去る11月1日、第16回 前田賞授賞式を執り行いました。
本賞は、本学第3代理事長 故 前田徳尚先生が生前に私費を投じて創設された奨励金に基づいて運営されているもので、優れた功績を残した教職員へ贈られる賞です。
今年度も数多くの候補者の中から、選考委員会による厳正な審査を経て、下記の5名が受賞しました。
授賞式では明石理事長から前田賞創立の背景と受賞者への激励の言葉を述べられました。
鈴木選考委員長(総務担当理事)は選考の総括を報告しました。また、受賞者各々、長い期間を経て得られた成果の報告と今後の抱負を語り、今後のマリアンナの益々の発展を予感させる授与式となりました。
今年度は医学部本館6階 大講堂で開催したこともあり、多くの観覧客が受賞者を祝福しました。
■受賞者5名(50音順)
1.島村 季央(大学病院 超音波診療技術部)
タイトル:“Establishment of routine echocardiography during chemotherapy and promotion of clinical research”
(邦題: 化学療法心エコーの確立と臨床研究の推進)
2.髙山 卓(腎臓・高血圧内科学)助教
タイトル:Angiotensin II type 1a receptor deficiency alleviates muscle atrophy after denervation.
(邦題: アンジオテンシンⅡ受容体(AT1a)欠損は、徐神経後の骨格筋萎縮を軽減する。)
3.戸塚 雄介(西部病院 医療安全管理室)係長
タイトル:「院内自殺防止対策マニュアルの作成」―患者安全推進ジャーナル「病院内の自殺対策のすすめ方」を参考に―
4.森川 慶(呼吸器内科学)講師
タイトル:A Prospective Validation Study of Lung Cancer Gene Panel Testing Using Cytological Specimens.
(邦題: 細胞検体を使用した肺がん遺伝子パネル検査の有用性に関する前向き検証試験)
5.矢田 哲康(多摩病院 クリニカルエンジニア部)主任
タイトル:①災害拠点病院の集中治療室における持続的腎代替療法に対応可能な臨床工学技士の対応体制に関する実態調査
②災害拠点病院ICUで持続的腎代替療法に対応可能な臨床工学技士に関する実態調査~首都圏調査からの続報~