本教室について

ICU・HCU

救命救急センターの病棟内訳は、ICU 7床、HCU 30床、熱傷センター 3床です。

当センターは、集中治療専門医研修施設であり、「集中治療専門医」の取得も可能です。

【毎日のベッドサイド回診】

毎日2回の病棟回診では、薬剤師・リハビリ(PT)・臨床工学技士(CE)も参加し、各分野の知恵を出し合いつつ治療が行われます。プレゼンテーションの際には、全身のsystematic reviewを用いて全身をくまなく評価します。

【多くの手技を経験できます】

気管挿管、人工呼吸器管理、中心静脈カテーテル挿入、ブラッドアクセス挿入、動脈カテーテル挿入、胸腹水穿刺、腹腔内圧測定、小外科などの基本的な手技はもちろん、輪状甲状間膜切開、開胸心臓マッサージ、外科的気管切開、経皮的気管切開(PDT)、経皮的心肺補助法(PCPS)、体外式膜型人工肺(ECMO)、大動脈バルーンパンピング(IABP)、大動脈遮断バルーン(IABO)などの手技も経験が可能です。

【多様なモニタリングに習熟することができます】

ICU・HCUにおいて、「想定内の悪化」はあっても、「急変」は存在してはいけません。常に病態を把握し、先手を打つためにもモニタリングへの習熟は欠かせません。侵襲の少ないLeg Rising TestとIVC径測定から、中心静脈圧、動脈圧波形、肺動脈カテーテル、経肺熱希釈法といった侵襲的なモニタリングまで、多くの機器を経験することができます。

【日々の疑問を確かめる術を身につける】

複雑な症例も多く、既存の知識では理解できない病態に遭遇することもあります。文献検索を行い、それでも答えが得られなければ、臨床研究に発展させることも可能です。倫理委員会への申請などの段取りも指導します。