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抗微生物薬の送達手法開発

担当責任者

updated_7/24/2019

聖マリアンナ医科大学 微生物学教室・講師
淺井 大輔 (あさい だいすけ)
 

〒216-8511 川崎市宮前区菅生2-16-1
Tel: 044-977-8111(内3538 or 3539(教室代表))
Fax: 044-977-7818
E-mail: asai【@】marianna-u.ac.jp
(【@】=@ スパムメール対策のための表記です。ご了承ください。)


現在の研究課題

 1. 人工多機能性ポリペプチドの創成

 2. 疾患細胞内情報伝達のセンシング技術の開発

 製剤学のテクノロジーである薬物送達システムの方法論を探究したく、生物化学工学の技術を駆使して抗微生物薬・抗癌薬に対する新奇ドラッグデザイン手法を開拓し、アカデミア発のアイデアとして社会に発信しています。特にペプチド・タンパク質性医薬や遺伝子・細胞医薬など次世代医薬品として最近ニーズが高まってきているバイオ医薬品のシーズを生み出す基礎研究開拓に主眼を置き、ケミストならではの化学的な新奇発想を取り入れながら、薬物の分子設計から合成、物性・機能性の評価、そして細胞および動物試験系による薬効評価までを実施しています。


研究論文・特許等

下記をクリックして下さい。


科学研究費補助金等公的研究費

  1. 日本学術振興会科学研究費基盤研究(A)(分担)平成30-32年度「超高感度細胞膜抗原検出法とがんコンパニオン診断への適用
  2. 日本学術振興会科学研究費基盤研究(C)(代表)平成29-31年度「次世代ワクチンの基盤開発研究~新規デポ型抗原送達システムからのアプローチ 
  3. 日本学術振興会科学研究費基盤研究(C)(分担)平成27-29年度「人工多機能性バイオ高分子を用いた抗HIVペプチドの開発研究
  4. 日本学術振興会科学研究費基盤研究(C)(分担)平成27-29年度情報基盤定量プロテオミクス法を用いたブドウ球菌薬剤耐性因子のプロテオーム定量解析 
  5. 日本学術振興会科学研究費基盤研究(C)(代表)平成26-28年度免疫応答の増強・延長を実現する新規デポ型生体吸収性人工エラストマーの創成 
  6. 日本学術振興会科学研究費基盤研究(A)(分担)平成24-26年度抗がん剤投薬前診断のための次世代ペプチドアレイ 
  7. 日本学術振興会科学研究費若手研究(B)(代表)平成24-25年度「インジェクタブル薬物送達システムのための新規プラットフォームの開発  
  8. 公益財団法人国際科学技術財団研究助成(代表)平成20年度疾患細胞選択的な遺伝子発現制御技術の創出と治療への応用
  9. 文部科学研究費若手研究(B)(代表)平成20-21年度炎症性シグナルセンシングポリマーを用いた新規遺伝子治療戦略の創出
  10. 厚生労働科学研究費政策創薬総合研究事業(代表)平成20-21年度抗エイズ薬開発の新戦略-ウイルス感染細胞特異的な遺伝子発現制御法の創出
  11. 日本私立学校振興・共済事業団私立大学経常費補助金代表平成20年度Rhoキナーゼアイソフォーム選択的基質のスクリーニング
  12. 文部科学研究費若手研究(B)(代表)平成18-19年度炎症細胞特異的な遺伝子送達を目指した遺伝子キャリアーの創製」
  13. 日本私立学校振興・共済事業団私立大学経常費補助金(代表)平成19年度「ウイルス感染細胞選択的な遺伝子キャリアーの創製」
  14. 日本私立学校振興・共済事業団私立大学経常費補助金(代表)平成18年度「ウイルスプロテアーゼ・逆転写酵素を標的とした新規抗ウイルス薬の開発
  15. 財団法人日本科学協会 笹川科学研究助成(代表)平成13年度核受容体コンホメーション法による環境ホルモン作用の評価

(科学研究費補助金データベースへは下記をクリックして下さい)


学会活動(2015~2019年度)

  1. 龍神尭昌、宮原涼、浅井大輔、岸村顕広、森健、片山佳樹; 近接双性イオンポリマーの低抗原性の評価; 第56回化学関連支部合同九州大会、福岡(2019.7.17
  2. 浅井大輔、福田靖、諸熊一則、船本大起、山口優子、森健、片山佳樹、柴山恵吾、中島秀喜; 抗体産生および抗体特性に及ぼす抗原徐放単独寄与の解明; 第35回日本DDS学会学術集会、京都(2019.7.4,5
  3. Mori, T., Sasaki, K., Miyashita, Y., Asai, D., Harada, M., Kishimura, A., and Katayama, Y.; Protection from off-target ADCC by using peptide inhibitors; The 2nd International Symposium on Biofunctional Chemistry (ISBC2017), Kyoto 2017.12.14-16
  4. 浅井大輔、金本大成、寺久保繁美、Ashutosh Chilkoti、武永美津子、中島秀喜; 注射型抗HIVデポ製剤の開発; 第33回日本DDS学会学術集会、京都(2017.7.6,7
  5. 浅井大輔、福田靖、諸熊一則、山口優子、Ashutosh Chilkoti、柴山恵吾、中島秀喜; 人工エラスチンポリペプチド:破傷風トキソイドデポ製剤への最適化; 第32回日本DDS学会学術集会、静岡(2016.6.30,7.1
  6. 姜貞勲、戸井田力、浅井大輔、村田正治; マクロファージを標的とするeat-meシグナルナノ分子; 第32回日本DDS学会学術集会、静岡(2016.6.30,7.1
  7. 武永美津子、竹内智紀、山本有貴、都倉享恵、新美純、濱口明美、太田有紀、浅井大輔、大石真也、中島秀喜、藤井信孝; 新規合成KSP阻害剤のヒト卵巣がんに対する抗腫瘍効果; 日本薬学会第136回年会、横浜(2016.3.26-29
  8. 姜貞勲、戸井田力、浅井大輔、村田正治; マクロファージを選択的に認識する機能性ナノ分子の創製; 第88回日本生化学大会/第38回日本分子生物学会 合同大会(BMB2015)、神戸(2015.12.1-4
  9. 福田靖、浅井大輔、山口優子、諸熊一則、Ashutosh Chilkoti、中島秀喜、柴山恵吾; 破傷風トキソイドを用いた人工エラスチン蛋白のアジュバントとしての可能性; 第19回日本ワクチン学会学術集会、名古屋犬山(2015.11.14,15
  10. 浅井大輔、金本大成、寺久保繁美、Ashutosh Chilkoti、武永美津子、中島秀喜; インジェクタブル人工エラスチンゲルによる抗HIVペプチドのデポ製剤化; 第37回日本バイオマテリアル学会大会、京都(2015.11.8,9
  11. 浅井大輔、福田靖、諸熊一則、Ashutosh Chilkoti、柴山恵吾、中島秀喜; インジェクタブル人工エラスチンゲルによる抗原デポ剤:破傷風トキソイドの徐放効果の解析; 第31回日本DDS学会学術集会、東京(2015.7.2,3


研究・教育背景等

 浅井大輔のバックグラウンドは化学(理-生物化学)です。大学院修了後、博士研究員として(i)医学部-基礎医学部門で分子細胞生物学・免疫学の修練を、(ii)工学部-応用化学部門でバイオテクノロジー創製に関する修練を積みました。その後、現所属にスタッフとして在籍して生命科学の発展に広く貢献できる研究を目標に据え、医学と工学の最先端境界領域の学問である「生命医工学」および「生命情報工学」分野における機能性材料開発の側面をもち、アウトプットとして感染症・微生物学への応用に焦点を当てた学術研究を展開しています。

略 歴

20033月、九州大学大学院理学府分子科学専攻(旧 理学研究科化学専攻)修了(下東康幸教授、博士(理学)(理博甲第851))20034月よりJST-PRESTO(さきがけ)/博士研究員(九州大学大学院医学研究院分子細胞生化学分野(旧 医学部生化学第2講座)・牟田達史助教授)20054月よりJST-CREST/博士研究員(九州大学大学院工学研究院応用化学部門・片山佳樹教授)20064月より聖マリアンナ医科大学医学部微生物学講座/助手(現 講師)。この間20098月より2年間研究留学(米国デューク大学生命医工学部/客員研究員・Ashutosh Chilkoti教授)20141月より国立感染症研究所・細菌第二部(柴山恵吾部長)/協力研究員。

非常勤講師

・上智大学 総合人間科学部 
・昭和薬科大学 薬学部

・東京純心大学 看護学部
・特定医療法人研精会 東京南看護専門学校 

これまでの研究課題

・内分泌かく乱化学物質と女性ホルモン受容体の構造機能相関研究
 (於 九州大学 大学院理学府)
・自然免疫の認識応答とその制御に関する研究
 (於 九州大学 大学院医学研究院)
・疾患細胞選択的な遺伝子発現制御概念の創製に関する研究
 (於 九州大学 大学院工学研究院)

所属学会

日本生化学会(正会員)、高分子学会(正会員)、日本DDS学会(評議員)、日本ウイルス学会(正会員)、日本バイオマテリアル学会(正会員)、American Chemical Society(Regular Member)、神奈川県感染症医学会(正会員)

アドバイザー/共同研究

Injectable Depots for Drug Delivery
  米国デューク大学・生命医工学部 Ashutosh Chilkoti 教授
  聖マリアンナ医科大学・難病治療研究センター 武永美津子 客員教授
「細胞内シグナル伝達の人工変換素子」
  九州大学 大学院工学研究院・応用化学部門 片山佳樹 教授
  国立循環器病研究センター研究所・生体医工学部 姜貞勲 博士

主な研究業績

  1. Asai, D., Tahara, Y., Nakai, M., Yakabe, Y., Takatsuki, M., Shinmyozu, T., and Shimohigashi, Y. (2000) Structural essentials of dialkyl phthalates to bind to the estrogen receptors. Toxicol. Lett. 118, 1-8
  2. Kang, J.H., Asai, D., Kim, J.H., Mori, T., Toita, R., Tomiyama, T., Asami, Y., Oishi, J., Sato, Y., Niidome, T., Jun, B., Nakashima, H., and Katayama, Y. (2008) Design of polymeric carriers for cancer-specific gene targeting: Utilization of abnormal protein kinase Cα activation in cancer cells. J. Am. Chem. Soc., 130, 14906-14907
  3. Asai, D., Kuramoto, M., Shoji, Y., Kang, J.H., Kodama, B.K., Kawamura, K., Mori, T., Miyoshi, H., Niidome, T., Nakashima, H., and Katayama, Y. (2010) Specific transgene expression in HIV-infected cells using protease-cleavable transcription regulator. J. Control. Release, 141, 52-61
  4. Asai, D., Xu, D., Liu, W., Garcia Quiroz, F., Callahan, D.J., Zalutsky, M.R., Craig, S.L., and Chilkoti, A. (2012) Protein polymer hydrogels by in situ, rapid and reversible self-gelation. Biomaterials, 33, 5451-5458
  5. Asai, D., Kanamoto, T., Takenaga, M., and Nakashima, H. (2017) In situ depot formation of anti-HIV fusion-inhibitor peptide in recombinant protein polymer hydrogel. Acta Biomater., 64, 116-125