医師を志す学生の皆さんに向けて、人間尊重の立場に立った医学教育を実践する聖マリアンナ医科大学の教育精神をご紹介します。
本学では、キリスト教的な愛の精神に基づき、プロフェッショナルとして、確かな専門知識を持っていることはもちろん、ひとの心の痛みがわかる、豊かな人間性を備えた医師の育成に力を注いでいます。
聖マリアンナ医科大学は6年間一貫教育による「グッドドクター養成カリキュラム」を採用しています。1年次から始まる専門教育、コース別講義、小グループ問題解決型教育、臨床実習において医療チームの一員となるクリニカル・クラークシップなど、教わるよりも自ら学ぶ力の養成に重点を置いた教育です。
最新の学習設備を備え、医学教育に必要なすべての機能を集結した「教育棟」をはじめとする聖マリアンナ医科大学の教育環境や、学生、教師の密度の高いコミュニケーションを生む理想的な医学教育環境をご紹介します。
実習や研究室配属で利用する施設をはじめ、大学院や付属研究所等をご紹介します。
在学生・卒業生のお手続きなど。

教育施設

教育棟

教育棟


 建学の精神と共に社会の要請に応える良医の育成を実践する場として、医学教育に必要なすべての機能を集結し、少人数教育と情報教育に対応しうる環境を整えています。落ち着いた色調の建物内には、講義教室、図書館、学習室に加え、レストラン、書店、学生ロッカー室などのアメニティー施設も充実し、入退館はICカードで管理されています。創造性豊かな教育環境と先進的なシステムを備えた教育棟で、充実した学生生活が始まっています。

教室201・301・302・401・402

 すべての教室にレノンシステムが導入されています。学生の机の端末と教員の端末で、1対1のリアルタイムな対応が可能になり、さまざまな授業が展開されます。201教室は学生一人に1台のPCが設置されています。

レノンシステム


 レノンシステムは、ICカードを利用した双方向型・対話型の授業支援システムです。授業中に学生の考え方や理解度をレスポンスアナライザーを用いて確認し、リアルタイム に授業の進行に活かすことができます。また、TBL(Team Based Learning)機能を活用したアクティブ・ラーニングの実践により、学習効果の一層の向上が期待できます。

SGL教室

 Small Group Learning(小グループ)で使用できる学習室です。3階と4階にあわせて24室あり、各室には大テーブルと12席、ホワイトボードが設置されています。3階はDVD/VHSデッキ、4階には42インチPCモニターが常設されています。

ラーニングコモンズ

 教育棟3階ラーニングコモンズは、学生の自主的な学修のために自由に利用できる学びの空間です。

マルチメディアラボラトリー

 語学教育のための教室です。各室32席で、e-learningシステム、プロジェクター、書画カメラ、DVD/VHSデッキを設置しています。

メディカルシミュレーションセンター


 メディカルシミュレーションセンターは、2018年4月から教育棟に設置場所を変更しシミュレーション教育を実施しています。シミュレーション教育は、実際の臨床現場・臨床場面を模擬的に再現した学習環境を提供し、医療者としての実践力(知識・技術・態度)の向上を図ることを目的としています。2022年度の補助金申請により、遠隔授業が実施できる設備が設置されました。スタジオは、地下1階メディカルシミュレーションセンターにあり、SGL4室と双方向のやりとりが可能となりました。

明石嘉聞記念図書館


 蔵書数約15万冊を誇る本学の知の宝庫です。ゆったりと配置された開架書棚の書籍は、本学図書館独自の分野別分類により整理され、研究や勉強の利便性を高めてくれます。また、コンピューター検索システムと連動し、書籍を書庫からスピーディに自動搬送する自動書庫も備えています。さらに、WEBでも医学情報収集に関わる数々の電子サービスを利用できます。