当科の研修の魅力
確かな成長を実感できる研修環境
診療現場での実践とドライラボ等のシミュレーションを組み合わせ、「安全に手技を確認する→臨床で活用する」までを一貫して支援します。術前カンファレンスと振り返りを通じて、評価に応じて担当範囲が段階的に広がるよう調整します。
相談しやすい雰囲気と、他科・関連病院との連携により、基礎から応用まで学ぶ機会を確保します。


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学びの基盤
ドライラボ/全体および専門分野カンファレンス/症例レビュー/外部講師招聘・手術指導
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相談できる体制
メンター・定期面談・手術ビデオのフィードバック
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経験の場
本院+神奈川県内の
関連病院ローテーション -

進路の幅
臨床の深化、研究・大学院、留学、教育参画
など
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初期臨床研修
初期臨床研修では、周術期管理の基本とチーム医療での役割を中心に学びます。外科病棟・外来・内視鏡・救急対応の基礎を経験し、手術室では安全確認の流れと補助手技を確認します。
学びのポイント
- 周術期評価(バイタル・疼痛・栄養 等)
- 傷処置・ドレーン管理などの基本技術
- 術前カンファレンスと術後の振り返り
詳細は、以下をご確認ください。
初期臨床研修 (外部サイト) -

後期研修
当科の後期研修は、「後期研修医(任期付助教)コース」と「大学院医学研究科(大学院生)コース」の2コースで構成されています。- 以下の学びのポイントは、公式の2コース(任期付助教/大学院生)の中で選べる強化テーマです。興味や到達度に合わせて個別に組み合わせます。(詳細は面談でご相談ください)
学びのポイント
- 臨床深化コース
本院+関連病院で主担当領域を段階的に拡大(術前計画~執刀~術後管理の一貫経験)。 - サブスペ強化コース(例:上部/下部消化管・肝胆膵・ヘルニア等)
上部/下部消化管、肝胆膵、ヘルニア等の比重を調整し、術式選択や合併症対応の判断力を養成。 - 研究・大学院コース
研究テーマ設定、データ収集、学会発表・論文化を計画的に推進(大学院コースは特に連動)。 - 地域連携コース
関連病院での説明・多職種連携・地域での外科診療運用を経験。 - 留学志向/ダブルライセンス相談
必要要件の整理や時期調整、準備支援(制度・枠により可否を判断)。
任期付助教コースについて
4年間を基本に、消化器・一般外科の知識・技能を段階的に習得します。
一定期間、他の外科部門(心臓血管/呼吸器/乳腺内分泌/小児)をローテーションし、内視鏡・超音波センターや救急関連の実地も経験します。期間中に関連病院での教育出張を行い、手術・検査の実践機会を広げます(配属や期間は年度・体制で変動)。学位取得は臨床研究等で検討可能です。
得られる力
- 外科医としての幅広い臨床力
- 執刀経験を通じた外科基本手技の修得
- 救急外科症例に対応する判断力と実践力
- 周術期管理における総合力
- 多職種連携によるチーム医療の実践力
プログラム内容
- 消化器・一般外科ローテーション(上部消化管・下部消化管・肝胆膵)
- 一般手術(鼠径ヘルニア、胆嚢摘出など)の術者経験
- 高度手術(胃切除、直腸切除、肝胆膵手術)の助手として参加
- 救急外科(虫垂炎、胆嚢炎、外傷など)の執刀経験
- 内視鏡センターや救命センターでの研修
カリキュラム(例)

1日のスケジュール(例)
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8:00
病棟回診
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9:00
手術(助手や術者として参加)
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13:00
カンファレンスで症例検討
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15:00
外来診療の見学や補助
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17:00
病棟業務・術後管理
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18:00
帰宅または学習・研究活動
大学院医学研究科(大学院生)コースについて
博士(医学)取得を目標に、基礎または臨床研究を計画的に進めます。研究に充てる期間(ベッドフリー)を設け、進捗に応じて標準修業年限内での学位取得を目指します。大学院在学中も、外科専門医取得に必要な臨床経験を積めるようカリキュラムを組み合わせます(詳細は年度要項に準拠)。
得られる力
- 臨床と研究を両立するマネジメント力
- 消化器外科における高度な専門知識と技術
- 研究計画立案から論文作成までの研究力
- 学会発表や論文執筆を通じた発信力
- 教育者としての指導力
プログラム内容
- 消化器・一般外科(上部消化管・下部消化管・肝胆膵)の臨床研修
- 外科専門医取得に必要な他科での臨床経験
- 基礎研究(肝細胞保護、大腸がん分子研究など)
- 臨床研究(外科手技、周術期管理の研究など)
- 学会発表や論文執筆を通じた研究成果の発信
カリキュラム(例)

1日のスケジュール(例)
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8:00
病棟回診
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9:00
研究室で実験やデータ解析
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13:00
研究カンファレンス
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15:00
手術助手や臨床研修に参加
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17:00
手術助手や臨床研修に参加
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18:00
帰宅
キャリアパスについて
当科の研修を修了した後は、大学病院での専門性の深化、関連病院での臨床実践、研究・教育への継続参画、国内外での研修など、複数の進路があります。進路は個別の志向・時期・配置枠などにより異なりますので、面談を通じて、希望の進路を明確にすることが可能です。
主な進路の方向性
- 大学病院での臨床+教育・研究の両立
- 関連病院(神奈川県内等)での外科スタッフとしての実践
- サブスペシャリティ(上部/下部消化管・肝胆膵・ヘルニア 等)の比重を高める働き方
- 大学院修了者の研究継続・臨床研究の推進
- 国内外の短期研修・観察研修(observership 等)の活用
- 教育参画(後輩指導・カンファ運営・教育資材整備)
病院見学・お問い合わせ
病院見学・お問い合わせについてはこちらよりお申し込みください。
募集について
| 対象 |
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|---|---|
| エントリー方法 |
以下の募集サイトにて募集を行っております。 |
研修プログラム

学位取得(2024年度)
木村 紗衣
Original Article
J.St. Marianna Univ.
2024;15(2):53-65
doi:10.17264/stmarieng.15.53
Investigation of the Relationship between
4-Step Walking Distance, 6-m Walking Speed, and
5-Times Sit-To-Stand Test in Patients Undergoing Gastrointestinal Surgery
Sae Kimura, Shinya Mikami", Shinjiro Kobayashi, and Takehito Otsubo
Department of Gastroenterological and General Surgery, St. Marianna University School of Medicine, Kanagawa, Japan
西澤 一
Original Article
J.St. Marianna Univ.
2024;15(2):99-108
doi:10.17264/stmarieng.15.99
Novel Surgical Risk Score for Calculating the Limits of Surgical Invasiveness
Hiro Nishizawa, Ryoji Makizumi, Shinjiro Kobayashi, and Takehito Otsubo
Department of Gastroenterological and General Surgery, St. Marianna University School of Medicine, Kanagawa, Japan


