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  3. 世界初、希少疾患「CAEBV」の国際シンポジウムを開催

掲載日:2026年3月17日

世界初、希少疾患「CAEBV」の国際シンポジウムを東京で開催
― クラウドファンディングによる多くの支援を背に、国際的な研究連携を加速 ―

聖マリアンナ医科大学 血液・腫瘍内科(主任教授:新井文子)は、2026年3月20日・21日の2日間、東京科学大学にて慢性活動性EBウイルス病(CAEBV)をテーマとした世界初の国際シンポジウム、「第1回 CAEBV International Symposium」を開催いたします。

本シンポジウムは、クラウドファンディングを通じて592名もの方々から温かいご支援をいただき実現したものであり、世界10カ国の研究者が一堂に会し、診断・治療の標準化に向けた大きな一歩を踏み出します。

希少疾患「CAEBV」克服への挑戦

EBウイルスは世界人口の約90%が感染する身近なウイルスですが、ごく稀に免疫系が異常反応を起こし、T細胞やNK細胞ががん化して増殖する重篤な疾患「CAEBV」を発症することがあります。 この疾患は進行するとリンパ腫や白血病へ移行する恐れがあり、現在は造血幹細胞移植が唯一の根治療法とされています。しかし、非常にまれな疾患であるため、世界的に診断や治療の標準化が遅れているのが現状です。

これまでCAEBVは、日本を中心とした東アジアに患者が多い疾患と考えられてきました。しかし近年、欧米からも報告が相次ぎ、この疾患が世界各地に存在することが明らかになりつつあります。こうした背景から、本分野の研究をこれまで主導してきた日本において、世界の研究者が集まり議論するシンポジウムを開催することとなりました。このシンポジウムは、日本のみならず各国の研究成果や疾患の現状を国際的に共有し、欧米やアジアなど10カ国の専門家同士が連携を深める初めての場となります。病態の解明だけでなく、国際的な疾患レジストリ(登録制度)の構築や、新しい治療法の開発について集中的な議論が行われます。

血液・腫瘍内科 新井主任教授のコメント

「CAEBVは非常に稀でありながら、患者さんにとっては命に関わる深刻な疾患です。今回、多くの方々からご支援をいただき、医療従事者、研究者が国境を越えて議論する場を実現できたことを大変心強く感じています。このシンポジウムを通じて、CAEBVの診断と治療の進歩につながる国際的な研究協力を進めていきたいと考えています。」


新井文子教授

開催概要

名称 第1回CAEBV国際シンポジウム
(1st CAEBV International Symposium)
日時 2026年3月20日(金)・21日(土)
会場 東京科学大学 湯島キャンパス(東京都文京区)
主催 聖マリアンナ医科大学 血液・腫瘍内科
大会役員 【会長】
 新井 文子(聖マリアンナ医科大学 血液・腫瘍内科 主任教授)
【実行委員会 委員長】
 安井 寛(聖マリアンナ医科大学 血液・腫瘍内科 特任教授)
実行委員会 聖マリアンナ医科大学、東京科学大学、岡山大学

詳細・プログラムは公式サイトをご覧ください

第1回CAEBV国際シンポジウム 公式サイト