診療科・部門等一覧

呼吸器外科

最終確認日:2017/12/1

診療科所在地

■病棟 病院本館8階西
■外来 病院本館3階

外来受付電話番号

電話番号6304

ご挨拶

原発性肺癌をはじめとし、転移性肺腫瘍、良性肺腫瘍、縦隔腫瘍、自然気胸、嚢胞性肺疾患、胸壁疾患、先天性肺疾患、慢性膿胸、手掌多汗症などさまざまな疾患を対象とした呼吸器外科手術を年間200例以上行っています。最近は術後急性期の痛みが少ない胸腔鏡手術が多くなっており、身体に与える負担を軽減した低侵襲手術を心がけています。当科の診療の中心を占める肺癌は、わが国の人口高齢化に伴って急速に増加していますが、早期に発見、診断された場合は、外科治療で完治させることも可能です。われわれは通常のレントゲン写真のみでは発見困難な肺癌に対し、胸部CT、FDG-PET、蛍光気管支鏡、超音波気管支鏡などを行い、的確かつ迅速な診断を行っています。長引く咳や血痰のある方、喫煙歴のある方、胸部検診で異常を指摘された方などは、是非一度ご相談においで下さい。もし肺癌が見つかっても、呼吸器外科専門医、がん治療認定医などの資格を持つ熟練スタッフが責任をもってその後の治療に当たりますので、ご安心下さい。内科的治療が必要と判断された方は当院呼吸器内科との密接な相互連携のもと、内科での治療が開始されます。肺癌組織型、病期に応じた標準治療を行います。ご本人、ご家族に対しては、検査や治療方針について担当医から十分な説明を行い、ご理解を頂いた上で、ご納得いただける診療を行っております。また、セカンドオピニオン外来の受診を希望される場合にはメディカルサポートセンターまでご連絡下さい。

 

セカンドオピオン外来のご案内


外来担当表
表は左右にスクロールできます
初診外来 再診外来 専門外来
午前

中村治彦 部長

午後
午前

佐治久 医長

午後
午前

中村治彦 部長
小島宏司

午後
午前

宮澤知行

午後
午前

丸島秀樹 副部長

午後
午前

交替制

午後
※都合により変更になる場合があります。

午後は原則再診のみ(予約制)
( )内の数字は第何週目かを示す

特殊検査・処置・入院・手術のご案内
名称 所要日数(時間) 説明

蛍光気管支鏡

外来30分程

気管や太い気管支に発生する早期肺癌を鋭敏に発見する検査です。喀痰や血痰が気になる方、ヘビースモーカーは是非ご相談下さい。

超音波気管支鏡

外来・入院30分程

肺に生じた病変の良・悪性の確定診断、肺癌の拡がりや、リンパ節転移などの判定に威力を発揮します。

PET検査

外来2時間程

肺癌を含むいくつかの悪性腫瘍について、その拡がりや転移の有無を調べるのに有用です。外部機関との密接な連携のもとで行います。

胸腔鏡手術

入院(疾患により手術時間が異なる)

皮膚切開創を小さくすることができます。胸腔内病巣の生検、自然気胸の根治手術、良性腫瘍・転移性腫瘍の切除、肺癌切除(一部)に行っています。

手掌多汗症手術

入院20分程

胸腔鏡を使用して胸部交感神経節の一部を切除することで、手掌多汗症を改善します。

研究内容
1.臨床応用可能な人工気管開発を目指し動物実験を行っています。従来は気管腫瘍に対する広範囲切除は困難でしたが、われわれの動物実験では特殊な人工気管を移植して長期生存が可能になりました。今後は再生医療技術も導入し、さらに実用化に近づける予定です。
2.肺癌は病巣からの正確な検体採取が確定診断の基本になります。超音波内視鏡を利用したリンパ節転移診断・超音波画像コンピュータ解析による肺疾患の質的診断、バーチャル気管支鏡によるナビゲーションシステムの可能性検討など、新しい気管支鏡診断技術を研究しています。
3.肺癌細胞の染色体や遺伝子の解析を行って、治療効果や腫瘍悪性度との関係を研究しています。肺癌の遺伝子異常を分析することで、個々の症例に適した手術方法や、治療薬剤の選択(個別化治療)が可能になると考えています。
4.肺癌登録合同委員会 第7次事業:2010年肺癌手術症例の全国登録調査
日本肺癌学会、日本呼吸器学会、日本呼吸器外科学会、日本呼吸器内視鏡学会の4学会が合同で運営する肺癌登録合同委員会は、日本の肺癌診療の診療成績を把握するため、定期的に全国の施設に協力を求めて、大規模データベースを構築してきました。肺癌登録合同委員会は、今回、第7次事業として2010年の原発性肺癌外科治療症例の後ろ向き登録を開始することになりました。登録症例の解析結果をもとに、最新の肺癌治療成績を把握し、今後の肺癌診療に活かしていく予定です。また当事業の症例データベースは世界肺癌学会の国際データベース事業とも共同して、国際対癌連合(Union internationale contre le cancerあるいは The Union for International Cancer Control、略してUICC)による TNM分類の改定にも貢献する予定です。研究計画書は、事務局である大阪大学 呼吸器外科学のホームページにも掲載されていますので、必要な場合はご確認ください。
取り扱っている主な対象疾患

原発性肺癌、肺良性腫瘍、転移性肺腫瘍、縦隔腫瘍、先天性肺疾患、胸壁疾患、自然気胸・嚢胞性肺疾患、悪性胸膜中皮腫、手掌多汗症


 ■主な手術件数(2016年)
手術名・検査名 件数
原発性肺癌 126例
転移性肺腫瘍 25例
気胸 58例
縦隔腫瘍 23例
その他 45例
総数 277例