医師を志す学生の皆さんに向けて、人間尊重の立場に立った医学教育を実践する聖マリアンナ医科大学の教育精神をご紹介します。
本学では、キリスト教的な愛の精神に基づき、プロフェッショナルとして、確かな専門知識を持っていることはもちろん、ひとの心の痛みがわかる、豊かな人間性を備えた医師の育成に力を注いでいます。
聖マリアンナ医科大学は6年間一貫教育による「グッドドクター養成カリキュラム」を採用しています。1年次から始まる専門教育、コース別講義、小グループ問題解決型教育、臨床実習において医療チームの一員となるクリニカル・クラークシップなど、教わるよりも自ら学ぶ力の養成に重点を置いた教育です。
最新の学習設備を備え、医学教育に必要なすべての機能を集結した「教育棟」をはじめとする聖マリアンナ医科大学の教育環境や、学生、教師の密度の高いコミュニケーションを生む理想的な医学教育環境をご紹介します。
実習や研究室配属で利用する施設をはじめ、大学院や付属研究所等をご紹介します。
在学生・卒業生のお手続きなど。

令和元年(2019)度聖マリアンナ医科大学 医学部医学科 卒業証書・学位記授与式を挙行しました。

 3月6日(金)に本学医学部本館6階大講堂において、令和元年度 第44回聖マリアンナ医科大学医学部医学科卒業証書・学位記授与式が執り行われました。
 今年度の卒業式は新型コロナウイルスの感染拡大防止と安全を第一に考慮し、規模を縮小して卒業生および少数の学内関係者等のみで執り行うこととなりました。
 まず、6年間の全カリキュラムを履修し、医師として習得すべき医学や医療、教養を学び終えた108名の卒業生一人ひとりに、尾崎承一学長から卒業証書・学位記が手渡されました。続いて成績優秀者などの表彰に移り、「明石賞」が井上翔太さん、南雲美希さん、去川裕基さん、「医学会賞」は大槻祐大さん、「聖医会賞」は佐々木雅英さん、「保護者会賞」は山川奈津子さんに授与されました。
 学事報告として加藤智啓医学部長より「卒業生は6年間、総時間6,120時間の学事において所定の課程を修了し、医師となるために実践し得る基礎が確立されました」(お祝いの言葉として冊子を配布)
 式辞では、尾崎学長が「これからの医師としての研修・実践の過程で、折に触れ人類社会に奉仕するという本学建学の精神の意味するところを思い起こしてください」と、希望を込めて激励されました。
 祝辞では、明石勝也理事長が「わが国では今、少子高齢化の進展に伴う2040年の医療提供体制を展望した議論が進んでいます。“医療ニーズに応じたヒト、モノの配置”というテーマです。しかし、これから卒後教育・修練の道を歩む諸君はこの発想に惑わされず、どのような時代にもこたえられる力を自ら意識して身につけ、苦しんでいる人が居たら放ってはおけないという建学の理念に沿った行動をとって欲しいと思います」と、岸忠宏聖医会会長からは「自分の専門だけに特化することなく、専門外の疾患にも興味を持ち、患者さんを中心に自分が専門医の指導を受け、その専門医とともに患者さんを治療してみてください。患者さんは色々な疾患を持っている事が多いと思います。患者さんの臓器だけを治療するのではなくその人を治療して下さい」と述べました。(お祝いの言葉として冊子を配布)
 続いて、卒業生代表の大橋龍太郎さんが力強く宣誓を述べ、在学生の安田浩毅さんが送辞を、吉川優菜さんが答辞を述べ、村上綱亮さんが記念品を進呈しました。最後に宗教学小田武彦特任教授(司祭)の祈願を行い、厳粛かつ友愛の精神に満ちた式典となりました。

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