再発治療(薬物療法など) treatment
再発の治療は局所再発と遠隔転移再発の2つで大きく異なります。
局所再発の場合は再発巣を手術で切除した後、必要に応じて放射線療法や薬物療法を行い、さらなる再発を予防します。
一方、遠隔転移再発の場合はがんの治癒(ちゆ)を目指すのではなく、がんの進行を抑えたり症状を和らげたりしてQOL(生活の質)を保ちながら、がんと共存するための治療を行います。
ホルモン療法は、副作用が少ないという特徴がありますが、効果が出るまでに時間がかかります。(1~3ヶ月位。)手術後、長期間(2~5年間、最近では10年間投与も報告されている)継続して治療することで、再発の予防効果が期待できます。
分子標的治療とは、がん遺伝子により産生される特定のタンパク質などを標的として、その働きを抑えたり、「がん周囲の環境を整える因子」を標的にして、がん細胞が増殖しにくい環境を整える化学治療の一つになります。
放射線療法は、術後の病理結果の説明を主治医から受けた後、放射線治療医の診察があり、治療の計画を立てます。その後、最長約6週間、平日に毎日通院して行われます。1回の照射時間は、数分です。具体的な照射の方法や期間については放射線科医師にお聞きください。
乳がんの治療