Marianna Today
掲載日:2026年2月26日
第7回全国医療AIコンテストで準優勝
――「仮想染色」AI技術で医療の未来を拓く
2025年12月から約2ヶ月間にわたり開催された「第7回 全国医療AIコンテスト」において、本学の腎臓・高血圧内科 野田竜之介助教が所属するチーム「AcademiX Medical」が見事準優勝(第2位)に輝きました。全国から集まった80チームが技術を競う中、高精度なAIの開発が評価されました。
本コンテストは、医療分野における人工知能(AI)技術の向上と発展を目的とした技術競技会です。第7回となる今回は「仮想染色」をテーマに開催されました。
■ 細胞を傷つけない「仮想染色」技術への挑戦
通常、顕微鏡で細胞の構造を詳しく観察するためには、特殊な薬品で色をつける「染色」という工程が必要です。しかし、これには手間やコストがかかるだけでなく、薬品によって細胞そのものが変化してしまうという課題がありました。今回のコンテストでは、AIを用いて染色していない画像から染色した後の状態を予測・生成する「仮想染色」の精度が競われました。野田助教らのチーム「AcademiX Medical」は、エンジニアと医師の知見を融合させ、極めて精度の高いAIモデルを構築。染色なしでも細胞の詳細な情報を得られる可能性を示し、全80チーム中、第2位という高い評価を獲得しました。
この「仮想染色」技術が実用化されれば、検査のスピードアップやコスト削減だけでなく、生きた細胞をより自然な状態で観察し続けることが可能になります。
なお、「AcademiX Medical」は野田助教運営の、医療AIを深く学びたい方を対象とした無料のオンラインコミュニティとなります。
もし医療AIにご興味がある方がいらっしゃったらぜひご参加ご検討ください。

<チームメンバー>
野田 竜之介 聖マリアンナ医科大学 腎臓・高血圧内科 助教
高島 直也 株式会社Elith エンジニア