
看護師
大学病院看護師 Nさん(卒後17年)
(H27/12現在)現在の状況
- 【勤務】病棟看護師、時間短縮勤務(9:15~16:15の勤務)
- 【家族】夫、長男(小学2年生・8歳)、次男(保育園年中・5歳)の4人家族。
さらに、お腹には3人目の子供を妊娠中です。子供の祖父母はともに遠方在住
平均的な一日
05:30~06:00 | 起床・(学校給食がない日はお弁当作り) | |
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06:00~ | 洗濯物を乾燥機へ・自分の支度・子供起床・朝食準備(夫も協力的!) |
07:00~ | 朝食・子供の支度手伝い・ゴミだしや後片付けなど | |
08:00 | 子供と一緒に家を出る (長男は小学校へ登校。次男と一緒に車で保育園へ) |
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~08:30 | 次男を保育園へ預ける | |
08:30~09:00 | 出勤 | |
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09:00~17:00 | 仕事 |
17:30 | 保育園に次男の迎え | |
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18:00 | 学童保育に長男の迎え |
~19:00 | 夕食準備・夕食 | |
~20:00 | 夕食後片付け(食器洗浄機活用)・小学校の宿題をみる・翌日の保育園・小学校の準備 | |
20:00~21:00 | 入浴・乾燥機から洗濯物を出す・新たな洗濯物は翌朝洗濯が終わるようにタイマーセット | |
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21:00~22:00 | 寝かしつけ(←うまくいけば、寝かしつけ後、家事等の残りや、自分の事など、やりたいことはたくさんあるのですが、疲れて子供と一緒に寝てしまうことも) |
23:00 | 就寝 |
仕事と家庭の両立について工夫していること
(特に育児休暇明けは、復帰前の自分の働き方と比べ、満足のいく仕事も出来ず、キャリアアップも困難な上、育児も家事も全てが中途半端な気持ちになり、何度も仕事を辞めた方がいいのではと悩みました。でも、最初からうまく両立できている人はいないことがわかってからは、自分だけじゃないんだと気持ちも軽くなり、前向きに考えられるようになりました)
夫の理解と協力があるからこそ、仕事を続けられています。仕事だけではなく、学校や保育園の行事等の日程を確認し、家族間でスケジュールを共有し、勤務調整をしています。また、職場にも、現状を細かく伝え、できる事・できない事を明確にし、理解をしてもらえている事も、大きな支えです。社会的サポートも十分ではないので、子育てしながら仕事を続けるための環境整備、勤務調整等の協力をお互いに行っています。家事も時短を心がけ、家電やあらゆる物をフル活用です。(食器洗浄機、衣類乾燥機・ロボット掃除機)また、食材などは宅配サービスを利用しています。手作りにこだわらず、冷凍食品やお惣菜なども活用しています。少し子供が大きくなると、出来ることも増えるので、自分の事は自分でできるように教えています。これでママの負担軽減にもなります。また、子供にもお手伝いをしてもらいながら、楽しく一緒に家の事をすると、子供との時間も作れて一石二鳥です。
モチベーションが下がったときの対応
家族や先輩に話したりして、気持ちの整理をします。ただ落ち込んだり悩んでいても仕方がないので、早めに気持ちを切り替え、具体的な改善策を考え、取り組むようにしています。
仕事と育児の両立は大変ですが、子供の笑顔が元気をくれます。毎日子供に大好きを伝えています。
(ぎゅーっと子供を抱きしめ、「離れていても心は近く、今日も一日力をあわせて頑張ろう!」が毎朝の合言葉です)
後輩へメッセージ
子育てはハプニングの連続。自分の思うようにいったら奇跡です。誰もがママ1年生。子供と一緒に自分も成長し、親になっていきます。「うまく両立しよう」などと頑張りすぎず、少し肩の力を抜いて、「まぁ、いっか」と自分を許せるくらいの心の余裕がある方がいいのかもしれません。子育てで特に大変な乳幼児期は、振り返ればあっという間に過ぎてしまいます。自分の命をかけて生んだ、大切な子供の命です。全てがうまくいかなくても、「仕事も、子供も愛してる」と胸をはって、今しかない時間を、思いっきり楽しんでください。
(私は、Working mother応援プロジェクトを立ち上げてから、妊娠・出産しても「子育てしながら笑顔で働き続けるため」のサポート活動を継続しています。子育て中の方が、リアルな現状を声にだし、色々な働き方の提案と実践をし、業務の効率化をはかる努力をしています。これから結婚・妊娠・出産をする人のためにも、また、支えてくれるみんなのためにも、自分達自身がロールモデルとなるように頑張る姿がうまれています。ですから、何でも相談してみてください。職種を越えて、みんなが一人のために支える職場が、ここにあります。)
将来の抱負など、今後の目標など
課題はまだたくさんありますが、仕事と子育ての両立には、個人ではなく職場単位でのサポートが必要不可欠です。Working mother応援プロジェクトは、それぞれのライフステージに合わせた働き方で、ワーキングマザーだけではなく、「全ての職員が笑顔で働きつづけられる事」を目標としています。多様化する働き方をいかし、さらに、(ゆっくりでも)キャリアアップにつなげられるよう、今後も一人でも多くのロールモデルが増えていくようにサポートし、自分自身もその一人になれるように、資格取得や専門性を深めるよう頑張ります。