当院は全国で70施設に設置されている肝疾患連携拠点病院の一つです。
私たちはその任を果たすために、肝疾患診療に加え、服薬指導、栄養指導、医療福祉相談、市民公開講座などを通じてより良い医療の提供を心がけております。院内各部署との連携の充実は言うに及ばず、川崎市の地域連携まで含めた統合された肝疾患診療提供を可能にする目的で、肝疾患医療センターが設置されております。肝疾患医療センターは、消化器・肝臓内科を中心とする医師に加え、看護師、ソーシャルワーカー、栄養士、薬剤師、事務担当者など院内の様々な部署からの人材により構成されています。
肝疾患医療センターでは、かかりつけ医の先生方のみならず、地域の肝疾患専門医療機関との交流を深め、ともに学ぶ機会を増やし、肝疾患診療のネットワークを充実させております。同時に、患者さんや、ご家族へのサポートを充実させる努力もしております。疾患や治療法についての知識のみならず、薬剤、栄養、運動など日常生活に関する知識、社会的支援制度の利用などについて、アクセスしやすい形での情報提供を充実させたいと考えております。