB2の同定および抗H M G B 1 / H M G B 2抗体測定系ELISA、および、可溶性HMGB1蛋白質の測定系を確立。これらの臨床的意義の解析
(2)日本における血管炎の治療法の確立や、血管炎の病因・病態の解明のための臨床研究およびゲノミクス/プロテオミクスという応用した血管炎の病態解析。
(3)膠原病性肺高血圧症の病態解明を目指し、炎症と血管収縮因子の新しい関係性の構築にむけたヒトおよび実験モデルによる解析
(4)関節リウマチにおける感染症のリスク因子解析
(5)単関節炎の関節リウマチの臨床的特徴の解析
(6)関節リウマチ患者におけるMTX関連リンパ腫の解析
(7)血清反応陰性関節症(SAPHO症候群・乾癬性関節炎)における臨床的特徴の解析
(8)ベーチェット病における自己抗体の検索・解析
(9)膠原病の肺病変や肺高血圧症につき、当科で経験した多くの症例に基づいて解析を行い、今後の治療の方向性に役立てるための検討および研究
(10)関節リウマチにおける寛解達成後に残存する潜在性炎症像のMRIを用いた解析と、関連バイオマーカーの検索
(11)全身性エリテマトーデス、ループス腎炎の長期予後を当科の経験症例に基づき解析し、よりよい治療戦略を開発するための検討および研究

取り扱っている主な対象疾患

1.関節リウマチ

2.全身性エリテマトーデス

3.多発性筋炎/皮膚筋炎

4.強皮症

5.混合性結合組織病

6.血管炎症候群

  1.高安動脈炎

  2.巨細胞性動脈炎

  3.結節性多発動脈炎

  4.顕微鏡的多発血管炎

  5.多発血管炎性肉芽腫症

  6.好酸球性多発血管炎性肉芽腫症

7.成人型スチル病

8.リウマチ性多発筋痛

9.RS3PE症候群

10.乾癬性関節炎

11.SAPHO症候群

12.強直性脊椎炎

13.再発性多発軟骨炎

14.ベーチェット病


 ■入院患者数 【2016年】
手術名・検査名 件数
関節リウマチ 77
全身性エリテマトーデス 86
皮膚筋炎 28
全身性強皮症 38
顕微鏡的多発血管炎 43
多発性筋炎 25
多発血管炎性肉芽腫症 22
ANCA関連血管炎 10
結節性多発動脈炎 14
混合性結合組織病 8
成人スチル病 6
ベーチェット病 10
リウマチ性多発筋痛症 6
悪性関節リウマチ 2
IgA血管炎 1
再発性多発軟骨炎 14
シェーグレン症候群 5
巨細胞性動脈炎 2
高安病 2
気管支喘息 2
IgG4関連疾患 3
RS3PE症候群 1
SAPHO症候群 2
好酸球性多発血管炎性肉芽腫症 5
乾癬性関節炎 1
反応性関節炎 1
その他 87
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