ファカルティー・デベロップメント
優れた教育と研究を実践するために欠かせない、最も重要な条件は優秀な教員です.しかし経験と能力に富む生理学教員の不足は全国的な傾向です。当教室では教員の教育・研究能力を高め、本学での教育・研究の発展に役立てると同時に、各教員のキャリアアップにもつなげています。
当教室では、新規に採用された助教はまず学生実習の補助、次いで実習指導の分担という順で生理学教育を経験します。この間に並行して研究実績を積みながら、教授、准教授、講師の講義を領域を決めて聴講して将来の講義担当に備えるようにしています。幅広く生理学や関連領域の知識と理解を深めることは、学生教育だけでなく専門領域の研究にも大いに役立ちます。旧第1・第2生理学教室または統合後の生理学教室を経て他大学の教授に就任した教員もおりますし、その赴任先は筑波大学、島根大学、岐阜大学、豊橋創造大学、帝京平成大学などです。その他助教授(准教授)として転出した教員もいます。