派遣留学生等Dispatched International Students and Researchers

2018年度

同済大学派遣学生 / Experience at Tongi University

同済大学派遣学生

将来、国境なき医師団に入って医療を行いたいと思っており、そのためには英語でコミュニケーションができるようになるべきと考えています。そのため、低学年の頃より選択科目の上級英語を選択し、ネイティブスピーカーと会話することで少しでもコミュニケーションに慣れるよう努めてきました。
実習中は6時に起床し、7時半からカンファレンスに参加。8時から回診を行い、11時までオペ、OSCE、クルズスなどを行います。午後は12時半から16時まで午前と同様。17時に帰宅し、1、2時間勉強して、留学生仲間や現地の学生と夜ご飯を食べ、1時まで勉強して就寝していました。このような環境で実習を1カ月続けるうちに、医学英語も多岐にわたり使いこなせるようになり、問診を英語で行うことができるようになりました。
これからも国際交流に自ら進んで参加し、日常においても世界に関心を持ち、グローバルな視点で物事を考えていきたいと思います。東京オリンピックにより、外国人を診察する機会は増えるので、自分の英語のレベルを高めつつ、積極的に診察できるようになりたいです。

江原国立大学派遣学生 / Experience at Kangwon National University

江原国立大学派遣学生

私はFamily doctorに興味があり、将来は家庭医学の発達したイギリスなどに留学することも考えています。異国での生活がどういうものであるか学ぶため、海外で実習することを選びました。私が実習した江原国立大学は、日本では大学院にあたります。先生も学生も英語が堪能で、学生はmedical termをすべて英語で習っているほどでした。実習は8時から始まり、午前中は講義や外来見学があり、午後は講義と病棟実習などを行いました。私は積極的に実習へ参加し、講義後は先生に質問するなど、少しでも医学英語のボキャブラリーを増やすように心がけました。実習中のプレゼンテーションはスライドも発表も、すべて英語で行われました。初めての経験で準備が大変でしたが、チームメイトの友人に助けてもらいながら自分でできる限り努力しました。分からなくても助けてもらえることは、交換留学の良いところだと感じました。海外で実習することに不安もありました。しかし英語でのコミュニケーション力向上に加え、自分が海外の学生に比べどれだけ劣っているかを知る絶好の機会になりました。また、限られたツールの中で生活する力も身につき、本当に実りの多い実習でした。

高神大学派遣学生 / Experience at Kosin University

誰も知り合いがいない土地に行くことで、今までよりも積極的になれるのではないかと考え、海外の大学での実習を希望しました。渡航前、医学用語は一通り英語で話せるように、自己紹介は韓国語でできるように、準備をしていました。実習が始まると、現地の学生がすらすらと英語で話していることにまず驚きました。私は分からないことを医学英語で質問できないこともあり、その際は、実習終了後に調べて次の日に質問するように心がけ積極的に実習に取り組みました。
実習は感染症内科と臨床検査医学の2つの部門で行いました。感染症内科では9時に病棟に集合。回診をして、そのあと外来見学でした。午後はレクチャー、外来見学、OSCE練習、カンファレンスなど様々でした。臨床検査医学では、9時から検査室で各検査を見学し、午後は午前中に見学した検査について教授からレクチャーを受けました。1カ月の実習中、多くの先生から韓国の医療についてうかがい、日本の医療についても質問されました。自ら説明することで、以前よりも日本の医療を客観的に捉えられるようになったと思います。帰国する頃には、韓国の学生たちと英語で冗談を言い合えるぐらいになり、英語力の上達も感じました。