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掲載日:2026年4月7日

第一回CAEBV国際シンポジウム開催報告
― 世界初、国際連携の新たな一歩を東京から発信 ―

2026年3月20日・21日の2日間にわたり、本学血液・腫瘍内科主催により、東京科学大学において「第一回CAEBV国際シンポジウム」を開催いたしました。

本シンポジウムは、慢性活動性EBウイルス病(CAEBV)をテーマとして、国内外の研究者、臨床医、関係者が一堂に会し、現状の共有、診断・治療の課題、今後の国際連携のあり方について議論する、世界初の国際的学術集会として企画されたものです。当日は、日本をはじめ、フランス、イギリス、イタリア、韓国、シンガポール、米国、チリから、31名の発表者を含む計109名が参加し、CAEBVをめぐる活発で実りある討論が行われました。

2日目に実施したRound Table Discussionでは、CAEBVが一国のみで解決できる疾患ではなく、国際的な診断支援、データ共有、レジストリ・バイオバンク構築を含む持続的な連携が不可欠であることを、参加者の間であらためて共有することができました。

また、最終セッションには患者の皆様にもご参加いただき、研究者や医療者のみならず、さまざまな立場の関係者が、今後医療と研究をいかに発展させていくかについて対話する機会を持つことができました。これは本シンポジウムの大きな成果の一つであったと考えております。


国際的な診断支援と「東京宣言」への道

現在、この2日間の議論を踏まえ、今後の国際協力の方向性を示す「東京宣言」の作成も進めています。今回得られたつながりや共通認識を、今後の具体的な行動へと結びつけていく予定です。

海外から参加された先生方からは、学術的な議論に加え、日本での滞在や交流そのものについても温かい感想が寄せられ、会の終了後には「次はパリで」との声も聞かれました。本シンポジウムは、学術集会としてだけでなく、次の国際交流へとつながる場にもなりました。

患者・家族との対話と次世代の育成
さらに、本シンポジウムでは、若手研究者・若手医療者を励ます取り組みとして「松来未祐賞」の授賞式も行いました。CAEBV研究と診療の未来を担う次世代を応援する場を設けることができたことも、本会の大きな意義の一つであったと考えております。

本シンポジウムの開催にあたっては、実行委員、事務局、会場運営スタッフをはじめ、多くの皆様に多大なるご尽力を賜りました。ここにあらためて深く感謝申し上げます。
今回のシンポジウムを通じて得られた成果とつながりを、今後の診療、研究、患者支援、そして国際連携のさらなる発展へとつなげてまいります。

第一回CAEBV国際シンポジウム会長 
聖マリアンナ医科大学 血液・腫瘍内科 主任教授 新井文子


集合写真