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掲載日:2020年12月25日

カテーテル治療に負けない低侵襲心臓弁膜症手術

聖マリアンナ医科大学病院心臓血管外科では循環器内科とも協力して数多くの心臓弁膜症治療を手がけていますが、早期の社会復帰を期待できる、患者さんに優しい治療としての低侵襲弁膜症手術を積極的に導入しています。
例えば僧帽弁閉鎖不全症に対する僧帽弁形成手術は、胸骨正中切開アプローチの他に右側開胸アプローチでの手術をお勧めすることもあります。右側胸部の肋骨に沿った8cm程度の創から僧帽弁に対する操作をおこないます。
また、大動脈弁狭窄症に対しておこなう人工弁置換手術は、患者さんの病的な弁を切除したところに新しい弁を縫い付ける手術ですが、当院では「スーチャーレス(sutureless)弁」あるいは「ラピッドデプロイ(rapid deployment)弁」と呼ばれる「縫い付ける」手技を必要としない新しいタイプの弁を導入することで手術時間の短縮を実現しています。

心臓血管外科
①赤線:胸骨正中切開での創(約25cm)、緑線:右側開胸での創(約8cm)
②右側開胸僧帽弁形成術の様子。術者後方のモニタに僧帽弁形成の様子が映し出されている。
③新しいタイプの大動脈弁位人工弁
 左:パーシバル弁(リヴァノヴァ社)、右:インテュイティ・エリート弁(エドワーズライフサイエンス社)

 

聖マリアンナ医科大学 心臓血管外科