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病院長のイチ押し!!

腫瘍内科トピックス

腫瘍内科で医師主導治験を推進しています

 セツキシマブ+U3-1565の第I相臨床試験を医師主導治験として開始しました。
 我が国の新薬開発は主に製薬会社が行っていますが、2003年に医師発信の開発も可能となりました。それが医師主導治験です。医師主導治験を行うためには病院全体の高度な診療や支援・管理体制が必要とされます。現在ではまだ国内で医師主導治験を行える施設は極めて少ないですが、腫瘍内科ではその要件を満たす質の高い診療を行っています。
 腫瘍内科で現在行われている医師主導治験は、初回化学療法に不応不耐となった切除不能・進行再発胃癌に対して標準的な2次治療であるパクリタキセルとラムシルマブにニボルマブを併用する治療方法の開発を行っています。ニボルマブは自己免疫を活性化させる薬剤であり、すでに切除不能・進行再発胃癌に対してニボルマブの単独投与の有効性が報告されています。基礎実験において、パクリタキセルを含んだ殺細胞性抗がん剤とのニボルマブの併用や血管新生阻害作用を有するラムシルマブとニボルマブを併用することによって単独よりも作用が増強することが示唆されています。この医師主導治験は、これらの薬剤の適切な投与量、有効性、安全性を検討するために行っています。
 これ以外にも、腫瘍内科では新薬の開発・承認を目的とした多くの治験に参加しており、有望な新規薬剤を使用するチャンスをご提供しています。


消化器がんを始めとした各種固形癌に対する新薬治験進行中

 腫瘍内科では消化器がんを始めとした各種固形がんに対する、製薬会社が行う新薬の治験にも多数参加しています。このような治験は、本邦での新薬の開発・保険承認を目的としており、有望な新規薬剤を使用するチャンスを患者さんにご提供しています。
 近年、がんに対する治療において、それぞれ患者さんのがんの特性に合わせて治療法を選択する個別化医療がさかんに開発されております。何らかの特別な因子(腫瘍の生物学的特徴や患者さんの病態など)を持つ患者さんに対して、特に効果が期待できる薬剤で治療することにより、効果のない患者さんが副作用で苦しむことをなるべく避けようという試みです。腫瘍内科が参加している新薬の治験には、そのような個別化医療の代表格である「分子標的薬剤」を取り入れているものも多くあります。ご興味のある方は、腫瘍内科にご相談下さい。