診療科・部門等一覧

腫瘍内科

最終確認日:2017/11/1

診療科所在地

■病棟 病院別館7階南
■外来 病院別館2階

外来受付電話番号

電話番号5230

ご挨拶

 本邦では現在、2人に1人が「がん」に罹患しております。健康診断などにより早期発見された「がん」は治癒する可能性が高いですが、ある程度進んだ「がん」の場合には、手術で取り切れたにもかかわらず再発することが少なくありません。さらに進んだ「がん」や手術後に再発した「がん」では、多くの場合には治癒は極めて困難であり、日本人の3人に1人が「がん」で亡くなっております。
 これに対して、最近の「がん」治療の進歩はめざましく、「がん」の治療成績は確実に向上しています。言うまでもなく「新しい抗がん剤」の登場がこれらの進歩に対して最も貢献しており、例えば切除できない大腸癌患者さんの平均的な余命は、10年前に比べて約3倍になっています。しかし、抗がん剤は副作用もあるため、いい加減な使い方をすると、十分な効果が得られず、副作用が強く出過ぎてしまうこともあります。欧米では古くから「腫瘍内科医」が抗がん剤治療を行っていましたが、近年本邦でも、「抗がん治療」は「抗がん剤の専門家」である「腫瘍内科医」が行うべきだとの声が高くなっております。
 当院でも、平成22年7月より「抗がん剤治療の専門科」として「腫瘍内科」が新設されました。当科のスタッフは、抗がん剤治療の経験が豊富であり、全国のがん専門病院の医師とのネットワークも持っており、最新の情報に基づいた治療を行っております。さらには、現在の治療に満足することなく、新たな治療開発のための臨床試験にも積極的に参加しております。
 現在の抗がん剤治療はまだまだ満足できるものではありませんが、個々の患者さんに最適ながん治療を、患者さんに納得いただきながら行っていきたいと考えております。
 抗がん剤治療全般について、何でもご相談下さい。また、「がん」以外の「悪性腫瘍」についても診療しておりますので、ご相談下さい。


外来担当表
表は左右にスクロールできます
初診外来 再診外来 専門外来
午前

(9:00-11:00)
中島貴子 部長

伊澤直樹
水上拓郎

[緩和ケア外来]
平川麻美

午後

(13:00-15:00)

伊澤直樹

小倉孝氏

伊澤直樹
水上拓郎

[緩和ケア外来]
平川麻美

午前

(9:00-11:00)
砂川 優
堀江良樹

新井裕之

午後

(13:00-15:00)
砂川 優
堀江良樹

新井裕之

午前

(9:00-11:00)
新井裕之

津田享志 副部長

午後

(13:00-15:00)
新井裕之

津田享志 副部長

午前

(9:00-11:00)
水上拓郎

中島貴子 部長
小倉孝氏

[緩和ケア外来]
月川 賢

午後

(13:00-15:00)
水上拓郎

中島貴子 部長
小倉孝氏

[緩和ケア外来]
月川 賢

午前

(9:00-11:00)
伊澤直樹

砂川 優
堀江良樹

午後

(13:00-15:00)
伊澤直樹

砂川 優
堀江良樹

[SO外来 13:00~]
中島貴子 部長

[SO外来 14:00~]
砂川 優

午前

(交替制)

午後
※都合により変更になる場合があります。

午後は原則再診のみ(予約制)
( )内の数字は第何週目かを示す

専門外来
表は左右にスクロールできます
名称 受付の仕方 受付時間 概要

緩和ケア外来

通常の来院方法と同様

月・木で通常の外来と同様

がんを含む悪性腫瘍の症状緩和ケア外来

セカンドオピニオン(SO)外来

医療機関よりメディカルサポートセンターで予約して下さい

毎週金曜日
午後13:00~15:00

がんを含む悪性腫瘍の専門外来(特に抗がん剤治療)

特殊検査・処置・入院・手術のご案内
名称 所要日数(時間) 説明

食道がん

5-フルオロウラシル+シスプラチンを用いた化学放射線療法、ドセタキセルおよびパクリタキセル単独療法、5-フルオロウラシル+シスプラチンを用いた術前補助化学療法です。

胃がん

S-1+シスプラチン(オキサリプラチン)併用療法、カペシタビン+シスプラチン(オキサリプラチン)併用療法、パクリタキセル+ラムシルマブ併用療法、パクリタキセル単独療法、ドセタキセル単独療法、イリノテカン単独療法、イリノテカン+シスプラチン併用療法、S-1による術後補助化学療法、カペシタビン+オキサリプラチン併用療法による術後補助化学療法、Her2陽性の場合はハーセプチン併用療法です。

膵がん

FOLFIRINOX療法(5-FU+オキサリプラチン+イリノテカン)、ゲムシタビン+パクリタキセル(アルブミン懸濁型)療法、ゲムシタビン単独療法、S-1単独療法、ゲムシタビン+S-1併用療法、ゲムシタビン+タルセバ併用療法、S-1による術後補助化学療法です。

胆道がん

ゲムシタビン+シスプラチン併用療法、ゲムシタビン単独療法、S-1単独療法です。

大腸がん

FOLFOX療法(5-FU+オキサリプラチン)、XELOX療法(カペシタビン+オキサリプラチン)、FOLFIRI療法(5-FU+イリノテカン)、IRIS療法(S-1+イリノテカン)、イリノテカン単独療法などの抗がん剤とベバシズマブ、セツキシマブ、パニツムマブなどの分子標的薬の併用療法、経口抗がん剤およびオキサリプラチンを併用した術後補助化学療法です。

当科で行っている代表的な標準的抗がん剤治療を上にお示しいたします。
切除不能・再発がんに対する化学療法においても、患者さんができるだけ普段に近い生活を行いながら治療できるように、ほとんどの治療を外来で行っており、入院する場合にも必要最低限の入院日数となるように努力しております。また、標準治療がない病態・病状に対しても、様々な工夫をした治療を他科と協力して試みております。
未承認薬を用いた治験や、新規治療を検討する臨床試験も数多く行っております。

研究内容

・西日本癌研究機構(WJOG)・消化器グループにおける臨床試験
・新規抗がん剤の製薬企業指導治験、医師主導治験
・がん化学療法におけるトランスレーショナルリサーチ(基礎実験から臨床応用への架け橋となる研究)
・外来化学療法における副作用のマネージメントやQOLに関する研究
 

例:進行再発大腸癌におけるKRAS minor、BRAF、NRAS、PIK3CAなどのがん関連遺伝子変異解析のプロファイリング多施設共同研究:SCRUM-Japan GI-screen 2013-01-CRC

取り扱っている主な対象疾患

食道がん、胃がん、膵がん、胆道がん、大腸がん、乳がん、原発不明がん、その他希少な悪性腫瘍


 ■主な手術および検査件数(平成28年実績)
手術名・検査名 件数
食道がん
 術前化学療法 12件 
 放射線化学療法 17件
 化学療法 39件
胃がん   
 補助化学療法 17件
 化学療法 75件
膵がん
 術後補助化学療法 19件
 化学療法 61件
胆道がん
 術後補助化学療法 12件
 化学療法 21件
大腸がん
 術後補助化学療法 32件
 化学療法 115件
その他
 原発不明がん 3件
 乳がん 18件
 GIST 10件
 胚細胞腫瘍 2件
 神経内分泌腫瘍 5件
 肉腫 4件
 甲状腺がん 0件
 合計 462件