診療科・部門等一覧

肝疾患医療センター

ご挨拶

 平成19年1月に「都道府県における肝炎検査後肝疾患診療体制に関するガイドライン」の中で、かかりつけ医、肝疾患に関する専門医療機関、高度医療を担う肝疾患診療連携拠点病院のあり方が定められました。これを受けて平成19年4月、肝疾患連携拠点病院が各都道府県に設置されることになりました。神奈川県では、横浜市立大学市民医療センター、東海大学病院、北里大学東病院、聖マリアンナ医科大学病院の4病院に設置が委託されております。この役割を果たすべく、聖マリアンナ医科大学病院にも肝疾患医療センターが設置されることとなりました。
 慢性肝疾患においては、長期にわたる治療の継続が必要となります。その一方で、近年、肝疾患診療は目を見張る進歩を遂げております。このため、疾患によっては、同じ医療を漫然と継続しても、最善の結果が得られない時代となりました。コモンディジーズの一つに数えられる脂肪肝ですら、診療ガイドラインは数年おきに書きかえられています。時代に応じ、その時点で最良と考えられる治療を提供することが必要な時代となったと言えるでしょう。このためにはかかりつけ医の先生方から肝疾患専門医療機関との連携を充実させることに加え、患者さんやご家族に向けた様々な情報提供や相談支援を通じたサポート体制を充実させる必要があります。
 当院ではこれまでも肝疾患診療に加え、服薬指導、栄養指導、医療福祉相談、市民公開講座などを通じてより良い医療の提供に心がけてきました。肝疾患医療センター設置にあたり、消化器・肝臓内科を中心とする医師に加え、看護師、ソーシャルワーカー、栄養士、薬剤師、事務担当者など院内の様々な部署からの人材を募っています。今後は院内各部署のみならず、地域の医療機関との連携まで含めて統合された肝疾患診療を提供できるよう、多職種が協力して邁進いたします。ご支援、ご指導のほどよろしくお願い申し上げます。


業務の案内

■肝炎の診断と治療、および最新治療の情報提供

肝炎の診断と治療は主として外来診療においてなされています。
必要に応じ、肝臓に針を刺して組織を採取する肝生検検査を行います。この検査は安全性を最優先に考え、入院の上超音波ガイド下にて施行しています。
国内外の学会に参加し、今後予定されている最新の治療情報を提供します。

■受付方法

肝疾患外来:月曜から金曜の肝疾患外来を受診ください。
初診で各医師宛ての紹介状がない場合は、消化器・肝臓内科初診担当医が対応いたします。

■受付時間

外来受付は午前8時30分~11時00分(初診外来も同様です)

■担当科

消化器・肝臓内科


■肝がんの治療

外科手術を含め、最適な治療方針を検討したうえで以下の各種治療法を集学的に行なっています。
1:ラジオ波焼灼術
2:肝動脈塞栓療法などのカテーテルを用いた治療(放射線治療部と協力)
3:分子標的治療薬などによる全身化学療法(選択薬剤により腫瘍内科と協力)
4:定位放射線治療(放射線治療部と協力)
通常、各治療の具体的な詳細は患者さんごとに異なりますが、多くの場合で入院が必要となります。

■担当科

消化器・肝臓内科


■胃食道静脈瘤の治療

血行動態を十分に評価した後に最適な治療方針を検討したうえで、以下の治療を行なっています。
1: 内視鏡的硬化療法
2: 内視鏡的食道静脈瘤結紮術
3: バルーン下逆行性経静脈的塞栓術(放射線科と協力)
4: 経皮経肝静脈瘤塞栓術(放射線科と協力)
治療に際しては入院が必要です。

■担当科

消化器・肝臓内科


■教育・研修

患者さんをはじめ、一般の方々への肝疾患の正しい知識を提供する講演会や、医療従事者を対象とした研修会、診療の連携を目的とした講演会を随時開催しています。

■担当科

消化器・肝臓内科

研究の紹介