活動内容 of Department of Laboratory Medicine, St. Marianna University School of Medicine.

1.診療面


 臨床検査部は、血液検査や心電図などの各種臨床検査を通して、病気の診断や病態の把握、重症度や活動性の判定、さらには治療効果の判定など、診療に不可欠な情報を臨床医に提供することを主要な役割としています。

 当院の臨床検査部は、輸血部、医科学検査、血液・遺伝免疫検査、生理機能検査、サーモグラフィー、緊急検査、細菌検査、採血室、超音波検査、事務部門に分かれ、臨床検査技師、診療放射線技師、看護師、事務職員など100名近いスタッフで運営されています。病気の診断や治療に際しては、詳細な病歴聴取と身体所見の把握とともに、各種臨床検査から得られる情報が、診療を進めていくためのデータベースとして極めて重要であることは言うまでもありません。診断や治療に有用な検査結果と、関連する情報を正確かつ迅速に臨床医に提供することを主体に、各種検査の質の維持・向上に努めながら、診療協力部門の一翼としての職責を果たすべく努力を続けております。

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2.教育面

1)学生教育:BSLと各領域の講義の一部を担当しています。

 臨床検査部のBSLについては、本学では医学教育モデル・コア・カリキュラムの臨床実習、検査手技の項目に記載されている実習内容のうち、心電図記録を臨床実習前に、尿、血液、微生物学検査を臨床実習中の1日半で行っています。尿検査については試験紙法による定性試験と尿沈査の鏡検、血液検査については輸血時の交差適合試験、末梢血塗抹標本の白血球分画のカウント、および代表的な血液疾患の塗抹標本のレポート作成、微生物検査については感染症例から採取された臨床検体のGram染色を行っています。検査はいずれも指導医または臨床検査技師の指導のもとに実技を行い、フィードバックもその場で行っています。

2)卒後教育:初期臨床研修:初期臨床研修プログラムの中の「選択」の部分で、超音波検査室での研修を選択することができます。詳細は臨床研修センタのホームページを参照ください。

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3.研究面


 主な研究としては、新しい超音波診断法の開発、超音波による組織線維化に関する研究、循環器領域における各種非観血的検査の臨床的意義、などがあります。