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公益財団法人日本感染症医薬品協会 微生物学 助教 大神田敬氏が奨励賞受賞

2020年11月27日(金)、「第22回日本感染症医薬品協会奨励賞」授賞式および受賞講演会が行われました。
本賞は、抗生物質及び関連医薬品に領域において、主として臨床に関連する優れた研究を行い、又は行いつつあるものを発掘し、当該領域の研究を助成することを目的に授与するものです。
今回奨励賞を受賞された研究内容は、「カルバペネム耐性腸内細菌目細菌およびカルバペネマーゼ産生腸内細菌目細菌に対するin vitro相加相乗効果の評価~抗菌薬併用療法における治療指針の確立に向けた検討~」です。概要については、日本で分離されたカルバペネム耐性腸内細菌目細菌(CRE)およびカルバペネマーゼ産生腸内細菌目細菌(CPE:KPC、IMP-1/-6、NDM、OXA-48)に対し、既存の抗菌薬による136通りの併用療法のin vitroにおける併用効果を検討した結果、有効性が期待される抗菌薬の組合せはカルバペネマーゼの産生性や種類/遺伝子型によって異なることが初めて明らかになりました。本研究成果は、早急に対処すべき世界的な問題であるCRE感染症に対する治療指針の一助になり得ます。