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掲載日:2021年9月7日

神奈川県、国立研究開発法人水産研究・教育機構との共同研究で未病改善にマグロが効くか検証します
(国内初!)セレノネインのヒトへの有効性を臨床試験により検証

学校法人聖マリアンナ医科大学、神奈川県、国立研究開発法人水産研究・教育機構、は、抗酸化物質セレノネインを多く含むマグロを継続的に食べることによる、生活習慣病対策やアンチエイジングなどの未病改善へのセレノネインの有効性を検証する共同研究を開始します。
我が国は超高齢化社会を迎えましたが、外出や社会生活を楽しめる「健康寿命」は実際の寿命より男女ともに約10年も短縮しているといわれています。
高齢化社会において、長寿で健康な日常生活の活動性を保ち、未病に対応し、健康寿命を延伸させるためには、病気の早期診断・治療に加えて、神経・運動・感覚器や臓器(循環器、呼吸器、消化器等)の機能の現状や、日々の健康度を自らが把握(セルフケア)して、日常生活活動(食生活・身体活動など)のなかでそれらを維持し、改善していく具体的方法を広めていくことが必要であると考えられます。日常生活のなかで維持し、改善していく具体的方法として”食”の重要性に注目してきました。
本研究では、研究成果を基に天然成分の中では最も高い抗酸化力を持つことが知られているマグロのアミノ酸セレノネインに注目し、健康寿命延伸および未病対策に向けたマグロの継続的摂取の有効性を3機関と共同で検証する計画を進めました。
水産研究・教育機構、神奈川県水産技術センターと共同研究を行うことによって初めて行うことができる重要な臨床研究です。本学においては、研究科長の遊道を中心とした研究者が老化抑制効果などの検証を担当します。マグロに含まれるセレノネインは生活習慣病や老化予防のほか、運動機能の回復や、疲労回復効果が期待されます。本研究が健康寿命を延伸させ活力に満ちた社会の実現に貢献する結果となることが期待されます。

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神奈川県、国立研究開発法人水産研究・教育機構との共同研究で未病改善にマグロが効くか検証します