医師を志す学生の皆さんに向けて、人間尊重の立場に立った医学教育を実践する聖マリアンナ医科大学の教育精神をご紹介します。
本学では、キリスト教的な愛の精神に基づき、プロフェッショナルとして、確かな専門知識を持っていることはもちろん、ひとの心の痛みがわかる、豊かな人間性を備えた医師の育成に力を注いでいます。
聖マリアンナ医科大学は6年間一貫教育による「グッドドクター養成カリキュラム」を採用しています。1年次から始まる専門教育、コース別講義、小グループ問題解決型教育、臨床実習において医療チームの一員となるクリニカル・クラークシップなど、教わるよりも自ら学ぶ力の養成に重点を置いた教育です。
最新の学習設備を備え、医学教育に必要なすべての機能を集結した「教育棟」をはじめとする聖マリアンナ医科大学の教育環境や、学生、教師の密度の高いコミュニケーションを生む理想的な医学教育環境をご紹介します。
実習や研究室配属で利用する施設をはじめ、大学院や付属研究所等をご紹介します。
在学生・卒業生のお手続きなど。

本学医学部入学試験に関する「第三者委員会」の調査報告書について

令和2年1月17日

受験生・関係者の皆様へ

聖マリアンナ医科大学

本学医学部入学試験に関する「第三者委員会」の調査報告書について

 本学は、文部科学省による「医学部医学科の入学者選抜における公正確保等に係る緊急調査(最終まとめ)」において、「不適切である可能性が高い事案」との指摘を受けておりました。受験生をはじめ関係者の皆様には、ご心配をおかけしましたことを、心よりお詫び申し上げます。

 文部科学省の上記指摘を受け、本学は私立学校法第37条第3項第1号及び第6号並びに本学寄附行為第17条第1号及び第6号に基づき、独立かつ客観的な立場から監事監査を実施し、平成31年1月末に監事監査の結果を文部科学省に報告いたしました。しかし、同省からさらに第三者委員会による調査を実施するよう求められたことから、同年3月29日、日本弁護士連合会による「企業等不祥事における第三者委員会ガイドライン」に沿った第三者委員会を設置いたしました。令和元年12月17日、第三者委員会より調査報告書の提出を受けましたので、この内容を文部科学省に報告するとともに、ここに公表させていただきます。
 従前より本学は、同省からの上記指摘に対し、出願書類等の評価において、評価者が受験者の出願書類を個別に評価し、評価者の心証による総合評価を行った結果であり、大学として、属性による一律の取扱いの差異や恣意的な取扱いを指示したことはなく、評価者もその様なことはしていないことから、差別の認識はないことを説明して参りました。
 しかし、このたびの第三者委員会の調査報告では、平成27年度から平成30年度まで実施された一般入学試験(第2次試験)の出願書類等の評価において、「大学の組織的関与によるものではないが一律の差別的取扱いが認められる」との趣旨の結論が示されております。本学といたしましては、一律機械的に評価を行ったとは認識しておりませんが、かかる報告を踏まえ、意図的ではないにせよ、属性による評価の差異が生じ、一部受験者の入試結果に影響を及ぼした可能性があったとの認識に至りました。そこで本学は、対象年度の受験者に対して、以下の措置を講ずることといたしました。

第三者委員会からの調査報告書

 本学を受験された方に対する対応について、以下のとおり決定いたしましたのでお知らせいたします。

【受験された方への対応】

 当該年度(平成27年度から平成30年度)の第2次試験受験者のうち、①本学に入学された方②本学第2次試験合格者のうち本学への入学を辞退された方、を除く全ての受験者の方を対象にお申し出のあった方に対して、入学検定料相当額を返還いたします(支払方法等の詳細は、後日、本学公式ウェブサイトにてお知らせいたします。)。

 なお、本学では、監事監査報告書の提言を受けて、既に平成31年度一般入学試験より改善を図り、より公正かつ妥当な方法により入学試験を実施しております。今後も調査報告書の内容を真摯に受け止め、全国医学部長病院長会議による「医学部医学科入学試験の規範」を遵守し、透明かつ公正な入学者選抜の実施に努め、受験者をはじめとして社会からの一層の信頼が得られるように、入学試験制度を改善してまいります。

以上

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