研修・大学院

消化器・一般外科後期研修プログラムの特徴

消化器領域を中心に幅広い知識・技術を身に付ける。

 消化器一般外科では上部消化管、下部消化管、肝胆膵の3領域の診療班をローテーションで研修します。肝胆膵高難度手術や、腹腔鏡下胃切除術・直腸切除術など専門性の高い手術に助手として参加します。また、鼠径ヘルニア手術や腹腔鏡下胆嚢摘出術なども多く行っており術者として、外科基本手技を修得することができます。年間1100件を超す手術の中で「技を練る」ことを目標としています。

腹部救急の対応を学ぶ。

 当院には夜間急患センター、3次救命センターが多くの急性腹症の患者を受け入れているため、急性虫垂炎や胆嚢炎、腹部外傷などの緊急手術も多いという特徴があります。上級医の指導のもと、主に後期研修医が執刀を行います。臓器別によるグループ分けされた高度な定時手術だけではなく、幅広く腹部救急の症例を経験することができます。

最短での外科専門医・消化器外科専門医の取得が可能。

 後期研修医の大きな目標の一つとして日本外科学会外科専門医の取得があります。当科の後期研修では大学病院の本院にいながら心臓血管外科、呼吸器外科、乳腺外科、小児外科、救命センターを3ヶ月毎にローテーションすることで、必要症例を経験し、取得最短の卒後5年で外科専門医を獲得することが出来ます。
 また、本院・及び分院に行うことで一般市中病院では経験することが少ない日本消化器外科学会消化器外科専門医修練カリキュラムにおける高難度手術を多く経験でき、後期研修修了後もスムーズに次のステップを踏み出すことが可能です。