派遣留学生等Dispatched International Students and Researchers

2019年度

同済大学派遣学生 / Experience at Tongi University

同済大学派遣学生

将来、JICAなどで海外での医療に携わることに興味があり、海外の医学生との交流をしてみたいと考えたのが留学を志したきっかけです。中国の学生と仲良くなること、外国でも通用する医師になるためには何が必要で、自分には何が足りないのかを実際に感じてくることを目標に掲げ、実習に臨みました。
実習を行った胃腸外科では、7時半に集合し、カンファレンス、回診と術後処置のあと、オペや教授の外来を見学しました。また、漢方では、8時に集合、先生の処置の見学、実際のカッピングでは針治療の補助をしました。これが、各実習診療科での一日の様子です。
中国で、留学経験を通し中国という国への誤解が解けました。具体的には、身勝手なひとが多いというイメージでしたが、実際にはとても親切な人が多く、人間味のあふれた方々が多いということです。
また、医療技術が高度で、医師や学生は日本人に比べ英語が堪能であったことにびっくりしました。中国の学生は4年生で自分よりも学年が下なのに、カルテを書いたり、処置をしたりと知識も技術も豊富だったので、私も負けずに勉強しなければと思いました。
アメリカやイギリス以外の留学先に抵抗がある方にも、ぜひ上海に行っていただきたいと思います。基本的に先生や学生との会話は英語で行われますし、アメリカからの留学生もいるため、英語のスキルアップもできます。実際、アメリカからの学生と仲良くなり、一緒にランチやディズニーにいって充実した生活を送ることができました。

高神大学派遣学生 / Experience at Kosin University

高神大学派遣学生

最初は不安だった留学生活も、渡韓してみると生活のことまで気にかけてくださる高神大学の先生方や学生たちの優しさに触れて、安心して勉学や知識の吸収に努めることができました。一日の実習は、朝の回診から始まります。午前中は内視鏡などの手技を見学。昼食は高神大学の学生や先生方と一緒にとることもあります。午後は外来や手技を見学し、5時ごろに解散になります。実習中は医療単語を聞き取れないこともあり、ゆっくり話していただくようにお願いしたり、わからない単語はその場で調べてその日のうちに復習することを徹底しました。また、経験したことを忘れないように、ポートフォリオの他に自分で日記をつけ、学んだことや思い出を書くようにしていました。友人とルームシェアをして一緒に課題を進めていく中で、勉強に対するモチベーションが強くなったことが留学したことの収穫です。帰国した今は、海外の医師と一緒に活躍できるような力をつけ、高神大学の先生方や学生たちと再会したいと強く思っています。