生理学

研究

   自由で幅の広い分野・テーマ・研究技法などを包含しながら、それらを超えた共通の問題意識と考え方でそれぞれのテーマにアプローチするのが、当教室の流儀です。異なるテーマ、異なる方法論で行われている最新の研究を身近で見聞できることは大きなメリットで、他者の方法論や研究の内容が自分の研究テーマに直接役立つことは、意外にしばしば経験することです。そのために、教室内で研究内容や実験方法の「教え合い」などが非常に活発に行われています。他学の先生には質問しにくい初歩的・基本的なことも、同じ教室の中なら遠慮なく訊けます。訊かれた方も基本的なことは意外に分っていないもので、新たな問題意識を生む上で有益なことがあります。こういったことは、これからも十分に活かして行くべき統合教室の利点です。

 当教室の主な研究テーマは次ぎのものです。
 
1)脳機能の調節とミクログリア
2)痛み行動の性差と摂食調節のしくみ
3)前頭前野の神経可塑性と学習・記憶のしくみを解き明かす
4)子育て行動のしくみを理解する
5)骨格筋量を規定する因子の解明(外部サイトへジャンプします)
6)小脳を通して脳を理解する