私の学生生活は看護学校の寮生活からのスタートでした。実習やテスト期間など、大変な時期に同じ不安や悩みを共有できる仲間が24時間近くにいてくれたことがとても心強かったです。共に学び・悩み・楽しく過ごした仲間は今でも繋がりをもっています。
脳梗塞で意志表出ができなくなった患者さんを受け持たせてもらい、残存機能をどのように生かしたらいいのかを考えるために1日観察をしたことがあります。しっかり患者さんを観察し、そこからどう看護へつなげるのか、また患者さんだけではなくご家族との対話から情報を得て看護につなげること、この学びから今の入退院支援部門の看護につながっています。この患者さんが今の私の看護の原点です。
患者さんやご家族と最も身近な存在で、療養生活について共に考え寄り添いながら、その方の「生き方を支える」素敵な職業だと思います。また看護師は、多職種との連携の架け橋となり、様々な人と関わることができることも魅力の一つだと思います。
25年の看護師経験の中で本気で辞めたいと思ったことは一度もありません。結婚、出産しても離れることのない病院勤務、それは惹きつけられる患者さんとの関わりや一緒に働くスタッフとの出会いがあるからです。みなさんとの出会いも楽しみに待っています。
他の仲間からのメッセージ