先進医療は、国民の安全性を確保し、患者負担の増大を防止するといった観点も踏まえつつ、国民の選択肢を拡げ、利便性を向上するという観点から、将来的な保険導入のための評価を行うものとして、保険診療との併用を認めることとされているものです。
有効性及び安全性を確保する観点から、医療技術ごとに一定の施設基準を設定し、施設基準に該当する保険医療機関は届出により保険診療との併用ができることとされています。
先進医療を受けた時の費用は、次のように取り扱われ、患者さんは一般の保険診療の場合と比べて、「先進医療に係る費用」を多く負担することになります。
「先進医療に係る費用」は、患者さんが全額自己負担することになります。
「先進医療に係る費用」以外の、通常の治療と共通する部分(診察・検査・投薬・入院料等)の費用は、一般の保険診療と同様に扱われます。一般保険診療と共通する部分は保険給付されるため、各健康保険制度における一部負担金を支払うこととなります。
患者さんは「先進医療に係る費用」+「各健康保険制度における一部負担金」をお支払い頂くこととなります。
第3項先進医療技術 |
【先進医療A】 タイムラプス撮像法による受精卵・胚培養 子宮内膜受容能検査1 子宮細菌叢検査1 【先進医療B】 ネシツムマブ静脈内投与療法 切除不能が不可能なEGFR遺伝子増幅陽性固形がん(食道がん、胃がん、小腸がん、尿路上皮がん又は乳がんに限る。) 術前のゲムシタビン静脈内投与及びナブーパクリタキセル静脈内投与の併用療法 切除が可能な膵臓がん(七十歳以上八十歳未満の患者に係るものに限る。) 経皮的前立腺がんマイクロ波焼灼・凝固療法 前立腺がん(限局性のものに限る。) |
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受理番号 |
(先-347)第12号 (先-363)第1号 |
承認日 |
令和4年12月1日 令和5年5月1日 |
患者負担 |
33,000円 7,090円 400円 485,000円 |
当院について
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